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プロフィール
コメント数 2287
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12
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1.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》  絵があまり好きじゃないです。アニメを見たかったのであり、芸術作品を見たかったわけではないので。  そんでストーリーは、まんま竹取物語。まあ捨て丸のようなオリジナルの味付けがされてはいますが。まんが日本昔話とあまり変わらないなぁと。それでこの長尺はきつい。  キャラクターも良かったのはおばあさんと小太りの侍女くらい。あとはかぐや姫も含め、魅力的なキャラクターは皆無。帝は論外。かぐや姫も翁も自業自得なところがおおいにあって、まるで共感できません。しらけた気持ちとイライラした気分を行ったり来たりしていました。  捨て丸だけジブリのキャラクターっぽくて良かったのですが、最後の最後で裏切られた気分です。あーゆー持っていきかたにするのであれば、結婚しててほしくない。結婚しているという設定にするのならば、家族を大事にする姿をかぐや姫に見せてほしい。そうすれば、本当の幸福とは何かを考えるきっかけになるでしょう。  富や権力、名声を手に入れれば手に入れるほど、かぐや姫の表情は曇っていきます。まるで道徳の教科書を延々と見せられている気分です。普段はあまり感じないのですが、なんか今作は説教臭さが鼻につきます。  夢オチも多いし、ピーターパンみたいな描写まであるし。  なんか期待とはまるで違う代物でしたが、なぜだか最後まで目を離せない、独特の味わいがあることは確かです。  せっかくこのタイミングで古典をアニメにするのであれば、ラストくらい大改編して、思いっきりハッピーエンドにしてくれたほうがよほど爽快でした。このラストにするのなら、わざわざアニメにする必要なくない?[ブルーレイ(邦画)] 4点(2023-06-24 18:57:08)《改行有》

2.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》  コメディ弱め。サスペンス弱め。恋愛要素やや強め。  力の入れ具合が期待していたものと違う~。  まず桜井はダメ人間すぎて共感できません。偶然入れ替わってしまうならまだしも、故意に入れ替わったら犯罪。  それに対し、コンドウ?山崎?は良いキャラクターだった・・・  広末演じる水嶋香苗も良い。水嶋香苗が働く職場の人たちも良い味出しています。  一番好きなシーンは、合コンの候補を尋ねられているシーン。  『アリです。』『アリです。』『アリです。』  『え?これもアリなんですか?』  の直後に、直属の部下のスマホをのぞき込んで『ギリ、アリです。』  『あ、これはうちの旦那です。』  ここだけは笑いました。  でも笑えたのはここぐらいかな…  コンドウの正体には気持ちよく騙されましたね。まさかただの便利屋だったとは…  いえ、裏稼業専門の便利屋ですから、それなりに凄いんでしょうけど‥  最後はどーやってとっちらかった物語を収束させるんだろうと思ったのですが、割とあっさり。長時間引っ張った割には味気ない結末でしたねー。お金はすべて価値ある物に代えられていたってねぇ‥‥  で、その価値あるものをあげたらあっさり引き下がるヤクザの面々。挙句に通報されちゃって。  結局一番ワルイのは綾子でしたって、なんだそのオチ。  香苗がコンドウのノートを見て、キューンってなるシーンはとても好きです。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2022-10-23 09:47:24)《改行有》

3.  カラスの親指 《ネタバレ》  阿部寛は好きな役者さんですが、唯一の欠点が台詞が聞き取りづらいこと。この作品ではそれが特に顕著に感じられます。あんまり台詞が聞き取りづらいときは撮りなおしたりしないんでしょうかねぇ~。それをせずにOKが出ちゃうってのは、なんだかなぁって感じです。  原作、脚本はよくできていて面白いと思います。ただ長い。この内容だったら90分とは言わないまでも、2時間以内にはまとめられそうです。特に、中盤のみんなが仲良くなっていくシーンは明らかに尺を取りすぎだと思うのですがいかがでしょう?  ストーリー上必要な尺は長さを感じさせないものです。途中ではっきり中だるみを感じてしまった以上、おそらく無駄な部分はあったんじゃないかな。  一番の見せ場であるヒグチ達から金をだまし取るシークエンス。緊張感を演出したいのはわかるのですが、ここはもっとテンポよく見せたほうが爽快だったように思います。冒頭のユースケ・サンタマリアをだますシーンの爽快さに負けちゃうのはいかがなものかと。  それにしてもタイトルのカラスの親指が武さんではなくて入川のほうを指していたとはね…これは一本取られました。  アパートのボヤ、嫌がらせ、脅迫、まさか全部仕込みだったとは…まんまと騙されちゃったなぁ…  石原さとみも能年玲奈もかわいいし、ストーリーも良い。好きな役者さんが揃っているのに、‥‥なんか惜しい。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2022-09-18 21:53:56)(良:1票) 《改行有》

