|
1. 一枚のハガキ
「喜劇」と呼ぶのもおこがましい。ただの「お笑い」映画ですね。反戦なんか全然感じられない。「おっさん」と呼ぶにも年を取りすぎた六平直政と、そろそろ更年期?っていう大竹しのぶが、戦争から帰ったら子供を作ろう!なんて、これは笑いをとっているつもりなんだろうか。まあ、大竹の怪演が見られたのでよしとしようか。[地上波(邦画)] 3点(2014-02-02 23:21:56)
2. いつか読書する日
《ネタバレ》 牛乳を一口飲んで捨てる様にぞっとする。食べ物を粗末にしちゃいけない。他の女を好きなのに別の女と結婚してるなんて、ずいぶん不愉快な野郎だ。それで、その好きな女への気持ちがどこかで描かれるのかというと、どこにもない。ただ死にかけた妻がそう説明してみせるだけだ。その女の男に対する思いは、ラジオへのリクエスト葉書でほのめかされるだけ。これでは、シネマレビューであらすじ読んでるのと変わりない。 なんとも、のんびりと映画は流れていき、醜いラブシーンを経て、男のこれまた醜い薄ら笑いで終わる。きもい映画だ。男の事故死という終わり方も、あまりに唐突過ぎて、白けてしまう。それにしても、田中裕子。。。。昔は美人だと思ったが、今は。。。。。。。。。。。[CS・衛星(邦画)] 4点(2008-02-06 22:18:49)
3. 異人たちとの夏
四十歳を過ぎて人生の峠を越える頃になると、自分が幼かった頃の日々がしきりに心の中に浮かんでくるようになる。そして、誰もいないマンションの一室にいるかのような孤独と、これからどう生きていこうかという焦燥感に駆られるようになる。この映画はそうした中年男の魂の迷いを描いた作品だと思う。父親とキャッチボールをする主人公の姿に、私自身が息子とキャッチボールをする姿、そして私がかつて父親とキャッチボールをしたときの姿が重なり合い、切ないような寂しいような想いがなかなか心を去らなかった。7点(2004-10-31 22:31:19)
|