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21. クローンは故郷をめざす 《ネタバレ》 前置きの回想部分が長いのが気になるが、話が動き出してからは、SF的進行と素朴な地味な描写の合い具合が意外に心地よく、一本の筋を感じることができる。設定に溺れることなく、それを用いて表現したいことがきちんと練られていると思う。ただ、永作博美の出番はもう少し欲しかった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-01-06 01:40:53) 22. クワイエットルームにようこそ 《ネタバレ》 中盤まではあっちこっちに話がぶれまくっていて、無意味に登場人物がうるさいのも含めて、最悪に近い印象しかなかったのですが、ラストの手際の良い爽快な締めによって何とか持ち直しました。それと、こんなカオスな世界でも、他の人を邪魔せずに着実な存在感を発している蒼井優は、さすがですね。[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-03-25 02:35:37)(良:1票) 23. グッドナイト&グッドラック 志の高い作品なので低い点はつけられないが、少しこじんまりとまとまってしまったのは何とも残念。ほとんどのシーンは放送局の中だし、例の告発放送についても、それに向けた準備などもっと丹念に描写できたのではないかと思う。肝心の部分はすべて主人公が原稿を読む形で伝えられるため、映画を見たのではなく、単に制作者から口頭でメッセージを聞いただけのような気になる印象は拭えない。もちろん、そのメッセージの内容は、今日においても少しも価値を失ってはいないが(むしろ、ますます価値を高めてすらいるのだが)。ストラザーンの気合のこもった役作りは素晴らしく、作品の印象度を高めている。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-22 03:40:34) 24. 黒い画集 あるサラリーマンの証言 松本清張の作品は、基本的に淡々と筋を追っていくだけのものが多いので、映像化しても、よほどオリジナルなデフォルメを入れない限りは突出したものにはなりにくい。この作品もその枠を超えてはいないが、要点を突いてコンパクトにまとめており、またちょっとした描写にも気を遣われてもいるので、それなりに面白くはある。説明台詞の多さが難点。[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-14 02:27:18) 25. 黒い雨 地道で丁寧な描写には好感が持てるが、ところどころ妙にホームドラマチックなのがやはり気になる。「この子を残して」とか「さくら隊散る」の圧倒的な描写を見てしまうと、どうしても緩く感じてしまうのです。同じようなシーンの繰り返しも気になります。[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-05-23 18:46:20) 26. 蜘蛛巣城 同監督の同じシェイクスピア翻案物なら、「乱」の方がずっと良いと思う。こちらは中途半端に定型的な時代劇の枠内に収まってしまっている。オカルティックな部分の描写も、今日では幾多の後続作品に抜かれている感じ。[CS・衛星(邦画)] 4点(2008-09-07 02:04:34)
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