4.  GANTZ:PERFECT ANSWER 《ネタバレ》  前作よりかはかなり面白かった。思い切って完全オリジナルストーリーにしちゃったのが功を奏したのかもしれない。  特に序盤の地下鉄バトルは最高。黒服星人たちは本編のヴァンパイアをモチーフにしているのでしょう。GANTZメンバーVS黒服星人バトルを見ごたえ抜群。文句なしで面白いです。一度地下鉄の外に吹き飛ばされたくろのが、電車の中に多恵ちゃんを見つけて再び地下鉄に飛び込むまでのシークエンスが邦画とは思えないくらいかっこいい。  ただ中盤以降は冗長。特にVS偽加藤のバトルがくどすぎます。  今作はかなりバトルに力を入れているようですが、そればっかりにしちゃうっていうのは逆に刺激も面白さも損なってしまうようです。どーにも映画全体のバランスが悪い気がしてなりません。  それに、せっかくのGANTZなのに同士討ちをメインに据えるってのはもったいない。  もちろんエピソードの一つとして小島多恵編をもってくることに反対はしません。だけどやはり鬼星人、恐竜、大阪と面白いエピソードが原作にいっぱいあるんだから、もう一つくらいエピソードを突っ込んでほしかった次第です。  最後の近距離からの掃討戦は良かったです。映画の一番最後に最高に血生臭い見どころをもってきたのは良かったと思います。このシーンだけ壮絶の一言です。ちょっと眠気がきていたんですが、一気に目が醒めました。  くろのくんが次のGANTZになってみんなを生き返らせちゃうっていうのもまあ良かったんじゃないでしょうか。  そして何気に感じる反戦のメッセージも良かったと思います。  ただみんなから『何でそんなに強いの?』と言われていたくろのくんが、それ以降あんま良い見せ場がなかったのはちょっと残念。偽加藤にやられすぎです。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-16 03:48:42)《改行有》

5.  岳-ガク- 《ネタバレ》  原作未読なのが幸いしたのかもしれません。悪くなかったです。  『退屈で地味そう。』これが見る前の印象。山にも興味なし。でも長澤まさみが出ていたのでなんとなく・・・。  序盤から展開がスピーディでスリリング。更には三歩というヒーローの存在がエンターテイメント性を強くしています。  エピソードも盛りだくさん。ただし山岳救助のお話なので、どうしても辛いエピソードが多くなりがち。  特に前半は結構きつい。立て続けに二人も亡くなってしまう。  父と死に別れてしまう息子。息子と死に別れてしまう両親。泣き崩れる親族はたとえフィクションでも見ているのがとても辛かったです。  その一方、三歩と久美のやりとりはコメディタッチで面白い。辛いエピソードの合間に入れる二人の漫才のような掛け合い。緩急のつけ方が上手。ただ中盤から後半にかけてはシリアスな展開が多く、二人のやりとりも真面目な話ばかりになっていきます。ずっと雰囲気が重くて疲れちゃいます。そしてそのせいか、二人のシーンが前半は楽しかったのに、後半になるとややだれるんですよねー。  最後にこの映画を見た感想ですが、  『山なんて登るもんじゃねーな。』この一言に尽きます。  『また山においでよ。』はクレイジーの一言に尽きます。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-04-12 09:15:15)《改行有》

