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プロフィール |
コメント数 |
1072 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
洋画派で特にクライム、サスペンスが好物。 評価7以上の作品を求めて幅広く鑑賞中。 24‘2投稿1,000突破。 |
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1. 犬神家の一族(2006)
《ネタバレ》 1976年版犬神家はノスタルジーで昭和初期のおぞましさ、古き良きBGMを掛けた迫りくる恐怖が緊緊と伝わってきたが
現代版は小道具から演出、演技まで安っぽくて軽い。なにより怖くないのである。
また、金田一は同様に石坂浩二が務めるが、前作のほうが若くて味がある。
深田恭子の細い眉毛を見て昭和22年設定は無理があると早くも序盤でクオリティの低さを感じてしまった。
比較されるのがリメイクの宿命。
今回は完成度は低く、価値を見出すのが難しいです。初見なら1976版を見るべきです。[地上波(邦画)] 4点(2022-07-22 16:50:31)《改行有》
2. 犬神家の一族(1976)
推理小説も読まないし生まれる前の作品なので石坂以外役者もほとんどわかりませんが
40年たった今も語り継がれる日本の古き良き映画なのは間違いなし。
言うまでなく佐清の不気味なマスクのインパクト、それを取り巻く松子、竹子、梅子。圧倒的な美貌の珠世、ボディガードの猿蔵。
そして金田一の鋭い推理力と不潔さ。どれも個性に溢れる。
池から飛び出る二本足なんて素晴らしい美術そのもの。
犯人は中盤で予測できてしまったものの完成度は高すぎる。
ロケは違うかもしれないけど夏の那須に行きたくなってきたよ。[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-07-31 22:03:01)(良:1票) 《改行有》
3. 生きる
こんなに後からじわじわとくる映画も珍しい。黒澤が描くヒューマニズムの代表格であり間違いなく不朽の名作。
無気力に生き坦々と過ごす日々の人間にある日死の宣告が訪れる。余命をどう生きるか。誰もがいつかは死ぬわけではあるが、こんなに人生の意味を考えることはないんじゃないか。きっと同じ立場であれば強烈な不安に襲われる。そのなかで明日をどう生きるか。深く考えさせられた。
また、志村喬が迫真。何が凄いって、全体的にボソボソと話すのだが会話要らずの眼の演技。絶望、不安、生命力を眼で表現してる。
エンディングは夕焼けが印象的。モノクロではあるが生き抜いた達成感と哀愁に映え色彩があるようだ。ブランコを見る際、恐らくずっとこの生きるが頭によぎるだろう。それだけの映画。[DVD(邦画)] 9点(2017-01-11 19:34:06)(良:2票) 《改行有》
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