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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 極道の妻たち 三代目姐 《ネタバレ》 シリーズ中忘れられない台詞が本作の「わてらの惚れた腫れたは、タマのとりあいやで、極道の女やったら、腹ぁくくって、もの云いや」「てっちゃん、極道になったらな、てっぺんとらな嘘やで」 三田佳子のイメージとかけ離れた役どころでありながらの熱演も印象深い。[ビデオ(邦画)] 7点(2022-11-30 00:53:25)《改行有》 2. 小林多喜二 顛末は知っているので内容はそれなりにといったところ。右でも左でも事実を隠蔽する姿には血圧が上がります。ヘンテコな演出に白けるものの、これぞはまり役な山本圭が印象に残ります。拷問殺戮事件を知らない人には一度は観てもらいたい作品です。[DVD(字幕)] 5点(2022-05-03 04:38:49) 3. こころ(1955) 《ネタバレ》 高名な原作は敷居が高くて未読。 野淵、梶、下宿屋の娘の三角関係は時代を問わないものを思わされます。愛していた(たぶん)梶の死を前にして何ら取り乱す事無い姿を筆頭に野淵という人物の屈折ぶりが薄ら寒い。殉死に触発されたかのような最期に明治人らしからぬか明治人らしいのか考えさせられました。森雅之さんはまさにはまり役でありました。[DVD(邦画)] 6点(2022-04-05 16:08:23)《改行有》 4. こはく 監督の実体験が元となっている為なのか、あまりにも淡々とした展開と演技に喜怒哀楽の感情が沸きません。裸お盆芸のアキラ100%の大橋彰としての活躍を期待したいところに+1点。[DVD(邦画)] 4点(2020-10-25 16:55:45) 5. ゴンドラ ゴンドラに乗って高層ビルの窓拭きをする青年と母親と小洒落たマンションに暮らす11歳の少女。文鳥を介して出会った二人の物語。共に孤独であり、とりわけ少女の孤独感に胸を衝かれます。青年の実家である下北半島に二人で訪れ、青年の両親の質素だけど暖かなもてなしに少女の憑物が1枚1枚剥がれてゆく姿に胸が熱くなりました。筋立てはありきたりなのかもしれませんが、台詞を最小限に抑えて滑らかなカメラワークに見惚れた映像で紡がれた画面に引きずり込まれてしまいました。監督は本作以降AV製作で活躍されたという事ですが、それが頷けるシーンがありました。 本サイトのおかげで出会えた作品は胸に沁み入る秀作でありました。[インターネット(邦画)] 8点(2020-06-28 05:41:44)(良:1票) 《改行有》 6. 孤狼の血 知人の御親族がエキストラ出演という事が鑑賞理由。なかなか良いシーンのご登場が羨ましい! 反目するヤクザ2組と剛腕刑事三つ巴の闘いは、けたたましさとグロシーンのオンパレードで欠伸連発。頭痛・胃痛に難儀する。これは知人に何と申し上げるべきかの思案が原因か? 自分に正直には申し上げられない。ア痛タタタ。[DVD(邦画)] 3点(2019-05-20 23:35:00) 7. 五瓣の椿 《ネタバレ》 原作未読。牢屋で針仕事をしている時の憑き物が落ちたような顔つきと丸梅の妻の自害に、復讐の虚しさを味わう事に。青木の人物像は山本周五郎作品ならではのものであり、「上意討ち拝領妻始末」に続いての加藤剛の若かりし姿に見惚れました。長さを感じさせない力作。[DVD(邦画)] 8点(2018-11-28 02:31:40) 8. 河内山宗俊 この娘の為なら死ねる。宗俊と市之丞の男気は見応えあるものの、その娘の魅力が原節子をもってしても感じられないのが残念。[インターネット(字幕)] 6点(2016-03-21 00:26:40) 9. 皇帝のいない八月 主人公がテロリストとまでは言わないものの義憤に駆られた憂国の士に見えない。一般客と共に列車での移動に現実味が感じられない。ドラマ性を持たせる為とはいえ三角関係は皆が青臭くて辟易する。馬鹿馬鹿しくなるのを佐分利信、滝沢修、三國連太郎が救ってくれました。怪物と妖怪の勝負、鬼と仏の顔を持つ元憲兵。キラ星の役者陣の中で別格の三人に、存在感というものを考えさせてもらえました。趣がある題名が活かされていれば良かったのですが。[DVD(邦画)] 6点(2014-10-13 04:04:29) 10. 恋と花火と観覧車 抑制ある物語の中に笑いのスパイスが効いたこじんまりとしたラブコメ。史華の薄っぺらいキャラに白けるのを補って余りある澄江の存在感が何とも味わい深い。晴れ姿にこちらの心も晴れ晴れ。心から祝福を。[DVD(邦画)] 5点(2012-09-30 18:43:23) 11. ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 降りかかる理不尽な災厄に立ち向かう主人公の人となりが丁寧に描かれていました。しかし、彼を助け支える人々や展開に無理筋が多く見受けられ失笑を禁じ得ず、設定のみで中身が空っぽの「巨悪」に萎えました。一矢も報いることなく生き延びましたが「だから何?」としか言いようがありません。香川、堺コンビは本作のヘビに睨まれたカエルの関係が王道ですね。[DVD(邦画)] 3点(2012-01-07 17:38:58) 12. 交渉人 真下正義 交渉の妙が皆無、犯人に対して喜怒哀楽の感情が湧かない、手に汗握れない展開、何じゃこりゃと思う結末。脚本が端から破綻しているので面白くなりようがないのでしょう。 大掛かりな撮影は、腐った素材を使って豪華なお皿に豪華に盛り付けてるようなもので子供騙しの追いかけごっこに過ぎません。[地上波(邦画)] 3点(2010-07-31 02:42:50)
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