6.  GANTZ 《ネタバレ》  それぢわちいてんをはぢめる。  ねぎせいじんへん。3てん。  たなかせいじんへん。2てん。  おこりんぼうせいじんへん。1てん。  TOTAⅬ6てん。  すとーりー。かけあしすぎ。  えぴそーど。つめこみすぎ。  かとうときしもと。それどころぢゃなちすぎ。  せんじゅかんのんもまってあげすぎ。  こぢまたえ。かわいすぎ。  がいや。なにもしなちすぎ。  てきのかずすくなすぎ。  しゅぢんこうのきゃすてぃんぐ。ぢゃにーずにたよりすぎ。  みんしねのひゃうか。からすぎ  『ちっ。たった5点かよ。』by西くん。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2022-04-07 04:46:27)(笑:1票) 《改行有》

7.  神様のカルテ2 《ネタバレ》  前作より辛く重い話になりましたねぇ。まさか貫田先生が倒れてしまうとは。進藤先生のエピソードもなんかとてもありそうな話で他人事とは思えませんでした。  私も若いころはひどい仕事人間で、結果体を壊してしまい持病を3つも患うことに。1つはおかげさまで完治しましたが、あと2つには今も苦しんでいます。まあ今のご時世と違いブラックなんて当たり前でしたから。  この映画の宮崎あおいや市毛良枝を見ていると、自分も随分妻に支えられてきたなーとしみじみ。感謝せないかんですね。  前作より見ごたえはあるのですが、なぜか満足感は今ひとつ。感情論ばかりをゴリ押しされて、根本的な解決が何一つされていないような気がするのですが。特に医師や看護師の労働環境問題に切り込んでおきながら、劇中でこれといったアンサーが提示されないままおわっちゃうってどーなんでしょう。大事なところを雰囲気でごまかされちゃった気がします。  ってゆーか、進藤先生がこのまま地元で働き続けるのっておかしくないですか?  東京に戻って家族3人で再スタートすれば、今回のテーマへのひとつのアンサーになったと思うのですがいかがでしょう。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-03-22 15:05:12)《改行有》

8.  神様のカルテ 《ネタバレ》  原作未読。映画しか見ていない人には若干不親切かも。  栗原夫婦が住んでいる場所。同居している人々。明らかに説明不足。にもかかわらず、学士さんの門出をドラマチックに演出し結構な尺を取る。いやいや。例えば連続ドラマなんかで登場人物たちに愛着が湧いていれば感動もするんでしょうけど。そもそも学士さんがどーゆー人かもよく知らない人たちにそれを見せてどーすんの。一緒に感動しろってか?無理無理。  オープニングは最高に良かった。次々に運ばれてくる救急患者に緊迫した雰囲気。医療ドラマの魅せ方を心得ていると思いました。  その時には、『この映画なんでこんなに評価が低いんだろう?』と思ったものでした。  で、見ているうちにその理由が少しずつわかってきた気がします。製作者。原作を知っているお得意様。なんか内輪だけで楽しんでいる感じです。  加賀まりこの『それは私にとって神様のカルテでした。』は凄く感動します。オープニングしかり。要所要所では良いシーンもたくさんある映画。 医療ドラマだけに絞って、1時間30分くらいにまとめれば、もっと多くの人に受け入れられるドラマになったかもしれませんね。  櫻井君演じる栗原はかなり好きなキャラクターです。クールで冷めているように見せかけて、実は誰よりも人情家。そして仕事ができる。彼の実力に気づいている人たちもたくさんいる。そんなシチュエーション好きです。栗原一止をもう少し見ていたいので、次作も見ようと思います。[DVD(邦画)] 6点(2022-03-03 13:47:34)(良:1票) 《改行有》

