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プロフィール |
コメント数 |
146 |
性別 |
男性 |
年齢 |
43歳 |
自己紹介 |
はじめまして、虚学図書之介です。 なんと読んでもらってもかまわないのですが、 一応「きょがくずしょのすけ」と読みます。 単純な感想が半分と、物書きを目指しているので 作品の簡単な分析のメモが半分といった感じです。 ちなみに哲学専攻で、ニーチェの研究などしておりました。 最近は推理小説ばかり読んでいたりします。 よろしくお願いします。 好きな俳優:アル・パチーノ、ダスティン・ホフマン 好きな作家:ドストエフスキー、夏目漱石、村上春樹 |
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1. さくや妖怪伝
キャストロールまで……、パーフェクトですね。とまあ、これだけというのもあれなので、ちょっと分析を。まず、第一の難はどこが眼目なのかがわからない点にあると思われます。妖怪退治のアクションなのか、河童を中心にしたビルドゥングスロマンなのか、美少女退魔師萌えのプロモーションビデオなのか。せめて、シリアスかコメディかくらいはきちんと分けるべきだったのでは?単純なシナリオ運びから推すに、おそらくは魅力あふれる主人公を前面に押し出したヒロイックサーガというのが一番近いのでしょう。しかし残念ながら主人公役が演技力不足。冒頭での丹波哲郎なんかは流石に雰囲気あるなと思わせますが、皮肉にも脇役陣の奮闘が主役姉弟の拙さを際立たせます。ビジュアルと実力とを若いうちから兼ね備えるのは至難ですが、主人公咲夜がそれを達成している役柄である以上、頑張って欲しいところです。いっそのこと、主人公は極度に無口な娘に設定したほうがミステリアスな面が強調されて面白かったのではないでしょうか。さらに妖怪の造詣はこのご時世では悪ふざけにしか見えず、CGを使っての効果・演出も大変センスが悪い。アクションを前面に出すなら、カメラワークももっと研究されたい。きわめつけは明らかにミスマッチなエンディングテーマ、そして奇妙なダンス。何がしか心を動かさしめようという意図も感じられず、B級映画特有の開き直っての笑いもない。まともな神経を持った人間なら、世間に出すことすら憚られる作品と言えるのではないでしょうか。最後に、こういう作品はアニメーションで作るほうがうまくいくと思います。0点(2004-11-06 01:54:30)
2. 座頭市(2003)
2時間ものの時代劇にいくつかの実験的な要素を足してみた感じ。これは必要なかったというのが率直な感想です。用心棒のエピソードももっとはしょったほうがすっきりしたかな?大筋には関係ないですし…。で、今作の見所である殺陣についてですが、「侘寂」というか、若干派手さには欠けますが、座頭市の圧倒的な強さが描かれており爽快かつ、痛快なのです。時代劇を斜めから見たいなら良いかもしれません。5点(2004-07-20 00:37:37)
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