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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  青天の霹靂 《ネタバレ》 まったく予備知識なく観た。「涙とともに飯を食ったことのない奴に、人生の本当の味はわからない」とはいうが、晴夫の惨めな自分の人生を想うとき「生きていくだけで 辛れえなぁ」の独白は琴線に触れた。親に愛されていなかった、という自身の記憶をたどるように、タイムスリップ後にその真相が解き明かされていく。その過程で両親が自分のことをいかに愛していたか、大事に思っていてくれたかを知った晴夫。現在に戻った後、表明上は何も変わったことはないように見せつつも、確実に彼の人生に変化が訪れるであろうこと示唆して終わる演出は自分好みだ。まぁラストの親父の登場には笑ったが。それにしても、劇団ひとり、主演の大泉洋の言を借りれば「嫌な奴だけど本当に才能だけは有るので困ってしまう」とのことだが、今後の作品にも期待したい。[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-03-31 09:35:54)

2.  青春デンデケデケデケ 大林監督といえば尾道(この映画の舞台は四国観音寺)、そしてロマンチックというよりセンチメンタルな作風はひとにより好き嫌いの分かれるところ(ちなみに私は好き)ですが、この映画はより普遍的な青春群像を扱っている点で多くのひとに共感を得るのではないでしょうか。若い頃何かに青春のエネルギーを注ぎこんだ記憶のある方なら、ちっくんを始めとした主人公の少年たちに自分の若かりし頃の姿を仮託することができるかもしれません。ちなみに、主人公ちっくん=原作者の芦原すなおではなく、芦原氏の高校時代の友人をモデルにした話ということです。実際の芦原氏は、作中ではラストの文化祭コンサートで照明係をしていたとか。ヴァレリーは「青春はエネルギーだけだ」といいましたが、そうでなければ若者に青春はもったいない。いつ見ても元気になれる、大林監督のベスト作品だと思います。[ビデオ(邦画)] 9点(2004-01-07 16:39:04)

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