9.  感染列島 《ネタバレ》  こちらでの評価が芳しくなかったので期待していなかったのですが、予想以上によくできていました。  ドラマとして誇張されている部分はあるにせよ、このご時勢に見ると絵空事とは思えません。  大都市が廃墟みたいに荒廃しちゃっているのはやりすぎだと思いますが、病院内の様子っていうのはこれに近い状態があるのではないでしょうか。  感染源疑いのある人への差別。非難。学校でのいじめ。院内感染。買占め。軽症者は自宅療養。命の選別。ブレイム病棟の専属スタッフは家にも帰れない。ワクチンも治療薬もないので、対症療法しかできない。  この映画ではすべてフィクションとして描かれていたことが、コロナ禍においてそのほとんどが現実のものとなってしまいました。もしこの映画の公開当時に見ていたら、『そんな馬鹿な』と一笑に付していたかもしれないです。  映画としても非常によく出来ています。  まず冒頭のフィリピンでの新型鳥インフルエンザがミスリードとして効いています。これによって、中盤明かされる真実に少なからず衝撃を受けることになります。  劇中感染症で亡くなる人物に規則性が無いことも重要。夫、父、母、恋人、医療従事者と多岐にわたります。そしてそれぞれの家族の悲しみがそのたびに映し出されます。こういったひとつひとつの家族のドラマを描いている点は高く評価できます。  パニックものとして誇張しすぎている部分はありますが、買占めに殺到する人々の様子はやけにリアルで恐ろしい。  感染源の調査や主演二人のラブストーリーに時間を割きすぎたせいで冗長になってしまった感は少なからずあります。  余計なものを排して純粋なパニックものとして2時間以内にまとめていたら、歴史に残る傑作になっていたかもしれないです。  [DVD(邦画)] 8点(2021-04-26 01:12:53)《改行有》

10.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》  とてもこじんまりとまとまってしまった感はありますが、ハウルやポニョのようなぶっとんだ展開よりかは好きです。  とても狭い世界のストーリー。なのでそこで描かれる人間関係なんかがストーリーの主軸になっていくのでしょう。  ですがこの作品で描かれる人間関係って結構希薄。病弱の男の子。小人のアリエッティ。アリエッティの家族。小人を捕まえようとするハルさん。おまけで猫。基本はこの人たちだけのストーリーなんですけど、登場人物が少ないわりに、心の交流みたいなもんが後半僅かにしか描かれません。  そもそもアリエッティたちが引越しを余儀なくされたのは、翔のエゴが原因。なのにわずかな交流で、まるで旧知の間柄のようにアリエッティと翔が別れの挨拶を交わすラストシーンには若干の違和感を感じます。  また、翔がなぜアリエッティ達が住んでいる場所をいとも容易く見つけられたのか、説明不足な部分も多い。  とは言え、アニメ映画として非常に完成度が高いのも確か。  小人目線の世界の再構築はとてもわくわくして面白い。  また、ハルさんがからみはじめてからはちょっとサスペンスフルな展開が面白い。ハルさんがアリエッティの母を見つけちゃうシーンはもはやホラー。『みぃ~つけた~』は怖すぎるでしょう。  翔の部屋に鍵をかけちゃうハルさん。クビにされたっておかしくないでしょうにそこはスルー。  ハルさんがこの作品を盛り上げてくれたのは間違いないですが、なぜハルさんが小人の捕獲にそこまで情熱を燃やすのかは謎のまま。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2021-03-24 13:43:02)(良:3票) 《改行有》

11.  かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発 《ネタバレ》  これは粗筋を全くチェックせずに鑑賞。ジャケットの印象から、一番ほのぼの系かと思っていたら、一番シビアなスタートにびっくり。そして有村架純の主演作をはじめて拝見したわけですが、とても演技が上手なのにびっくり。そして駿也役の子の演技も良くて、日本の子役もうまくなったもんだとしみじみ。  ただ、ストーリーは面白いのですが、なんとなく晶と駿也のキャラクターにはあまり惹かれるものがなかったですね。特に駿也かな。前半はしっかりもの。後半は急に情緒不安定。なんか一貫性のない人物設定です。研修に行こうとする晶に、『戻ってくるよね。』と急に心配になる駿也。そこには晶を心の底から頼りにしている、一人のか弱い子供の姿が。そんな駿也が『晶ちゃんがいなくなれば良かったのに』って。いくら気持ちが高ぶっていても、そんなこと言うかな?  前2作に比べると、感動させよう、泣かせようというあざとさが垣間見えてしまう。それを感じながらも、駿也の作文朗読では泣かせられます。とは言え、その作文で結局晶のことには一切触れないというのはいかがなものか。そして晶と仲直りした駿也が、『晶ちゃんは晶ちゃんのままでいいよ。』って上から目線で言っちゃうのもなんか違う気がします。  駿也の晶に対する対応だけは気になる点が多々ありますが、それ以外は及第点。  家族の再生ムービーだけなら白けてしまいますが、しっかりお仕事ドラマとして完成されているため、作品全体が引き締まったものになっています。その辺りは高評価。  このシリーズは最後が必ずハッピーエンドになので、私とは相性が良い作品でした。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2021-01-28 14:47:11)(良:1票) 《改行有》

