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プロフィール |
コメント数 |
325 |
性別 |
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自己紹介 |
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1. 大安に仏滅!?
ごくごく普通の家庭に突然ふりかかった問題=「欠陥住宅」を通して、家族とはなにかを考えさせるっていうプロットは、一見とっても浅い割に意外としっかりしててなんだかよかったわ。それにしても本当に健全な、平凡な家庭よねー。みんなそれぞれに欠点はあるし、完璧な家族ってわけではないけれど、ほのぼのとしていてとっても温かい西岡家が、欠陥はあるけど自分たちで修復していけばどうにか住めなくもない家に象徴されてて…エンドロールで流れる映像なんてほんとに微笑ましかったわ。普通が一番ね。[地上波(字幕)] 7点(2005-06-15 16:42:37)
2. たそがれ清兵衛
《ネタバレ》 ステキだったわ。 時代劇ではあるんだろうけど、どの時代にも共通する「理不尽な社会で生きていく大変さ」みたいなものが描かれていたおかげで、チャンバラ時代劇ではなくヒューマンドラマな印象だったわ。 (アタシはチャンバラも好きなんで、別にヒューマンドラマのほうが高尚だって言ってるわけじゃなくってよ。) ところで、清兵衛ってホントに不器用な男かしら? 理不尽な世の中で上の人間に逆らってでも家族第一で生きるって、実はすごく勇気のいる難しいことだと思うの。 上司におべっか使って生きてくほうがよっぽど楽よ。 腕もたつし、ほんとは「おぬしほどの人間が、こげな田舎でウロウロしてる時ではねえ」って飯沼に言われるほど能力のあるスゴイ人なのに、あえて出世も望まずストイックにあの生活を守った清兵衛はやっぱりヒーローよ。 そもそも出世が能力的に望めないような人は結果的にああいう生活を送れるかもしれないけど(辛口かしら)普通の人にはそんな生き方なかなか真似できないもの。 だからこそ清兵衛は、休日返上で上司と厭々ゴルフに行くような(大変ねえ)サラリーマンたちのハートをぐっとつかんだんじゃないかしら? 観客は、理不尽な社会で生きる清兵衛に自分たちの姿を重ねて共感しただけじゃなく、それに逆らう彼の力強さに憧れを抱いたんだと思うの。 というわけでアタシはあえて、この映画は単なる「リアリズムもの」ではなく「ヒーローもの」でもあると言いたいわ。 ところで…りえって着物似合うのねー。 ほんと立ち居振る舞いが美しくって…襷がけするとこなんかホレボレするわ。[地上波(邦画)] 7点(2004-04-29 20:40:46)(良:3票)
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