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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ 《ネタバレ》 遊郭編の最後の2話は本当に感動的で大画面で観ると涙を誘う。 さて、刀鍛冶の里編の第一話、鬼舞辻無惨の「無限城」の描写は流石に見事なCGで、そこに登場する上弦の鬼たちは(原作未読な身の私には)ワクワクする展開でした。それに、今となっては我々の好感度上々の煉獄さんを倒した猗窩座(一発変換、驚くね)の、上弦内での立場など、興味深かった。 一方、その場面以降の画面は、蝶屋敷内の単純な絵柄が多く、まあそうバランス取るよね、的な感じも否めない。 その辺の平均的な感じで、6点かな?[映画館(邦画)] 6点(2023-02-16 19:54:12)《改行有》

2.  今日も嫌がらせ弁当 《ネタバレ》  弁当を毎日作るのは大変だ。朝4頃起きて弁当を作り、尚且朝食をも作っている。私の場合は自分のものだけだから、手も抜ける。だが、あれだけ凝った弁当を毎日では尚大変だろうな。体も壊すわけだ。  キャラ弁って、初めて見たときには凄いと思ったけれど、食べ物的には本質でない感じがしていて、食べ物で遊ぶ感もありちょっと感心しない気がしていた。  だけど、自分のものしか作らない私には思いもつかなかったが、作る人から食べる人へのメッセージなのだね。最初は嫌がらせと見えていたが、次第にそれが子への思いに見えてくる(私が鈍感だっただけかもしれんが)のは、感動的だった。  最後の巨大お弁当には、泣かされました。(他の人は弁当持ってこなかったん?)  途中、2回現れる「終わりそで終わらないギャグ」は必要なんでしょうか?というか面白いか?[DVD(邦画)] 7点(2020-08-09 06:52:51)《改行有》

3.  CUTIE HONEY キューティーハニー 《ネタバレ》 若いサトエリはまあ可愛いのはわかったが、なにかコメディ要素の部分が面白くない。それよりも市川実日子が可愛くて参った。参る必要はないが。 昔のTV版を見ておらす、今作の内容はどうなのかよくわからんが、女の子(アンドロイドだそうでちょっと残念)が、悪い組織と実戦的に戦うという、昨今のセーラー何とかやプリキュアなどの嚆矢なのかもしれないと思うと、歴史的な作品なのだろうな。多くの女の子マンガが男性漫画家により書かれていた時代に近い作品だからか、なにかセンスが男性的な気がして期待とちょっと違う。最後の実日子のために敵の養分になるっていう決意と覚悟の部分はもっと、女の子の優しさというようなものを感じさせてくれる描写・演出が欲しかった気がする。そういう部分が無いと女の子戦士の意義が感じられないと思う。 あ、あと「ハニーフラッシュ」はアイドル・サトエリには、させられなかったのでしょうか。[DVD(邦画)] 4点(2019-11-12 14:58:44)《改行有》

4.  喜劇 女は度胸 《ネタバレ》  男は度胸、女は愛嬌、などと今どき言ったとしたら、男尊女卑的な批判はまぬかれないだろうが、そんな言葉も死語となって久しい。 だから、女は度胸と言ってみても、その意外感やウイット感ももはや伝わらない。  話は兄弟の弟が惚れた女に、微妙に兄が絡んで誤解が重なり家族もろともゴタゴタする話。最後のお母さんの切り札的告白がスゴい。[DVD(邦画)] 6点(2018-10-08 14:10:29)《改行有》

5.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》  観ながら最初に感じたのは、しばらく見ない間に日本のアニメーションは凄い表現力を手に入れたものだ、という事だ。時折、実写か?と思う画面もあり、従来のアニメーションの背景との使い分けも巧み。  それに、物語も凝っていて素晴らしい。思春期男女の入れ替わりというと『転校生』を思い出すが、今作ではそれが時空を超えていて、それを少しずつ解き明かしながら見せる、二人の「結び」の物語が切ない。最後、三葉のほうが間に合わずに悲恋として終るかと思いきや、努力の甲斐あって大勢が生き残り数年後に再会するという展開に泣けた。  若い人たちの、新しい「赤い糸伝説」だな。[地上波(邦画)] 9点(2018-01-27 18:05:57)《改行有》