12.  川の底からこんにちは 《ネタバレ》  ダメ人間が開き直って頑張る。その発想自体は好きだし、面白いと思う。  実際、最初の90分を我慢すれば、最後の20分はちょっとだけ楽しいかもしれないです。  でもね、この映画自体は結構マニアックなのではないかと思うのです。見る人を選ぶのではないでしょうか。  決してオーソドックスなサクセスストーリーではありません。いや、そもそもサクセスストーリーではないのか。  佐和子が開き直ってからが見ものだと思うのですが、その開き直り方がいかんせん弱い。  『もっと主張しろよ』といらいらさせる主人公。ダメ人間の健一。主人公以外も無気力と変人の集まり。  そんな負のオーラにつつまれた人々を散々見せられてフラストレーションがたまりまくったところで、待ってましたといわんばかりの佐和子の開き直り演説。いやいや。あの中身すっかすかの演説はなに。あんなんじゃ全然スッキリしないんですよ。  歌を作るのだって、てっきりスーパーとかで流すやつかと思ったのです。で、それがヒットして、蜆が飛ぶように売れて・・・。みたいな。でも実際は職場で社員が歌う歌。あとは蜆の値段とパックがちょっと変わっただけ。で、売り上げがなぜか倍増。意味がわからないんです。あれだけ『人生はままならない。でも頑張るしかない』って主張しておきながら、この安直なストーリー展開。『ちょっと気持ちが変われば誰でも成功するよー。』みたいに唐突なシフトチェンジ。  そんなんじゃカタルシスを得られないんですよ。頑張るんだったらもっと頑張って、アイデア出して、社員も家族もみんな一丸となってもらわなきゃ。さんざん我慢して見てきたのに、それに対する見返りが少ないのよ。  もっと素直でストレートな娯楽作品に仕上げても、この作品が伝えたいメッセージってのは伝わるのではないでしょうか。  私は終始この映画に出てくる人たちが気持ち悪くて仕方がなかった。特に健一。まじでくそすぎてイライラします。[DVD(邦画)] 4点(2020-06-26 12:10:34)《改行有》

13.  カフーを待ちわびて 《ネタバレ》  愛すべきご都合主義の傑作。ストーリーの進行具合がどうも切ない結末に続いているような気がしていたのですが、こんな心温まるハッピーエンドを用意してくれたことに心より感謝。見て良かったです。  幸を演じるマイコさん。透明感があって素敵な人。でも終盤大事な場面でのセリフ回しがなんか不自然。  もう一人の主演玉山鉄二は文句なしのはまり役。明青という人物のかざらないかっこよさを最大限に引き出していたように思えます。  ストーリーはありきたりなラブストーリー。だからこそはまる人は絶対はまる。  まずシチュエーションが良い。あんなにきれいな人が、絵馬を見て、『お嫁さんにしてくださいますか。』って夢がありすぎるでしょう。まいったよこんちくしょー。  沖縄という舞台になじみが無さ過ぎて多少の不安がありましたが、全く問題なく万人に愛される作品となっておりました。  少しだけミステリー要素を取り入れたのもうまかったですね。すぐにオチは読めちゃいますが、『独身男には女だよ。』って一言からはじまる一連の疑惑。これによって見ているこっちはまさかまさかとちょっとハラハラしちゃいます。でも映画の雰囲気を壊すほどではない。この絶妙な匙加減。  結局リゾート計画はどうなったのだろうとか、ほったらかしにされたエピソードが気になるところではあります。  ラストのシークエンスは賛否あるみたいですが、個人的にはあって良かったと思います。  まったりした雰囲気ながらもその世界観に浸ることができて、とても良い時間を過ごせました。良作。  [DVD(邦画)] 8点(2020-06-11 01:02:56)《改行有》

