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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 探偵はBARにいる 《ネタバレ》 原作のススキノ探偵シリーズは読んだ事が無いのだけど、この映画の仕立てた方向性はTVドラマ「探偵物語」だよね。そうみると松田龍平が出ているのは少々感慨深い物があったりする訳で、あたしは意外と悪くなかったと思います。時間の長さもあまり気にならなかったですね、内容的にはあまりにも先が読み易い構成とか無駄なシーンとか散見したけど、それを含めて当時のテレビドラマを匂わせるという感じがしますね。キャラクターも悪くなかったですね、今回悪役として出て来た高嶋政伸が非常にキレた良い演技をしていたし、脇を固めているススキノの住人達がベタなんだけど個性的で、シリーズに出来る要素をたくさん持っており、次回作を期待しても良いかな、と思わせるだけの物があったと思います。[映画館(邦画)] 7点(2011-09-18 09:35:45) 2. 太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- 映画そのものは悪く無いと思うのだけど、どうも、この手の戦争映画を観ると思うのだけど、昨今の太平洋戦争物では日本軍が悪であって、個々の兵士は悪では無い、という様な表現され方をされるものが多い気がします。これもそういった映画に仕上がっていて、一見、物凄く中立的な観方が出来ますが、何かがやはり違うと思います。 原作となった読み物がアメリカで作られたという事も大きいと思うのですが、非常に捉え方がアメリカ的えあって、その部分が非常に観ていて気になりました。例えば、井上真央の演ずる看護婦がやたらと強くて反抗的な女性として表現されていますが、あのような日本女性が当時表面化出来たか問いのが少々懐疑的で、それを見せられてしまうと必然的にこの物語が架空の物語としてしか見えなくなったりする訳です。彼女のこうした動きが物語を加速していく事を考えれば、狂言回し的な使われ方をしていることは容易に想像が付きますが、そうしたものを加えたことで、逆に実話感が薄まっていて、それが非常に映画全体を考えると勿体無い気がします。[映画館(邦画)] 7点(2011-02-21 00:04:31)(良:1票) 《改行有》 3. 太平洋奇跡の作戦 キスカ 最近の日本映画って、戦争の悲惨さみたいなものは描くくせに、こういう成功した作戦を描くような事をしないので非常に不満が残ります。そうした中でも、この映画は違った趣のある映画だと言っても良いでしょうね。原作はこの作戦の実際の参謀だったかな?が描いていますが、一部史実と本人の記憶が違う所があるようですが、基本的には物凄く良く出来た作品だと思います。 残念ながら、なまじ戦史研究なんかしているとどうしても木村昌福という人物像が三船敏郎の姿と一致しないんですね。確かに木村は豪胆な人だったと言われてはいますが、三船の様な眼光の鋭さはなく、どちらかというと、非常に穏やかで内に思いを秘めた人だった様で、その分かなり映画そのものは良いものの、人物像が不十分だった気がします。映画自体はかなりしっかりと出来てはいますので、多くの人に出来れば日本軍の活躍する映画としてみて欲しいものです。 [地上波(邦画)] 8点(2010-11-22 15:27:13)(良:1票) 《改行有》 4. 立喰師列伝 なんか評判悪いな(笑)。これこそ、押井守の押井守たる作品って感じで、あたしは好きなんですけどね。まぁ、確かに押井守のファンか、あたしみたいな、長年押井のアニメや映画を見続けてしまった奴にしか喜ばれないってのは確かですね。時間が長いのも不評のひとつか?どうせなら「ミニパト!」の様にオムニバスで数話構成にすればもうちょっと評価が上がるかな、って気がする。はっきり言ってバカ映画な訳で、それを意図して作るってところが押井らしさかもしれない。それ故に登場人物の殆どが素人である訳だし、ナレーションの台詞のくだらなさじゃないかと思う。