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プロフィール |
コメント数 |
250 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
サンボリズムとリアリズムのバランスのとれた作品が好きです。 評価はもちろん主観です。 評価基準 各2点ずつで計10点 1.物語の内容・映像にリアリティを感じるか? 2.視覚的に何かを象徴できているか? 3.プロットの構成は適切か? 4.画面に映る動き・台詞や音にリズム感があるか? 5.作品のテーマに普遍性はあるか? |
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1. 太陽を盗んだ男
内容としては日本社会のパロディであり、日本社会自体が何かを真剣にやろうとするとパロディのようにしかなれないというお話です。学園ドラマ、アクション映画やスパイ映画の真似事、鉄腕アトムの主題歌、とにかく何をやってもごっこ遊びのようにしかならないという倦怠感。テーマは世界の核拡散への警鐘…のようなものではなく戦後世代の戦争経験者へのコンプレックスです。あのバスジャック犯の老人のように無気力ではなく何かに対して必死で生きてみたかった、その気持ちが主人公を突き動かすのです。しかしその無気力な倦怠感の原因が何か社会にあるのではないかという点は追求されずに、漠然とそういう空気があることだけを前提として物語が進んでいくところがこの映画の限界です。明確なメッセージが欠けているので行き当たりばったりなまま終わるのは主人公だけじゃなく映画自体もそうなのは困りものです。もはや沢田研二も老人となる現代ではこの映画自体がゲリラ撮影やキワドイ題材を可能にしたエネルギッシュな時代への憧れのような論調で語られるのも皮肉な話ですな。[インターネット(邦画)] 6点(2023-06-15 23:29:39)(良:1票)
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