6.  キカイダー REBOOT 《ネタバレ》  この話で一番納得出来ないのは、ハカイダーに言われるまでもなくジローは良心回路・つまり人の心を足枷として切り離して、戦いに臨み勝ったということだ。「心を守るために僕の心を消しただけだ」とジローは言うが、それは意味不明で結局心は邪魔だったと言う事だ。しかも、前段階で「良心回路の機能は自我だ」と説明されてはいるものの、それでもその回路を切ったジローは最後まで心を失っていない。  見てる最中、何とか人の心とか知恵とかによって(あるいはもう一人のアンドロイドとの混戦によってでも)良心回路そのままの勝利を願っていたのだが。  東映変身ヒーローの映画化というと「仮面ライダー THE FIRST」を思い出すが、あれにいきなり2号まで出たように、こちらもいきなり01が登場してジローの危機を救うかと思ったが、どうやら続編にとってあるらしい。だけど、この内容じゃ続編が作れるほどの評価を得るのは難しいのではないだろうか。  あと、いくつか気付いた点。無理して原作通りにハカイダーが銃を使わなくてもいいのでは?完全な機械なら銃くらい内包すればいいのに。変身シークエンスが無くなった代わりに、ナノ結晶ディスプレイによる体表の変化=変身という理屈は面白い。ワルモンが撃ってた銃のスライドの動き遅すぎで、おもちゃっぽくてダメダメ。子供の頃に博士が贈ったロボットが、ジローに繋がっているというもっとハッキリした描写があると良かった。さすがにイチローと名付ける訳にはいかないだろうが。  あ、最後に、YMO好きな人のお笑いは、ドリフじゃないような気がするんだけどなあ。[DVD(邦画)] 6点(2014-12-18 21:00:32)《改行有》

7.  巨神兵東京に現わる 劇場版 《ネタバレ》 『巨神兵東京に現わる 劇場版 TV版』結局何版なんだかよく分かりません。ま、そんな事はどうでもいいですが。  巨神兵といえば、あのナウシカに出てきた(おそらく戦争で)世界を七日で灰にした生物兵器だと思う。  だが、この作品では、小賢しくも意味ありげに創世記の七日間に準えた設定で、あの物語と断絶させている。それならそれで徹底すればいいものを(自分だったら七日のそれぞれの内容はキッチリ聖書の逆順に揃えるなあ)、最後に「火の七日間」という言葉を使ってしまっている。  かの作で人の愚かさの最終段階だと思っていた火の七日間を、こちらでは預言者まで作って神の仕業に仕立ててしまったのが、実に気に入らない。  映像的な事を言うと、街の破壊時の火が多すぎ。昔のTVドラマや戦隊ものの爆破シーンみたいで、却って嘘くさい。また、コンクリートか何かの溶解を表現したのだろうが、切断されたビルから溶岩のように出てくるのも多すぎ。過ぎたるは及ばざるがごとし。  また、これだけの異常な生物兵器の破壊ビームに、あんなメカニカルな砲身は要らなかった。異常な違和感である。[地上波(邦画)] 3点(2014-09-28 15:32:03)(良:1票) 《改行有》

8.  キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK- 《ネタバレ》  やっぱり好きなキャラクタの物語は、いろいろ楽しめた方がいいので、こういう別バージョンが、しかもこれだけのクオリティで制作されるのは嬉しいのだが・・・。  まず、アルカディア号のデザイン。より雄々しい髑髏マークはカッコイイんだが砲塔から後ろの方はイマイチ。砲塔は全方位で合理的ではあるがカッコ悪い。巨大なツノも実用性を見せるべきだった。艦内のデザインもちょっと狙い過ぎの古くさ感。  さらに「デスシャドウ級4番艦」であるこの艦だけやたら硬い説明が無い。自己修復(私の大嫌いな「魔法」である)と硬いのは違うよな。また、異星人の文明を利用したダークマター機関とやらも、この船だけのものなのかどうか、よく判らない。かつて地球を守っていた技術なのなら、相手にもこのクラスの船があってしかるべきだ。艦が勝手に動くのも、本作中では何の説明もない。「友よ…」と言ったって、それを理解しているのは、他の作品でハーロックとアルカディア号を知っている人だけだ。独立した一本の映画として、これはどうか?  だがまあ、そんなことは小さなことで、一番驚いたのは劇中ハーロックがやろうとしていた事だ。私が三十数年前に感動し、いくつかの漫画・アニメーションで描かれていたキャプテン・ハーロックという人物は、そんなことを考える男ではなかったはずだ。  宇宙を終わらせることができる設定にも驚くが、そんなテロリストのような論理で、キャプテン・ハーロックが行動していたなんて、とても受け入れ難い。私の知る(松本零士が描いたどの版のものでも)キャプテン・ハーロックは、自分の旗を掲げて舟を駆り戦う男だったはずだ。  このタイトルで、主人公の性格がこれほど違うって、ナシだよなぁ。  さらに、ヤマという青年が顔に傷を負い目を負傷したときに、福井晴敏ともあろう人が、ソレをやるか!?と愕然とした。こんな安っぽいTVドラマ級の展開を。  よしんば、彼が「我々のハーロック」だとしても、「ハーロックという象徴は必要だ」などと理由づけされる男なんかでは、絶対にない、と言いたい。そういう展開ならダークマターの鎧を外した先代が死んで、新たに「自由のために」飛び立つアルカディアとハーロック、というくらいのモノを見たかった。  そういえば今作は、ヤッタラン副長の魅力全開である。タイトルを「宇宙海賊ヤッタラン」だと思うという手も…。[DVD(邦画)] 4点(2014-03-08 07:34:18)《改行有》

9.  奇跡のリンゴ 《ネタバレ》  冒頭のリンゴのお話を見るまで、リンゴが日本に入ってきてまだ100年程しか経っていないなんて知らなかった。江戸時代の人たちはリンゴ食ってなかったのか…。と、思ったら和リンゴというのがあって、劇中最初に収穫した、無農薬リンゴのような大きさだったらしい。まあ、それはさておき。  新妻の健康を脅かす農薬を使わないために、不可能と言われていた無農薬でのリンゴ栽培を成功させる物語が、非常にオーソドックスに描かれている。  人間、長いこと苦労していると目的を見失って、何をしているのか判らなくなることもある。彼の無農薬栽培は、嫁への思いだったはずだが、それを忘れたかのように、彼女を置いて死を選ぼうとした時にはちょっと焦った。  その時に解決の手がかりを見つけるというのが、何か安っぽいTVミステリーのようだとも思ったが、これは実話らしいので世の中判らないものだ。  何年も孤立した彼が最後にたどり着いた結果が、周りとの共生でうまくいく、という話もまた実にイイ。[DVD(邦画)] 8点(2014-02-09 17:32:56)《改行有》

10.  喜劇 一発勝負 《ネタバレ》  何だったか忘れたが、何かを見た時にも思った、こういう賢妹愚兄モノを幾度も作って、探りさぐり寅さんに行き着いたんだなあ、と今になって思う。  だがしかし、この映画の「因果はめぐる」というか、「歴史は繰り返す」というか、毒のある感じが山田洋次にしては意外。何ともチャラい感じのマチャアキと都会に行ったこの娘は、後年必ず実家に舞い戻るのだろうなあ、と思わせる。  父親の描写と共に、最後に感じさせるそこのところの毒気が、映画館で喜劇とあだうって見せるものとしては、どうなのか?と、若干引っかかる。[DVD(邦画)] 6点(2013-10-02 02:32:52)《改行有》

