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プロフィール |
コメント数 |
580 |
性別 |
男性 |
年齢 |
50歳 |
自己紹介 |
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1. 竹取物語(1987)
《ネタバレ》 時代ありきの映画だと認識していたので、自分の心をこねくり回して麺棒で大きく大きく広げてから見始めました。良かった点は、人間臭い親父のおかげで意外とすんなり入っていけた事と、各キャラクターがしっかりしていて見やすいところ。特にいかにもな小朝のキャラは好きです。また竜やUFOなども当時としては結構頑張ったと思います。受け付けなかったのはラストの取って付けた様な壮大さ(これは言ってもしょうがないか)と中盤までの現実的な作り。神秘的なものを求め過ぎたのかもしれませんが、世界観がどうもいまいちでした。話の展開上、統一した空気は作れないでしょうが、要所要所で古典的な音やBGMをもっと使っても良かったんじゃないかな。エンディングの洋楽は思いっ切り白けましたが、この時代はこういうのが多かった気がします。白けているのにどこか懐かしい気分になりました。映画として駄作とまでは言わないけど、限りなくそれに近い。それもこれも今見るから。時代の遺物でしょうね。[DVD(邦画)] 4点(2009-04-08 19:13:09)
2. 魂萌え!
原作は刺激の強い桐野作品の中では異色。原作が好きだったので期待し過ぎないで観たけど、かなり良かった。原作を裏切らない出来。ほぼベストキャストで登場人物の描き方のバランスもかなり良い。家族の中では母は母として扱われる。こういった事をちょっと考えさせられる。男女平等、女性が強くなって久しいが、オバタリアン達も例外じゃない。口うるさいおばさんも同じ世の中を生きる一人の人間。母親という仕事を終えた今、人生謳歌までいかなくても、また燃え盛る魂がなくてもいい。種火でも確実に燃えている魂を持って活き活きと生きて欲しい。応援しまっせ、おっかさん。[DVD(邦画)] 9点(2008-08-16 12:37:01)
3. ターン/TURN
《ネタバレ》 絶望を感じながらも、それを跳ね返す真希の溌剌とした明るさ、電話の相手である泉の見守る様な落ち着いた優しさ。こうした原作の最も重要な部分が全く出ておらず、陰気くさい駄作になってしまった。原作が大好きなだけに非常に残念で悲しい。違う意味で涙が出る。観た事を忘れたい。原作が好きな人には絶対に薦めたくない。[DVD(邦画)] 2点(2008-08-09 12:31:26)
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