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61. 忍 SHINOBI CGの技術力としては高いのかも知れないけど、動きがなんだか変。 せっかくの技術を使いこなすセンスに欠けているといったところでしょうか。 物語としては単純な殺し合いなんですけど、登場人物が特に見せ場もなく、さくさく死んで行くのでテンポは悪くなかった。 見終わった後に何も残らないような無味無臭の作品です。[DVD(邦画)] 3点(2007-09-05 17:46:54)《改行有》 62. 白い船(2002) 序盤はちょっと退屈でつまんないかなと思ってたけど、中盤辺りから面白くなってきて、ラストはちょっと泣きそうになった。 いい俳優を揃えて、落ち着きのあるいい作品に仕上がってると思う。 子供というのは、ほんとバカなことをやらかすもんだけど、それを大きく包み込むような優しさに感動した。 子供は宝物なんだなというのがよく伝わってきて微笑ましかった。[地上波(邦画)] 7点(2007-08-08 04:18:41)《改行有》 63. 地雷を踏んだらサヨウナラ 実話ということで、物語としてはそんなに盛り上がらない。 淡々と話が進んでいく感じ。 最終目的地であるアンコールワットも今となっては6万円のパックツアーで行けるような有り触れた観光地となってしまっているわけで、危険な情勢下で行くことに意義があるということなら、主人公に同情の余地はなさそう。 命知らずの危険自慢なら、もう少し世間の役に立つようなことをした方がいいと思う。[地上波(字幕)] 5点(2007-08-04 04:43:55)《改行有》 64. 7月24日通りのクリスマス 面白くなりそうな要素はあったけど、何か失敗してる感じ。 もう少し妄想に絡めて笑わせてくれても良かったような気がするけど、 案外あっさりとしか妄想が描かれていないので、ラストもいまいちに感じる。 いい女に変身するまでの過程も早足過ぎるような気がした。[DVD(邦画)] 3点(2007-06-08 02:47:37)《改行有》 65. ジョゼと虎と魚たち(2003) 『妻夫木の映画は糞映画』 これは僕が信じて疑わないありがたい格言だったんですけど、 まんまと格言が覆されることとなりました。 この作品は久し振りにガツンと来る良質な恋愛映画でした。 冒頭、朝食のシーンでの玉子焼きがほんとに美味しそうで、 庶民派の僕としては、これだけで充分に満足な感じだったのだけど、 ここに池脇千鶴が被せてきた台詞が圧巻だった。 『サルモネラや』 この時点で僕の格言が音を立てて崩れていくのを感じた。 後はもう名台詞のオンパレードで、 このセンスはどこからやってくるんだろうと脱帽するしかなかった。 しかも、これに対抗する上野樹里がまたいい女で、 顔と体で池脇千鶴を圧倒しているのは一目瞭然だが、 若いのに福祉に興味があるなんて性格美人の側面を併せ持つ完璧超人と来たもんだ。 これはもう勝ち目が無いはずなんだけど、そこは映画の魔法である。 見事に勝者と敗者の入れ替わるファンタジー。 現実には絶対にあり得ないけど、 もしかしたらあるかも知れないと思わせるペテンの巧さ。 ここまでやったら最後まで妄想物語を貫いて欲しかったけど、 最後には現実に突き落とす残酷さがまた良かった。 それでも、涙脆いこの僕が泣かなかったのは、 何か希望のようなものを感じるラストだったからかも知れない。[DVD(邦画)] 9点(2007-02-12 12:37:48)(良:1票) 《改行有》 66. 深呼吸の必要 蹴った?いま、蹴ったよね? 長澤まさみのキックが炸裂するバイオレンス!!! そして、サトウキビだ。刈って刈って刈りまくれ! これは本当にいい映画だ。 ひたすら刈り続けるだけの退屈な話かと思ったら、ほんとに最後まで刈り続ける衝撃の展開。 でも、時間を掛けて丁寧に労働を描くことによって、退屈が感動へと昇華していく。 これはもう沖縄に行くしかありませんよ。 ちょっと深呼吸してくる![DVD(邦画)] 9点(2007-01-08 03:56:34)(笑:1票) 《改行有》 67. 12人の優しい日本人 普通に面白い。 まあ、パロディなので設定としては特筆するべき点はないけど、 やっぱりシナリオの構成が上手いなぁって感心させられてしまう。 見ているうちに自分も陪審員の1人になってしまうような感覚が好き。 日本でも陪審員制度が導入されることになるようだけど、 やっぱりこんな感じになるんだろうなって思えて微笑ましかった。8点(2004-07-09 02:51:22)《改行有》 68. じゃりン子チエ この作品にしても、TVシリーズにしても、何回テレビで放送されたことか・・・。 あんなにも繰り返し放送されるとさすがに飽きると思うのだが、 ついついチャンネルを合わせて見てしまってた。 つくづく大阪の血が流れてるんだなぁって思い知らされる。 とにかくキャラが魅力的で、痛快に笑わせてくれる。 しかも、ちょっとした人情話も展開されて、ほろっとさせてくれる。 いや、さすがに見過ぎてて泣くまではいかないんだけどね。8点(2004-06-27 10:39:37)《改行有》 69. 七人の侍 リアルタイムフリークではないだけに偉そうなことは言えないのだが、冷静に作品を見比べてみると後の作品に軍配を挙げたくなるのは確か。恐らくは制作された年代の割には凄いということなんだろうと理解している。黒澤神話のようなものが一人歩きして、その代名詞としてこの作品が常に引用される為にここから入る人も少なくはないのだろうけど、できれば後の作品にも目を向けてもらいたいと思う。この作品自体の評価としては、普通に面白いチャンバラ映画ではあるが、多少間延びする印象を受けたので、終盤に向けての展開に工夫が必要なのかも知れない。7点(2004-05-25 05:32:15) 70. 写楽 少し詰め込み過ぎで残念な作品ではあるけど、それなりに見所はあったと思う。葉月里緒菜の花魁は普通に綺麗だったし、岩下志麻の妖しい魅力も流石と思わせる。男優陣もそれぞれ素晴らしい演技だった。映像的にもお金が掛かってそうで豪華な雰囲気だったし、構成さえ良ければ、化けていたかも知れない。この監督らしい名作風味の作品である。6点(2004-03-28 23:50:28) 71. 人狼 JIN-ROH この作品は自爆ちゃんに尽きるでしょう。衝撃ありすぎ。考えさせられます。夢に出てきます。7点(2004-03-09 12:30:25) 72. Jam Films この手の企画物の評価を下すときに駄作が混ざっているから見る価値が下がるということはないはず。寧ろ1本でも名作が混じっているなら、是非見るべきなのだ。ましてや平均点で評価を下そうとすることほど愚かしいことはない。その評価基準でいくと、邦画は駄作が多いので見る価値がないとか、アニメは子供向けが多いので見る価値がないといった馬鹿げた論法から名作との出会いの機会を失うことになるのだろう。『けん玉』は作品として完成度が高く、役者の質も高い。特に篠原涼子が愛らしい。好きです。『HIJIKI』不条理なシニカルさが見事に嵌っていて、面白いとしか言いようがない。ラストもほぼ完璧。気持ち良いくらいに散ってくれる。『JUSTICE』は個人的趣味として高く評価します。こういう作品も必要。というわけで、以上3作品にこの点数です。8点(2004-03-09 08:11:53)
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