11.  キューポラのある街 《ネタバレ》  北朝鮮に帰る人達は、「みんなで」新しい国を作ろうとしている。サユリちゃんのクズ親父は、組合のいわば「集団の力」で、職と地位を確保できそうである。進学する余裕のない子も、働きながら「みんなで」夜学で学ぶことで、勉強を進めることが出来るという。  全体主義と言うと違うけど、何か胡散臭い共同主義幻想にごまかされている感が強くする。特に働きながら夜学で、という部分は、なんだか電機メーカーのイメージ戦略絡みの匂いまでしてくる。まあ、それは置いといて。  いろんな映画や、時には現実にも聞くことのある、「働きながら学ぶ事もある。生涯勉強だ」というのは、間違っているとは言わないが、これ、ある種の誤魔化し、方便だと思う。学校で学ぶものと、職場で学ぶものは厳然として違う。自分自身、夜学出身だから、それ自体を否定はしないけど、単純に夜学ぶのと昼学ぶのが、同じだと考えているような、幾多の創作物を見ると、どうしても違和感が拭えない。  しかし、こういう環境下で、ちょっと危うい部分はあるものの、ハツラツな真っ直ぐさと、オンナオンナしていない少女の魅力を、見事にサユリちゃんは発揮していて、まぶしいくらい。  失礼ながら、「演じた」というよりは「発揮した」という感じ。この時代の、この年の少女だからこそ持っている、彼女の魅力。体現したと言っても良いかも知れない。  それにしても、子分の生活費をバイトで稼ぐまでになった弟くんは、エライ。この映画の中で一番の成長株かも知れん。[DVD(邦画)] 6点(2012-11-28 00:00:49)《改行有》

12.  キングコング対ゴジラ 《ネタバレ》  公開時から、そういう意図で見られていたものかどうか、判らないが、このおかしな感じ、皮肉な感じはどうだ?  鋼の硬さと、絹のしなやかさ、という新繊維素材を作ったメーカーとのタイアップだというこの映画に、これだけコマーシャリズムをおちょくった内容を持ってくる、まぁ普通なら怒られるか、あるいは批判精神を評価されるかなんだろうけど、あまりそういう事を聞かない。コミカル路線に紛らされているのもあるだろうが、当時はマジでああいう商業・経済優先神話みたいな気持ちがあったのだろうか。  そういう思いを持って見ると、この映画は、一作目と並ぶ厳しい社会風刺と見ることができて面白い。  特に、劇中で治安関係各所から、「一切の責任を負うもの」とされた、パシフィック製薬の、コング騒動の賠償金のことなんか考えると、東電の対応を思い出して、笑うに笑えない。  映像的には、コングの造形が非常にマヌケ顔なのが一番の痛恨だ。ゴジラに関しては、尻尾の躍動感が、生き物っぽさを出していて、意外と良い。  ところで、しんにょうがかかる、なんて言い回し、初めて知った。古い映画ってのは勉強になるものだ。[DVD(邦画)] 6点(2012-11-04 03:15:43)(良:1票) 《改行有》

13.  銀座の恋の物語 《ネタバレ》  夢を追う若き貧乏芸術家、認められずに悪事に落ちる仲間、事故で記憶を失った恋人。もはや古典的なキャラクタと状況で、どうなるのか想像もつくんだけれど、それでも面白く見られるのは、彼らキャラクタの魅力にヤラれてしまっているからだろう。悔しいけれど(何故?)裕次郎はそれなりに格好いいし、浅丘ルリ子は、カワイイ。それに、なんといってもこのストーリー、というか最後に記憶を取り戻すシチュエーションは、所謂テッパンの感動物語なのだと思う。  ところで、ジェリー藤尾の悪事が、最初は何だか分からなかった。人に教えてもらってやっと密造酒絡みだと知った。そういえば、なんにも貼ってないボトル、とか、散乱しているラベルなど描かれるが、こういうのは当時の社会状況を知らないと、厳しいかもしれない。  古い邦画を見る時の楽しみの一つは、昔の風景だが、銀座となると、今でも残っている建物も多く、「あれはどの辺だろう」などと考えを巡らせるのも楽しい。信号機の周りの緑・白の枠なんか、久しぶりに見たわ。[DVD(邦画)] 6点(2012-10-07 08:23:33)《改行有》

14.  麒麟の翼~劇場版・新参者~ 《ネタバレ》 「死んでいったもののメッセージを受け取るのは、生きているものの義務です」 と看護婦は言う。 3組の死に別れのドラマの中で、そんなこと描こうとしたのかなと、色々と考えあぐねたが、どうも釈然としない。やっとその訳が分かった。  この事件で一番の被害者、一番救われなきゃいけない被害者が、放ったらかしだからだ。吉永くんである。  もちろん、去りゆく人の思いは大事にしたいし、そうやって人は少しずつ、進歩してきたのだし、これからもそうあるべきだろうけど。でも何だかんだ言っても、今生きている人が、一番だ。   そういう意味では、最後のシーン、あの後少年たちがどこへ向かったのか、非常に気になるし、問題だ。方角的には、七福神めぐりっぽいが、そんな事する前に、吉永くんのところへ、詫びに行くのが最優先だろ。東京駅は反対側だぞ。  また、刑事たちの活躍により、若き少女がカレシの思いを受け誤らなくてすんだのは、良かった。刑事が相手にしているのは死体だ、と看護婦は言うが、死体が持っていた思いを拾ってやるのも、生きているものの義務かもしれないよ。  それと、内容的には関係ないけど、「道」のスタート地点に、何で飛ぶものなんだろう?飛んじゃったら、道、関係無いじゃん。[DVD(邦画)] 5点(2012-09-28 15:59:34)(良:2票) 《改行有》

15.  CASSHERN 《ネタバレ》  僕らは生きているだけで何かを傷つけてしまっているということ、これが主人公が最後にわかったことって、ちょっと困った映画だな。僕らはまず赦し合うべきだった、というのは悪くはないが、これでは40点だ。  今までの物語が2時間もかけて語ってきたのは、人は、エゴによって人を傷つけること、掲げた理想のために大量破壊を行うこと。「生きているだけ」には見えない。だから「赦し合うべきだった」に説得力がない。赦し合うことに関する物語、たとえば、許すとはどういうことか、なぜ許せないのか、許すことの困難さ、などほとんど語られていない。  さて、他に気になるのは、最後キャシャーンとルナの思いは、光となって、宇宙を進み、どこかの星に「イナズマモノリス」となって突き刺さるが、ということは培養槽に落ちたイナズマも、誰かの思いだったのだろうか?誰のどんな思いだったのか?  原作アニメーションとあまりにも違いすぎる世界観に、公開当時大きな批判というか、落胆があった。今更だが、新造細胞というテクノロジーで人類に仇なす者が生まれ、「同じテクノロジーでそれをくい止めるものが生まれるが、異形の化け物として苦悩する」と考えると、この物語はキャシャーンと言うよりは、仮面ライダー(とくに平成の)にふさわしかったのではないか?なんて、最近思う。  スチームパンク的な世界観のメカ・美術設定、ちょっとあざとい、というか狙いすぎ。それに表現し切れないものは思い切って切るべき。たとえば、ミッチーの腕にある意味有りげな入れ墨っぽいもの。最初あれ、生き返った連中のと同じ縫合痕のように見えて、混乱した。 [DVD(邦画)] 4点(2012-03-31 03:16:19)《改行有》

16.  ギターを持った渡り鳥  スナックのカラオケでおじさん達が時折歌う、どことなくウエスタンっぽくもあり、南の汐の香りをも感じる甘いメロディの、この歌を主題歌に持つこの映画を、前から見てみたいと思っていたのだが……。  今まで幾つか見てきた日活アクション映画と同じく、たいして工夫もなく成り行きで事が運ぶ事件、それでいて後出しジャンケンのように後から判る重大な事実。当然伏線なんてほぼ皆無。なんのために要るのかわからない登場人物。まあ3週間で撮影されて、クランクアップ後3日で初号試写だもんな。凝った映画は作れないよな。  それでも、基本的な路線、「カッコイイ旭、美しいルリ子、派手なアクション、風光明媚な土地の風景」によって、成り立っている邦画黄金期の一本。 [DVD(邦画)] 5点(2011-07-24 01:25:33)《改行有》

