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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. グッドナイト&グッドラック 多くの人々の人生を滅茶苦茶にした赤狩り。仲間や他人を売る事を強要する腐れ外道に尻込みして物言えぬマスコミの中で真っ向勝負を挑むマロー。こういう人がいたのを初めて知り、その勇敢さにひれ伏すばかりです。デヴィッド・ストラザーンに見惚れ聞き惚れました。 硬派に過ぎた作りに物足りなさも感じたところです。[インターネット(字幕)] 6点(2023-03-28 02:32:54)《改行有》 2. 黒い画集 ある遭難 清張作品なので遭難の真相に興味津々だったのですが。荒天の山の怖さだけが心に残るだけの何とも締まりのない話でした。誰にも見られて無くても神様は見ているかのような雪崩に点数の全てを。[DVD(邦画)] 4点(2021-06-14 09:45:04) 3. 黒い画集 あるサラリーマンの証言 清張作品で橋本忍脚本とくれば良質な筋立ては保証されています。平凡なサラリーマン課長の因果応報な転落模様は都度次の展開が浮かんできて、肩の荷がどんどん増えてゆく思いで滅入ってゆきます。小林桂樹が見せる喜怒哀楽はリアリティあふれる名演で、ラストショットの後ろ姿は残酷でありながら救いも感じました。「40そこそこならやり直しが利くはず、杉山夫妻と妻子への罪を償って」地味ながらも見応えある良作です。[DVD(邦画)] 7点(2021-06-05 04:40:39) 4. クロスロード(2015) 青年海外協力隊50周年記念事業として製作され、シナリオを公募入賞作を基にしたという本作。地味ながらも手堅い作りに好感が持てます。見返りを求めない心の難しさを感じさせられた良作。[DVD(邦画)] 7点(2019-09-19 01:57:45) 5. 黒い画集 第二話 寒流 《ネタバレ》 原作未読。遊び慣れていない生真面目支店長が融資先の女に溺れ、「惨めな人は嫌い(=常務より見劣りする)」と捨てられ、常務への私憤(大部分)公憤(ちょっぴり)入り混じった反撃も悪あがきに過ぎなかった。清張作品ならではのやるせなさを嫌と言うほど味わう事に。風間重吉のイメージがこびりついている池部良の奥歯噛み締めている惨めっぷりは見応え充分。銀行の恥部に触れた場面での丹波哲郎、志村喬は流石の存在感。特筆すべきは平田昭彦演ずる常務の厭らしさで、ジェームズ・メイソン顔負けの腹黒さ全開の送別会に於けるスピーチが圧巻。新珠三千代が奈美役が荷が重かった事を差し引いてもテルミンの不穏な音色に包まれるサスペンスの一級品。[DVD(邦画)] 8点(2018-11-18 12:16:12)(良:1票) 6. クライマーズ・ハイ(2008) 《ネタバレ》 「題名は聞いた事がある邦画」以外の知識無く鑑賞。あの大惨事に直面した記者達の物語なのだ。全権の息子も犠牲になったのだ。これは気合を入れて観なければと座り直しただけに始終味わい続けた「ポカーン」感が虚しい。犠牲者に対する敬虔な思いが殆ど無い職場の演出過多の罵り合いが不快千万。一点、実話かもしれないと思った、亡くなられた記者の精神が崩壊する迫真の姿に加点。[DVD(邦画)] 3点(2013-11-23 02:31:08)(良:1票) 7. 黒の奔流 展開は清張作品らしいもので常に次が解かり、リンゴをむいている姿にラストも予想通り。意表を突かれる事がなく物足りなさがありました。敏腕且つ酷薄な色事師の弁護士をして制御しきれなかった女被告人、一枚上手の女事務員。三人の心模様はまさにタイトル通りで役者の好演が光ります。松坂慶子の初々しさも印象的でした。[DVD(邦画)] 5点(2010-08-16 23:06:44) 8. クライング・ゲーム アカデミー脚本賞受賞も納得の作品。12年ぶりに観て秘密の部分は分かっていても、ファーガス、ディル、ジョディの三人には惹きこまれてしまう。愛する人のためには理屈や損得がすっ飛んでしまう人間の性を見事に言い表している蠍と蛙の話は当時から忘れられない。7点(2004-05-16 22:27:17)
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