[DVD(邦画)] 7点(2006-11-05 01:53:12) 5. 龍の子太郎 やっぱり、この頃の子供向けの映画(アニメ)ってのは秀作が多いんだよね。 ホント、ただの「むかし話」なんだけど、引き込まれる魅力がある。 宮崎アニメにやられてる皆さん、これ見たら目からウロコですよ。 [映画館(邦画)] 8点(2006-07-23 14:01:13)《改行有》 6. 大日本帝国 邦画の戦争映画ブームで出来た映画なんだけど、正直言って残念でしたね。何がやりたかったのかさっぱりわからない。大日本帝国の悲惨な末路を描くのなら、もっと重点を絞った方がよかったんじゃないかなぁ。戦争全体を捉えるって事はどうしても事象を追った年表みたいな単調になってしまうと思う、この映画を評価できない点のひとつだ。203高地の様なお涙頂戴でやっても、なぜかあまり共感できない部分が残りました。5点(2002-01-07 18:16:18) 7. Wの悲劇 この頃の演技が【代打、八木!!】さんの言う通り、演技が充実していて好きですね。特にラストで泣き笑いの表情で会釈するところがなんか”ゾクッ”とくるものがあって良かったですね。7点(2001-11-19 20:47:31) 8. 探偵物語(1983) 正直、松田優作が「探偵物語」の主演になるって聞いて狂喜乱舞したんだけど、原作が赤川次郎って聞いて幻滅したのを思い出します。映画はなかなか面白かったですが、いかんせん探偵が格好良すぎる(笑)、TVでやってた柄本明くらいが本来なら丁度良かったんじゃないでしょうか。薬師丸ひろ子も演技が上手くなってたし、松田優作の演技はピカイチ。話の持っていき方に脚本のせわしいとこが出てしまったけど、ラストのキスシーンなんか、洋画でもなかなかお目にかかれない見事なシーンでした。8点(2001-10-02 20:28:09)(良:1票) 9. 太陽の王子 ホルスの大冒険 当時としては出来が良すぎるんだよ。あたしがこれ見たのは学生になってからなんだけど、この当時の東映動画・東京ムービーの社員の力は本当に凄いというしかない。10点(2001-09-18 19:47:14) 10. 台風クラブ 台風の日って子供の頃なんか楽しかったですよね。(あたしだけかな)それを思い起こさせてくれた映画ですね。台風の日が辛く感じるようになった今のあたしにとって、この映画は青春の思い出とでもいいましょうか・・・なんかオッサンくさい言い方だな。8点(2001-09-17 21:39:05) 11. タンポポ 日本人に身近な食べ物を中心に、食にこだわった傑作とあたしは思ってます。でもって映画のベースになっているのがマカロニ・ウエスタンでしょ。山崎努と安岡力也の殴り合いなんて日活テイスト入りまくっているし、ラストのタンクローリーで颯爽と去っていくのなんか「シェーン」でしょ。ここまで他の映画のテイストを自分の映画に盛り込むというのは凄いことですよ。関係ないかもしれないけど、あの映画で浮浪者(あのシーンで私はノッポさん(高見映)の声を聞きました)が作るオムライスは食べてみたかったです。(笑)10点(2001-09-17 21:18:02) 12. タッチ2 さよならの贈り物 一応、”完全オリジナル・シナリオ”をうたってたのでしたっけ?最初の時よりも訳がわからなかったです。原作の影響が強いだけにオリジナルシナリオを作る時に配慮しないとこういうのは駄目ですね。2点(2001-08-20 18:21:33) 13. タッチ 背番号のないエース 達也が和也に”タッチ”して野球を始めていくといったマンガの前半の盛り上がりを切り刻んであるので展開の早さに付いていけなかったですね。達也をマウンドに立たせたのは演出上、仕方無かったかも知れないけど、「この後は続編は作らないよ」となってれば良かったけど、このあと2つも続いちゃったからなぁ。5点(2001-08-20 18:17:37)
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