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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. CURE キュア 《ネタバレ》 この類の映画は、まさにどのくらい怖かったか、が評価点数に直結するのでしょう。 怖さに対する耐性にはかなり個人差(もしくは経験差)があるようで、その差が本作品に対する評価のバラつきなんだろうと思いました。私には十分すぎるくらい怖かったです。 ただ、視野の隅っこに得体のしれないものが映っている、とか、押入れの扉をあけたら突然現れる、とか、それらに追いかけられる、とかの怖さではなく、精神的内面的に訴える怖さです。かなり高度な怖がらせテクなのではないでしょうか。 ですので、怖いけど見たい場合によくやるように、手のひらで顔を覆って指の隙間から薄目を開けて恐る恐るスクリーンを眺める、という鑑賞をする必要はありませんでの、その手の怖さが苦手の人でも大丈夫だと思います。保証はしませんが。 ほんの少しスプラッタ的場面がありますが、その場面でも、スプラッタ要素は強調せず淡々と映しています。まあ、その淡々さゆえに、その場面が我々の日常生活の延長線上にありそうなので怖いんですが。 あと、萩原聖人はあまり演技の上手な俳優さんではないな、という印象を持っておりましたが、そうか、こんな使い方があったか、と感心しました。私には、萩原聖人が良い演技をした、というよりも、萩原聖人のキャラをうまく活かした配役の妙、だと感じました。[DVD(邦画)] 8点(2017-09-30 10:57:53)《改行有》 2. 紀ノ川 司葉子が演じるそれぞれの年代の花に違和感を感じさせないのがすばらしい。武満徹の音楽はあまりに前衛的でこの映画には合わないと思いました。[DVD(邦画)] 6点(2017-03-01 21:07:42) 3. 君よ憤怒の河を渉れ 健さんのカッコよさは想定内でしたが、原田芳雄のシブイことといったら。個人的には主役を食っていたと感じましたね。ストーリや演出が破天荒でまるでマンガでありましたが、原田芳雄が画面に登場するたけで引き締まりました。個人的ついでに、このころの中野良子は好みであります。すみません。[地上波(邦画)] 6点(2015-11-12 00:08:13) 4. 銀河鉄道の夜(1985) 壁が崩壊する前の東欧のような、ミステリアスでダークな味付けと、まるで死後の世界のような重苦しく不条理な時間の流れ。宮沢賢治というよりは別役実の世界だ。細野晴臣の音楽も素晴らしい。個人的なアニメ最高作品。[DVD(邦画)] 10点(2014-03-24 07:33:33) 5. キツツキと雨 なんで役所広司なんか使うんだろう。最近いろいろ出すぎで辟易する。うまい役者なのだろうが、こう安売されると・・・。[DVD(邦画)] 5点(2013-10-13 22:37:51) 6. 京都太秦物語 《ネタバレ》 学園祭での上映だったら高い評価をするところだが、商業作品としてはどうか。まだまだ実験段階というところか。USAとかいう彼氏役のダンスシーンが大きな見どころなのだろうが、まったく響いてこない。このシーンで盛り上げるのであれば、花とアリスの蒼井優くらいの踊りがほしかった。あと、インテリのあの行動は唐突すぎてありえないだろう。それ以外は結構リアルな現実感を出していたので、残念。脚本に難ありと言わざるを得ない。さりげなく田中泯が出演していたので驚いた。学生が頑張って創ったという点を少し甘めにつけて6点。[DVD(邦画)] 6点(2013-10-06 23:06:43)(良:1票) 7. キサラギ 《ネタバレ》 脚本がすばらしい。ただ、宍戸錠はどう考えても不要であり、監督の意向とは思えない。スポンサーとかからの圧力か?[DVD(邦画)] 8点(2013-09-22 01:00:25) 8. 北のカナリアたち すべての日本国民(特に男性)を敵に回す覚悟であえて書くが、吉永小百合って大根?吉永小百合が、吉永小百合にしか見えない。夢千代日記は抑えた演技が強く印象に残っているのだが。となると、監督や脚本の問題か?吉永小百合以外の役者、柴田恭兵や仲村トオルにしても見どころなし(まあ、中村トオルはもともとが大根だが)。唯一の見どころは北海道の自然描写、というところか。ひまつぶしにもならなかった。4点。[DVD(邦画)] 4点(2013-09-20 13:56:41)(良:1票) 9. 菊次郎の夏 誰がなんと言おうが、俺は好きだ。洗練されたギャグとは言いがたいが、面白い。単純なストーリだが、ホロリとくる。個人評価では北野監督作品の中で2番目によい。[DVD(邦画)] 8点(2006-05-04 13:49:26)
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