17.  銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー 《ネタバレ》 CGの999ショボすぎ。車体の表面に何のテクスチャも無いのっぺらぼう。連接棒周りだけが異常に明るい。 それに引き換え、手で描いた部分の絵の上手さ。特にメーテルの絵は全ての映画版の中で一番だ。それだけにこの出来は残念だ。 政治的な事情で、完結しない導入編なのだろうが、それが恐らく999の寿命を縮めたのだと思う。  太陽が超新星化して、地球も壊滅したという、とんでもない風呂敷広げちゃって、たたみ切れる感じがしない。クレアの再生がヒントだとすると、その解決は、今までの999世界にはなじまない「魔法」しかない気がする。 それに、いくら原作「エターナル編」の映画化と言っても、世間では全2作のイメージは強い。鉄郎の顔が元通りになるのはいいとしても、メーテルいつまでその体なんだ?とか、車掌さん元の体にもどらんのかい?とか、思っちゃうよね。どうしても。 [DVD(邦画)] 3点(2011-07-22 05:14:52)《改行有》

18.  銀河鉄道999 《ネタバレ》 この映画は個人的には低得点は付けられない。自分でお金払って観た初めての映画、友人と初日に徹夜した映画。 だからという訳でもないが、多くの人が評価し、好きだというTVシリーズよりも、私はこの映画版の方が好きである。というより、TV版は好きではなかった。 透過光を大胆に使った、美しくセンスあふれる画面。(ホテルの窓からのメガロポリスの景観だけが残念だったが) TV版のように、いつも悲しそうな顔をしているわけではない、表情豊かなメーテル。 TV版のように、「鉄といえば灰色・窓といえば水色」のようなステレオタイプではない999の色デザイン。 TV版のように、「悲しい場面に悲しい曲」のようなステレオタイプではない、美しい楽曲。 世界観にマッチしている、ちょっと頼もしくなった鉄郎。 主人公をフォローする"スター"、ハーロックとエメラルダスのカッコ良さ。 名画の一シーンを見ているような、別れのシーンの切なさ、やさしさ。(これ自身、すでに名画か。) どれも、映画版ならでは、の魅力である。 他の多くの物語に見られるように、人々の殆どが、それを渇望しているという訳ではない、「永遠の命」。鉄郎は復讐の目的のために、それを欲しただけ。だから、実は永遠の命に関する描写もドラマも殆ど無い。強いて言えば、クレアとシャドウのエピソードくらい。機械伯爵は根っから悪いヤツの描き方だ。だから、「機械人間たちを見ていると、永遠に生きるだけが幸せじゃない」のセリフが、妙にこそばゆい。この映画の唯一の弱点は、このくらいしか思いつかない。 [映画館(邦画)] 9点(2011-07-19 17:42:01)《改行有》

19.  きな子~見習い警察犬の物語~ 《ネタバレ》 夏帆ちゃんと言う子は見るたびに名前を忘れていて、調べ直すのだが、そのくらい「普通顔」。そこが、映画で役を演じるのに、いいんですね。美少女過ぎない、でもフツーに可愛くて、いつの間にかいい印象をいだいている。この映画にはぴったりの女の子でした。もう一人、訓練所の子の妹。「兄ちゃん、それ恋やで」いい味です。お兄ちゃん、なんで返さんかね?そこで。 それはさておき、話は王道中の王道と言っていい、一人前になる前の警察犬と訓練士が、実際の遭難で働きを見せちゃう話。障害物を巧く乗り越えられなくて、頭から落っこちた事で有名になったきな子が、実際の遭難時に、立ち入り禁止のために封鎖してある鉄パイプを、見事に飛び越えるのが、イイのだが、その帰り道再びそこを飛び越えたのを見た杏子、ぜひ「一緒に」飛び越えて欲しかった。共に障害を乗り越え、道を歩む決意をアクションで見たかった。 映画とは関係ないが、去年の暮に、本物のきな子が訓練試験をトップで優勝したそうで、おめでとうと言わせていただきます。[DVD(邦画)] 6点(2011-06-27 17:08:35)(良:1票) 《改行有》

20.  木村家の人びと 《ネタバレ》 桃井かおりの言う「お金に執着することがもっとも人間らしい」という論旨は面白い。小銭の人は妙に明るく、健康的なのでイヤミがない。そして何より面白い。この人たちにとって小銭稼ぎはすでにスポーツなのか![映画館(邦画)] 6点(2011-05-10 21:55:20)(良:1票)

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