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プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  小早川家の秋 人物、静物の配置の納まり具合には相変わらず惚れ惚れとする。二人が同時にしゃがむ、時間差でしゃがむ。複数が同時に動いた時の静止位置、ビール瓶、グラスの位置。精緻な計算による美学。路地や玄関、廊下、縁側に差し込む残暑の強烈な光線が生み出す光と影のコントラスト。縁側、川べりの原と司のツーショットの誘惑。この二人のしゃがむ位置が法事と葬儀とでは左右反対になっているところを見ると逆転の普遍性を語っているようにも思えてくる。孫とかくれんぼをしていた中村鴈治郎が鬼から逃げる方、「もーいいかい」から「もーいいよ」に反転しているように、死者を見送る生者もいつかは見送られる死者に反転する。火葬場の煙突がフレームの真ん中に位置する左右反転可能なシンメトリーな構図はそういうことではなかろうか。ラストのカラスも左右に二匹である。[CS・衛星(邦画)] 9点(2006-12-12 22:39:59)

2.  恋するトマト フィリピンの現実を力強く切り取り、大地康夫の好演による画面の連鎖は、農業への情熱、人間に対する信頼の回復を、情熱と血潮の赤であるトマトの生育に重ね、熟れた映画となっている。[映画館(邦画)] 8点(2006-09-30 09:49:16)

3.  木枯し紋次郎 無宿渡世で人との関わりを避け、孤独に旅する紋次郎さん。菅原文太の紋次郎は、テレビドラマの中村敦夫の朴訥とした“となりのおっさん”的な雰囲気とはまた違い、静的な存在感がニヒルに漂いますが、お決まりのように情にほだされ、この映画では島流しの罪人を引き受けてしまいます。そして三宅島では大噴火に遭い海上では大嵐になってしまうスケールの大きさ。さすがに自然災害には「あっしには関わりのねぇことでござんす」とは言えないようです。手持ちカメラのもの凄いブレの映像や、海のブルー、竹林のグリーンを背景にした人物ショットなどカメラ的な見所も随所に散りばめられ、ラストでついに紋次郎の楊枝が敵キャラに突き刺さり、待ちに待った「あっしには~~」の台詞とともに闇に消える後姿の紋次郎・・・キャ~、という黄色い悲鳴が聞こえてきそうです。しかしあのドンデン返し・・・その後の紋次郎さんがトラウマにならないか心配ですが、そんなことは「あっしには関わりねぇことでごさんす」と私が言ってみてもどこからも黄色い悲鳴など聞こえるはずはありませんでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-06-07 12:17:52)

4.  恋人(1951) 市川崑監督の初期コメディ作品群に漂う渇いたタッチは、地中海性気候のような過ごしやすさで、どこかルビッチに通じるような雰囲気もあって私の好みなんです。本作は結婚前夜の女性とその友人なる男性のランデブーを、映画(『哀愁』)、スケート、寿司屋、クラブと場所を移しながら二人の心理を映します。トボトボと深夜の道を腕を組み歩く物言わぬ二人のショット、靄の中を行く二人のショットは感傷的になりそうなのですがけっしてそうはならない。シーンを引っ張らない場面転換の切れ味、そして池部と久慈の台詞がかっていない台詞まわしがその原因でしょうか。ラストの千田是也の台詞が戦前への訣別を決意するかのように鮮やかで、若き北林谷栄と森繁久彌の姿に映画を見る・・・もうすぐ春です。8点(2005-03-07 23:21:27)

5.  珈琲時光 侯孝賢監督が描く現代の東京物語。静的でノスタルジックな雰囲気を漂わす作品でありました。台詞はまったくエモーションを排除したかのようでいて、言葉の端々、表情に見え隠れする微かな振幅がリズムを刻む映画、です。ストーリィはあってないようなもので、登場人物の背景も多少なりと語られる程度です。よってストーリィやキャラクター設定で語る映画ではないのよ、ということですな。電車の中、ぼ~っと何かを考えていそうな一青窈演じる陽子のシーン、立体交差する電車郡、電車が行き違う駅のシーン、そして電車や駅で録音する浅野忠信・・・電車を徹底的に作品に用いています。撮り方は一目瞭然の長回し。見ている者に感じてもらったその場の雰囲気を持続させようという感じです。その中で、カメラが微妙に動いて人物をフレームから外したり、物の影に隠したり、遮らせたりして、視界をすっきり保証してくれません。例えば、喫茶店のマスターに場所を聞くシーン、場所を語りだしたマスターをすーっとカメラから外しています。また陽子の部屋へ父母が尋ねてくるシーン、母が陽子を思いっきり遮った構図をわざと採用しています。ということで電車のすれ違いのシーンを挟むこと、人物を遮ったり隠したりすることで、東京という都会が含有する、人間のすれ違い、見えたり見えなかったりする人間関係を描いたもの、というところでしょうか。そうした中にも隣りの家へお酒とグラスを借りに行くシーンなどに、侯孝賢監督の古き日本への想いといったものが見えたりするのでありました。私が見たことのある「童年往事」「悲情城市」あたりと比べるとかなりあっさりしてますが、ちょっとコーヒーブレイクにはいいかもしれませんね。8点(2004-10-18 00:17:19)(良:3票)

6.  権三と助十 伊丹万作監督作品、です。畏れながら初めて見させていただきました。これはたんぽぽの綿帽子のような、ふわりとしたテンポのいい作品ですねー。同年に同じ長屋を描いた山中貞雄の『人情紙風船』と比較すると、その終わらせ方の違い・・・なんともつい山中の胸中に思いをはせてしまいそうになります。山中にもラストに相合傘の似合う作品をこの後、撮ってほしかった・・・。彼らが残した綿帽子の種が日本映画の財産、ですね。8点(2004-05-25 23:38:32)

7.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 今こうして書いている私は、なぜ私といえるのか。たましいをあやつられた私が7点をつけているのではないか。そんなことを少しでも考えた私は、作り手=人形つかいにあやつられているのかな?7点(2004-03-10 22:51:53)(笑:1票)

8.  GO(2001・行定勲監督作品) テーマも考えさせるし、セリフもそこそこに印象に残るのあるし、窪塚洋介も柴咲コウも巧い。でも一番印象に残ったのが、平田満が平田満で出てきたところでした。7点(2004-02-29 12:31:10)

9.  ココニイルコト 観た後、すーっと心地いい映画です。おしつけがましさのないマイナスイオンの空気感がマル。8点(2004-02-18 12:51:36)

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