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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. さらば箱舟 美術、映像ともかなり洗練された印象があり、この映画の中の土俗的な風情の小さな村は、100年の後、都市の中に埋もれていったが、グローバルな世の中の中でこれから100年後の日本という箱舟は何をめざし、何処へ行くのかを問いかけているようでした。10点(2004-03-16 00:13:15) 2. THE 有頂天ホテル オープニングで何かをインスパイアしたようなアバンティのAのシンボルマークを見た瞬間に徹底的にパロディに徹する三谷監督の意気込みを感じた。西洋が舞台であれば聖なるクリスマスの一夜なんでしょうが、日本が舞台となれば日本人にとって特別な一番長い夜は大晦日、みんな何か悩みを抱え生きている、そんな煩悩はカウントダウンと共に捨て去って新たな気持ちでスタートってのがいいです。ホテルの中のみの出来事という密室性、新年を迎えるまでの時限性、三谷流グランドホテルは細かいことを気にする間もなく次々起こる事件の数々、事件の数だけ笑わせられ、豪華なキャスト陣がみんな大真面目にやってるバカバカしさは最高。画面の中ではセンターだけでなく、隅のほうでもみんな何かをしており、何かが起きており、笑いのタネが転がっているので気が抜けません。最後は何故か幸せな気分になってしまう大団円、この強引な魔力、病み付きになりそうです。”赤い洗面器”が出てこなかった事が唯一不満。[映画館(字幕)] 9点(2006-01-16 16:21:19) 3. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS 設定が設定なだけにツッコミどころは満載ですが、そんなことはどうでもいいです。ラスト30分くらいでどれだけ涙を流したでしょう。「ごめんよ。ばあちゃん」コレだけでウルッちゃう、年取ると涙もろくていけねえや。9点(2003-11-01 18:38:00) 4. 座頭市(2003) 勝新・座頭市を知らないですから先入観無く見られましたし、全篇に渡り黒澤監督へのオマージュを感じさせる映画で、ベネチアの審査員は北野監督を通して黒澤監督に捧げたのではと思ってしまった。市、浪人、姉妹をもっと複雑に絡めるようなヒネリがあったほうが好きなんで、ちょっと物足りなかった。だが笑撃のラストはメクラが観客に対する言葉としてはシニカルで風刺が効いている名ゼリフでした。また芝居、歌、音楽、踊り、女形、笑いなどのごちゃ混ぜパロディこそが演芸場の面白さ、それを北野監督のフィルターを通して出来上がった映画。 9点(2003-09-09 00:04:34) 5. 山椒大夫 STING大好きさんじゃないですけど、確かにキレイな構図の数々が非常に印象的な映画。入水シーンは私の見た入水シーンNO.1です。他にも山から都を見下ろすシーン、ラストの浜辺のシーンなど等、ただ近頃はきれいなシーンを取れるようなロケーションが日本にないんでしょうねェ。キレイと評判のところにはおかしな建造物が建ち、海には至る所にテトラや防波堤、残念です。話しとしては親子兄妹の愛もいいですが、千年続く日本の腐った官僚体制がよくわかります。8点(2004-03-10 22:24:06)(良:1票) 6. さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 子供の時は結構好きでした。サントラ持ってたし、ストーリーも2転3転し面白かった。白色彗星帝国は強いし恐かったよ。ただラストはあんなあやふやなオチはイヤだったなあ、きっちり分かる様にしてくれないからダラダラ続編出来ちゃってうんざりするんだから。8点(2003-09-13 20:44:50) 7. 侍(1965) 喜八監督=喜劇というイメージを覆される本格時代劇の力作です。物語からすれば三船の侍役はもっと若い俳優さんの方が良かったと思いますね、どうしても三十郎に見えてしまうんですよ。時代に翻弄される若侍の悲劇であるべきなんでしょうが、物語の面白さは損なわれていないし、ラストシーンの迫力はやはり三船でしか出せないものでしょうか。クビを掲げて雪道を彷徨い歩く姿の狂気さに寒気を感じました。