14.  片腕マシンガール 《ネタバレ》  思っていたよりグロ描写がたくさん。どんなグロ描写も結構好きだと思っていたんですが、この作品に関してはいまいち受け入れられない部分が。おそらく悪ふざけが過ぎるからだと思います。悪ふざけの延長線上のグロ描写。まるでアホな小学生男子や中学生男子が考えそうな品の無さ。バカ系B級映画ってのはわかっていたので、そんなに厳しい目で見るつもりはなかったのですが、温かい目で見てもなんかひどい。何とゆーか、『バカ系のノリで楽しませてもらっている』というよりかは、こちらがバカにされている不快感を感じるのです。  演技がへたくそなのは、目をつぶります。セリフ棒読みもまあ良いでしょう。弟達がいじめにあっている序盤のストーリーなんかは、わりとしっかり作られています。  あとは、弟達が殺されてからの復讐のエピソードが、衝撃的ではあるんだけどカタルシスを感じるまでにはいかないのが惜しい。バカ系映画でも復讐ものにするのであれば、当然溜飲を下げるようなストーリー展開にしてほしいのに、そこが微妙。終盤からラストにかけては、もっと主人公達の圧勝でも良かったんじゃないかな。そのほうが主人公達の怒りが伝わるような気がするんですよね。  一番ひどいのはクライマックス。いじめっ子のボスとその母親には、誰よりも苦痛を与え、誰よりも恐怖におののく姿を見せるべきなんじゃないかな。ふたりまとめて首ちょんぱで終わりって、あっけなさすぎませんか。  最後に一言。  アクションあり。スプラッタあり。  あれ?お色気は?パンチラ、ブラチラで終わり?本気?こーゆーVシネ臭漂う作品にこそ必要なエッセンスだと思いますけど。  バカになるにもセンスは必要と感じる一品でした。[DVD(邦画)] 3点(2018-04-23 15:22:57)(良:1票) 《改行有》

15.  ガメラ2  レギオン襲来 《ネタバレ》  『ギャオス戦』から1年くらいしか経っていないのに、映像技術に凄い差を感じるのは気のせい?  今作における『ガメラ初登場の飛行シーン』、『小型レギオン初登場のホラー演出』、今までの怪獣映画の中で、この2つのシーンのクオリティは群を抜いていると思うのです。  そして『レギオン』、素晴らしい敵ですね。『怪獣』と『エイリアン』を見事に融合させた造形とその高いスペック。ガメラのライバルとして申し分なかったと思います。思うに、理想的な敵とは、主人公(ガメラ&人類)より『ちょっとだけ強い』ってのが大事ですね。そして多様性。この2点をクリアしている『レギオン』は歴代怪獣の中でも最高傑作と言っていいんじゃないでしょうか。  まずは『小型レギオン』の造形と攻撃力。『怪獣はでかいもの』『人間では太刀打ちできないもの』という常識を根底から覆しているその発想の柔軟性が素晴らしい。その小ささから、ガメラでは手に負えないが、逆に人間には倒せちゃうっていうのは、今までの怪獣映画にはなかったプロットです。『ガメラ』と『人間』による、本当の意味での『共同戦線』。こーゆーのがぜひ見たかったんです。  更には大爆発とともに種子をとばす、時限付き核爆弾のような『草体』。多彩な攻撃、鉄壁の防御、圧倒的な強さでバトルを盛り上げる『大型レギオン』。そんなレギオンたちに何度もやられながら何度も立ち上がるガメラの痛々しいこと。  今作のガメラは、『小型レギオン』にやられ、『草体』の爆発にまきこまれ、『大型レギオン』に一度はコテンパンにやられてしまうという、痛々しさが半端ないんです。多分シリーズ中最も血を流している作品です。そこには『プロレス』にも通じる、相手の攻撃を真っ向から受け止めるというかっこよさを感じるのです。  いよいよクライマックス。いったいここからどうやってガメラは勝利を掴むのか・・。どきどき・・・。  ・・・っておい、マジンガーZかよ、っていう必殺技。そしてラスト飛び立つとき、なぜか回転ではなくてロボットのようなジェット噴射。最後の最後で、なんかがっかり。いや、これね、ゴジラシリーズだったら全然良いんです。ガメラだから、なんかこんなんガメラじゃないっていう、そーゆーがっかりなんですよね。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-05-23 11:04:24)《改行有》

