みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 曽根崎心中(1978) 増村作品に独特の、感情移入をさせるいとまを与えない、登場人物のいきなりハイテンション。歌舞伎というには生々しいが、ドラマというには濃ゆすぎる。あまりのコテコテさに「松竹新喜劇かよ!」というレベルだ。音楽は後半辺りは特にクサすぎて「昔の邦画」感がたっぷり。 梶芽衣子は常に目を見開きすぎてコワイし、「さぁ死のう、やれ死のう、すぐ死のう」という迫力いっぱい。まったく泣けない、気の毒さのかけらもない、曾根崎心中だ。 しかし、これが増村節だ。生が充ち満ち過ぎて、死も突き抜ける女たち。この芸風が好き。[DVD(邦画)] 6点(2012-06-26 00:15:14)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS