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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  太平洋の翼 《ネタバレ》 この映画は当時の某参議員議員がかつて戦闘機飛行隊を指揮した松山の航空隊をモデルにしたものですが、当然ながらかなりの脚色と誇張があるのは仕方ありません。それでも開戦から2年以上が経過していながら零戦(当然ながら司令はレイ戦と言っている)以降でやっと米国に対して数量的なことは別にしても性能上での格差を少なくした新鋭戦闘機紫電改を揃えた松山戦闘機部隊は呉軍港に対する米軍艦載機の攻撃にまともに太刀打ちできた数少ない例となりました。(他の戦闘機隊は全く相手にならなかった。)実際にはその戦果は意図的に大幅に誇張されたものだったと言われています。結局はこの部隊の戦果もそれが全てで戦局には影響をほとんど与えてはいません。勿論特攻を主張する大勢へ反対して正論を述べての組織化は評価されます。大和とかの部分はフィクションですが、最後の艦隊を本土の目の前でも護衛してやれなかった無念さは伝わってきます。公開時には某発毛剤とタイアップしての宣伝が笑わせました。[映画館(邦画)] 6点(2009-04-11 16:13:15)

2.  Wの悲劇 《ネタバレ》 劇団主脳が警察で事情を聴取された研究生の措置をどうするかと協議中に三田佳子が薬師丸を連れて現われて舞台のためなら女であることを利用するのは当然だと言ったときに多分ベテラン連中は全ての事情を察知しただろうし,これを平然と行う研究生はこの企画のヒロインに最適と感づいたはずである。彼女を退団させたら私も辞めると言うのは蛇足であり,慌てて止めに動いたのは一人だけ。女子学生の令嬢と言うヒロインのイメージから考えればどうひいき目に見ても高木に分があるのであるが,殺人事件の身代わりを舞台で演じることが条件であるから,これが図らずもオーディションになってしまっている。映画と違い撮り直しの不可能な演劇で女優として通用する資質を見抜いた三田だから腹上死事件の身代わりを依頼したのだろう。虚構を行っている自分を別の目で眺めることが行えることが舞台俳優としての条件であり,それに耐え切れなかった世良の友人は脱落するとの現実から女優としての出発を眺めることで善しとした二人の別れは自然なものです。しかし薬師丸は結局これ以後に舞台には活動の場を得ていないようです。日本では舞台俳優で生きていくのは難しいからなのでしょうか。それにしても贅沢な俳優陣ですが日本では演劇関係者は比較的安く得られたのでしょうか。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-02 22:08:37)

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