16.  ガメラ 大怪獣空中決戦 《ネタバレ》  期待してみただけに、評価が辛めになっちゃいます。  オープニングから中盤くらいまでは、雰囲気があって非常に良いです。  『ギャオス』にしろ『ガメラ』にしろ、「いったいこれは何だ?」と姿を現すまでの緊張感は素晴らしい。  ギャオスの糞の中から出てくる関係者の持ち物。この画が、生物としての生々しさを感じさせて期待が膨らみます。  これは『ゴ○ラ』とは一味違うぞという気にさせてくれます。  そして後半。ガメラとギャオスのガチンコ対決。一番の見せ場、が、なんか一番かったるいのは気のせいでしょうか。  やはりここは普通の怪獣映画なんですね。また、どうしても怪獣が出てきてからは模型を使ったシーンも多くなるため、テンションが下がってしまいます。飛行シーンの合成具合なんかは作り物感が半端ないです。  中盤以降の、出来ない描写を無理矢理力技で作っちゃうような画よりも、、前半のようにできる範囲で限りなくリアルに近づけている画のほうが好き。  また、伊原剛志の少々わざとらしい演技や、藤谷文子の棒読みも、鑑賞のジャマになっちゃうレベルです。  ただ、ストーリーは良かったです。  地元福岡の映像がたくさん出てくるのも嬉しい。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2017-05-15 02:23:23)(良:1票) 《改行有》

17.  回路 《ネタバレ》  所謂『ゾンビ』を『幽霊』に置き換えただけで、テイストは同じ作品かもしれません。  終末感を感じさせてくれる作品は本来苦手なんですが、ゾンビものだけは好きなんです。なのでこの作品も好き。  細かいところで不明な部分、不親切な部分が多々ありますが、そこを想像力や自分の推理で補っていくのも何気に楽しいです。  何より、この作品のホラー演出は極めて正々堂々としていて、気持ちいいくらいに怖い。本当に怖いです。  立ち寄ったコンビニで、レジに行っても誰も出てこない。レジの奥に目をやると、店員のシルエットらしきものがこちらを見ている。おそらくはこの人ももう・・・こういった演出は、外国産の映画ではまずお目にかかれない。邦画ホラーだけが醸し出せる良さってのを存分に堪能できます。  それに、『死後の世界がいっぱいだから、人間にはずっと生きていてもらおう』という発想は面白いですね。  そのためには、魂が肉体という器から離れてしまう前に、一人一人に特別な空間を作ってそこに閉じ込めてしまえということでしょうか。  ただしそのためには『生きている人に接触しなければならない』という条件が幽霊サイドにもあるみたいです。  『幽霊に会ってしまう』=『ゾンビにかまれる』といったものでしょう。会った時点でアウト。鬼ごっこですね。  幽霊に会ってしまった人たちは、本能的にどこかの空間に閉じ込められてしまうことがわかっちゃうので、人によっては自殺してそれを逃れようとする。ですが結局は自殺してもやはり空間に閉じ込められてしまう。空間に閉じ込められてしまった人たちは、その証であるかのように、黒い染みが現世に残る。なので、生きたまま黒い染みになる人もいれば、自殺した後に黒い染みになる人もいると思ったんですが違いますかね?  何にせよ、『つまりこーゆーことかな?』と勝手に自己解釈しながら見ていけば、結構楽しめる作品だと思います。[DVD(邦画)] 7点(2015-10-02 13:35:19)(良:2票) 《改行有》