7点(2005-03-08 22:26:43) 8. さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅 昔はこの映画も前作同様好きだったのだが、やはり前作で完結しているという気持ちがある。7点(2003-11-18 14:40:53) 9. ザ・中学教師 聖職者や教育者と呼べる教師は絶滅し、教師ももっとプロフェッショナルになるべきではあるが、教えるだけのプロならば予備校や塾講師で十分であり、教師自身が教師として何を求められているかをもっと考えて欲しい。7点(2003-08-24 10:38:25) 10. 櫻の園(1990) 女の子がみんなかわいくていいじゃないですか。私的には城丸役の宮澤美保ちゃんが好きです。後藤宙美も好きかな。みんな今なにやってんだろ。7点(2003-08-23 18:17:25) 11. 鮫肌男と桃尻女 望月峯太郎ファンとしては鮫島はもっと中年の渋い親父がよかったのでちょっと残念。全体的にはそれほどイメージ壊してないし十分なのだが、キャラクターをもっと濃く演技してもいいんじゃないだろうか。7点(2003-08-11 00:34:36) 12. さよなら、クロ 周りの大人の俳優さんたちがしっかりしており、安定感はあります。ラブストーリーは微妙でコレだったら無いほうが良いのでは?松本、安曇野、北アルプス、松電の古臭い車両などロケーションとチューリップ?財津和夫?の歌のマッチングがよく、トータルでは好きかな。6点(2005-02-11 13:30:00) 13. 桜の森の満開の下 勝新だとばっかり思っていたらお兄ちゃんでした、この映画それぐらいよく似てた。岩下志麻が生首をオモチャにして遊ぶ姿は夢に出てくるほど怖かったことを強烈に覚えています。6点(2004-05-03 23:21:45) 14. さゞなみ 癒し系映画とでも言うべき、日本の美しい自然を見せてくれ、マイナスイオンでも出ていそう。外国で死んだはずの父からの一通の手紙によって揺れる母、気付きながらも繕う娘。セリフも少ないので映像を見ながら静かな気持ちになる。6点(2004-01-16 17:37:31) 15. サンデイ ドライブ 店長とアルバイトの結衣ちゃんの逃避行ロードムービー。ほとんどのシーンが据え置きカメラでズーッと撮りっぱなしで2人淡々としゃべるのが妙にリアリズムがあり、しかもフレーム考えていないようで演技してるのがなかなかです。 6点(2003-11-26 14:48:41) 16. さよならニッポン! GOODBYE JAPAN 沖縄にある小さな島がスッタモンダしたあげく日本から独立すると言う荒唐無稽なコメディでしたが、まるであり得ないなどと笑い飛ばす事も出来ないのではないか。外交交渉の上手な政治家がいたならばひょっとしたら出来るかも。堤幸彦らしさもでてますね。6点(2003-11-18 14:41:56) 17. サンダカン八番娼館 望郷 日本から売られ”からゆき”として生きた女性の物語。一昔前、”じゃぱゆき”と呼ばれた中国,東南アジア系女性たちが日本に出稼ぎに来て生活している様を、少々軽蔑した目で見ていた自分が恥ずかしくなる。見た後しばらくは、もう絶対風俗へ行かないぞ!と誓った筈でした… 6点(2003-11-03 21:54:45) 18. 39 刑法第三十九条 大学で心理学を教えている友人は、「絶対にありえねー、素人はこんなことできると思うんだよなー」と怒りながら語っていた。私的には判断を下す人間の気持ち一つではないかと思う。この時の鈴木京香は全篇ほぼスッピンだそうだ。6点(2003-08-23 18:11:15) 19. 殺人遊戯 この映画の中にいるのは鳴海昌平ではなく工藤ちゃん。ただ喉をつぶされしゃべれなくなった鳴海昌平により、無駄にしゃべる事のない後の鳴海昌平が出来上がっていく。[DVD(字幕)] 5点(2007-01-02 19:18:59) 20. THE JUON/呪怨 こちらの方がストーリーも怖がらせようというのもダイレクトで判り易いのではないかな。バスの窓に顔が映るときうっかりビビッちゃった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-21 15:17:30)
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