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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 「パッション」より、よっぽど感情移入できる“神(菩薩)”の話だったね。監督が中谷をしごきにしごいたらしいけど、それによって中谷の演技も神の領域に達しています。父親との喧嘩@食卓での松子のキレっぷり、あれはもう演技じゃないでしょ。幸か不幸かというのは、ものすごく相対的なものであって、ハタから見たら不幸に見えても、本人にとっちゃぁそうでもなかったりする。理不尽な殺され方をしたにも関わらず、幸せな顔をして天国の階段を登りきった松子が、自ら十字架を背負いゴルゴダの丘を登りきったキリストとカブった。邦画の中では傑作の部類に入るのに、キャッチーさを狙ったのか説明過剰な点が鼻についた。正直、ストーリーテラーとなる瑛太はいらなかったかも・・・。[映画館(字幕)] 8点(2006-06-04 01:43:52) 2. CASSHERN ひどいひどいと聞いていて、実際見てみるとそうでもない、という作品ではなかった。残念。異業種の監督を否定する気はサラサラないが、せめて勉強くらいはしてほしかった。この撮り方、映画じゃないっすよ。盛り上げるシーンのつくり方も下手糞。後半になればなるほど眠くなるのはアカンでしょ。それなりに、対決シーンはカッコよかっただけに、いけません。ショートフィルムからやりなおしてください。2点(2005-01-05 21:10:47) 3. CUTIE HONEY キューティーハニー 早見青児はもっとカッコいいよ! 村上淳がどうこうではなくて、あのヅラがいけなかったんだな。。。映画館で観たら微妙だけど、DVD鑑賞でそれなりに楽しめましたよ。サトエリ、市川妹の魅力に助けられている映画。でももうちょっと、庵野らしい色を見せてほしかったなぁ。6点(2004-11-06 21:07:36) 4. 機動警察パトレイバー2 the Movie アニメだからと倦厭している人がいたら、その人は損をしていると思う。ここで描かれるものは、ロボットモノの戦闘ではなく(もちろん戦闘もあるけど)、重厚な人間ドラマ、大人の恋愛だからである。そういった部分での“静”と、戦闘機やヘリコプターを使っての都市を破壊する“動”の部分の緩急が巧みで、演者の落ち着き払った物言いも心に響く。基本的に声優以外の役者がアニメの声をやるのは反対だが、竹中直人と根津甚八はカッチリはまっていた。今見ても見劣りしない画のクオリティもさすがのデキ。日本が誇る最高の“映画”である。10点(2003-11-27 18:28:23) 5. キル・ビル Vol.1(日本版) ちょっと後半のチャンバラが長かったかな。 それ以外は大満足。 そもそも、タランティーノが悪ノリしてつくった映画。 とても万人受けするものではない。六本木ヒルズの初日1回目を観たのだが、上映後の見るからにタラの客層とは違うハイソな方々は皆眉間にシワが寄っていたのがなんとも苦笑。 ユマ&リューのへっぺり腰&拙い日本語に文句をつけるのは筋違い。予告やCMでさんざんそのシーンは流していて、それを知った上で楽しむ映画である。 デカい映画館で、多数の劇場で上映するような作品ではない。作品のデキというより、プロモートする側に問題あり。9点(2003-11-25 20:42:33)《改行有》
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