18.  がんばっていきまっしょい(1998) 《ネタバレ》  抑え気味な演出、演技、ストーリーに親近感や臨場感を感じることができるので、個人的には好きなタイプの映画です。  ただ本作の場合、「高校生はこういうもんだ」というイメージで捉えすぎているために、自然な高校生を意識しすぎて逆に不自然さを感じてしまうきらいがあります。本来の中高生は、熱くなるときは熱くなるもんです。特に練習シーンでの熱量は不足気味。練習での熱量が確保されているからこそ、本番での悔しさや喜びに共感を覚えるんですよね。 それでもダッコが泣きながらオールを漕いでいる姿や、おとなしいヒメが「ビリじゃないよ」と絶叫する姿や、やる気のないイモッチが何気に血まみれになってもオールを漕ぐ姿に感動しちゃいます。要は、そのすばらしい感動の演出のための説得力が全編にわたってちょっと足りなかったかなと思えるんです。  ただ、コーチが少しずつ選手たちに寄り添いはじめる姿は自然で良かったです。特に悦子がバッティングセンターでもらした本音がコーチの共感を呼ぶシーンなんかは、ありきたりだけど好きです。できることなら、そういったエピソードが他の部員たちにもあれば、説得力も共感の度合いも、そして各シーンでの感動や味わいも、また違ったものになったかもしれません。良い作品には違いないんですけどね。[DVD(邦画)] 6点(2014-01-27 15:09:20)(良:1票) 《改行有》

19.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》  記憶が正しければ、アニメで泣いてしまった唯一の作品です。  そして、おそらく最も数多くみているアニメです。  当時テレビで放映されたものをビデオに録画し、ビデオが擦り切れるまで見た記憶があります。この映画をかわきりに、「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」、「魔女の宅急便」と見続けて、すっかり宮崎駿のアニメのとりこになり、「もののけ姫」あたりで彼の映画を見るのをやめました。  (「千と千尋の神隠し」だけは、嫌がるのを無理矢理連れて行かれて見ましたが。面白かったけど。)  この映画が宮崎アニメの中で一番好きです。  世界観が最も好きだし、ナウシカ、ミト、クシャナ、アスベル、戦車をうばうじいさんズと、好きなキャラクターがたくさん出てくるからです。  そして、やはり一番感動したのもこの作品ですね。とくに後半はもうやばい。ストーリー構成と伏線が完璧すぎる上に、ナウシカの自己犠牲がミックスされて、後半の盛り上がりが半端じゃないです  今でも、「宮崎駿」、「ジブリ」、というワードを聞くと、真っ先に思い出すのはこれと、兄の、大ババ様のものまね。あのモノマネも脳が擦り切れるほど聞かされました・・・。   [地上波(邦画)] 10点(2012-05-17 04:03:22)(笑:2票) (良:2票) 《改行有》

20.  学校 《ネタバレ》  このシリーズは3作全て鑑賞しましたが、1作目が一番好きです。  「学校」というタイトルに最もふさわしいのはやはり1作目だと思います。  この映画を今見ると、現代の教育現場はかなり深刻な問題を抱えていると痛感します。  福利厚生が行き届きすぎて、学生たちや保護者への待遇が手厚くなりすぎた結果、なぜかその恩恵を自ら手放す人々が増えているという皮肉が現代社会に起きています。  何も努力しなくても簡単に手に入るものを、人は大事にできないのかもしれません。  この映画では、先生も生徒も、それぞれが努力し、協力し合って「教育」という現場を作り上げています。だからこそ、見る人の心に訴えかけるものがあるのでしょう。  「教育」とは当たり前に存在するものではなく、必要とされてはじめて存在できるものなのかもしれません。  (※映画としては9点~10点なんですが、どうしてもこの映画の萩原聖人さんの演技だけ苦手なので、8点です。)[DVD(邦画)] 8点(2012-05-07 23:25:10)《改行有》

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