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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 旅の重さ 《ネタバレ》 町の風景、人々の姿、魚の行商、映画の製作は1972年だが、おそらくはそれよりも昔の日本を描いた映像がとてつもなく懐かしい。逆に戦前の映画を見ると違和感しか感じないので、これくらいの時代がいちばんしんみりくるのかな。 実は原作も大好きで何十回も読み返してて、その暗さ、暗黒面がほとんど反映されていないことには気づかないでもないが、あえてマイナスとはしない。 映画は映画、原作は原作。 この映画の最大の魅力は、原作者もおそらく映画製作者も気が付いてないかもしれないが、脳内遊技に終始して性をほどんど意識してない少女が、醸し出す耐えられないフェロモン。そりゃあ、旅役者の女が切れまくるのは当たり前だし、漁師の高橋さんよく耐えたな。[DVD(邦画)] 10点(2020-09-24 16:40:30)《改行有》 2. 太平洋奇跡の作戦 キスカ 古い日本の戦争映画なので全く期待してなかった。ところが非常に面白くいい映画にめぐりあえて得をした気分。 木村 昌福という人物もキスカ島の撤退作戦に関しても全く知らないわけではなかったが、こんな優れた人物が遂行した素晴らしい作戦のことをじっくり知ることができて本当に良かった。 軍人というものは冷静で合理的な判断が求められるはずなのに、どうも日本の軍人はやたら情緒的感情的で、すぐに「いちかばちか」とか「どうせ」とか口走り、目的の達成よりも見た目だけの勇ましさに走りがちで、しかもそれに同調しないと排除されるというそもそも軍人に向かない国民性の中で、この木村さんのような優れた指揮官が存在したことは奇跡的だったと思う。 木村 昌福さんのこと キスカ島脱出作戦のこともっともっと知りたくなった。 ところでなぜ、架空の名前にしてるのだろう。製作当時はまだ軍人を賛美してはいけない雰囲気でもあったのかな[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-08-31 17:16:42)(良:1票) 《改行有》 3. 太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- 《ネタバレ》 決して面白くない話ではないし、民間人を守ることを最優先した大場大尉は軍人として立派だと思います。(民間人を置き去りにして逃げた関東軍や巻き添えにした沖縄の陸軍と比べるとひとしお) ただ、「奇跡」とか「フォックス」という言葉から連想される内容ではなかったので、少し期待外れだったことはいなめません。 あと、日本側は、発想、行動、実にリアルだったんですけど、アメリカ側の方が、特に司令官が交代してからゆるいというか、異常に美化されてて。収容所に収容されてる民間人が残存兵と接触して薬品を渡すのを黙認するとか、大場大尉の「見事な」作戦や、あるいは両軍の「ぬるい」接触の中での行き違いで結構犠牲者を出してるにも拘わらず、日本軍に対して個人的な敵愾心を示す米兵がまったく現れないとか。 いくらアメリカ人原作とはいえ、あまりにも気をつかって不自然な感じが[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-15 11:26:59)《改行有》 4. ただ、君を愛してる 《ネタバレ》 ぶっちゃけ、痛いヲタといわれるくらい宮崎あおいが好きです。(人の嫁さん、そんなに好いてどうするんだという問題もありますがw) あと、泣ける映画も大好きでものによっては、視聴を中止しなければならないくらいボロボロ泣きます。 だから、この映画はものすごく期待してみたんですが……… がっかりでした。涙の一滴も流れないし、ほとんど失望感ばかりです。 やはり根本的な設定がどうしても受け入れられません。 成長すると発病するから、薬で成長を抑えてた。しかし恋して成長したくなったから、薬を飲むのを止めて成長して、発病して死んだ。 こんなご都合主義の病気つくるんなら、むしろもっともっと現実から離れて最初から、 SFかファンタジーにした方がもう少し後味がよかったような しかも、そのありえない病気が単に台詞と、ほんのワンシーンうつった薬袋だけで説明されるから余計うそ臭くて。 点数は、全て眼鏡をはずした瞬間の宮崎あおいに。あと森とかNYの夜景とか美しい映像も惹かれはしますが。 (個人的な趣味でいうと「ださい」静流>>>>超えられない壁>>>美人のみゆきなんで、そこらへんもずっと乗り切れなかった原因かもしれない ) 内容をよく知らない映画をプレミアムで買うもんじゃないですね。いま、しみじみ後悔してます。 [DVD(邦画)] 7点(2010-02-17 16:25:29)《改行有》 5. タッチ(2005) 《ネタバレ》 正直、原作者の漫画嫌い、長澤まさみに全く興味がない人間が見るべき映画じゃないんでしょうが、案の定、中盤では登場人物の行動、心理描写に何故の嵐で、相当だれまして、鑑賞終了→即刻廃棄コースを予期しました。 ただ、ねっからの野球好きとしては最後の試合の展開面白かったんですよ。ホームスチール失敗直後の逆転ツーランとか、ネタバレなしに見れたんで結構楽しめました。 あと、最初に全く興味がないと書いた長澤さんですが、あの球場に向かって走る姿には、○○〇〇星人として1点を献上せざるを得ません。w彼女って意外と○○なんですね。[DVD(邦画)] 5点(2009-12-20 13:38:20)《改行有》 6. Wの悲劇 《ネタバレ》 薬師丸さんのファンなら何度見てもOKで、おそらく10点がつくでしょう。 だけど、そうでない人間は1、2度にした方が。せっかくの好印象がくずれます。 昔何回か見て自分なりに大分いい印象持ってたんだけど、今回じっくり見てみたら。 もう台本に粗が多くて、多くて。 芝居に命かけてる劇団の花形女優が、自分の退団かけてまで1研究生救いません。 ましてや、その直後にだれが見てもごり押しのいちゃもんつけて、その研究生に大きな役を与えるなんて。 こんなことが怪しまれず通るわけないじゃないですか? あんだけ大騒ぎしてるマスコミだって、彼女の周りに全然取材して裏取ろうとしないわけないし。 そもそも、撮影時期が合わないからって、原作を劇中劇に変えるって無理ありすぎです。 原作に対しても冒涜、またそんな理由で別のストーリーが作られるとか、映画にたいしても失礼です。[DVD(邦画)] 6点(2009-10-05 18:55:40)《改行有》 7. 大帝の剣 《ネタバレ》 かなり楽しめました。好きですね、こういう別の人格、生物が体の中に入ってきて共存する話。 キャスト的にも大満足 阿部寛は何をやっても阿部寛で、長谷川京子は綺麗。なにより驚いたのはクドカンがちゃんとまともな芝居やってること。 ただ、残念なのは中ボス、ラスボスが弱いこと。ラスボスはもっともっとこちらを一度や二度絶望させるくらい強くないと。 あと、どうでもいい宇宙船のCGには思い切りお金使ってそうなのに、肝心なところでCGというか特撮しょぼかったですね。何、あの最後の脳みそ?子供のおもちゃ? 設定、キャラクターはいいので、もっともっと面白くなった可能性のある作品。 興行的な大失敗はうなずけますが、残念です。 平成25年3月31日再見 よくも、これほど面白い設定で、こんなワクワク感がないつまらない話に仕上がったなと逆に感心。宇宙生物の正体も、地球人の登場人物の正体も、オリハルコンの正体、意味も、最初から明かす、明かす。伏線も何もあったもんじゃない。少しは見てる側に「?」と思わせる要素も残してほしかった。いささか品性に欠けるたとえだけど、ストリップショーで最初から真っ裸で出てきても面白くないでしょう。 前記の設定だけでなくて、キャストやあと、ちょっとしたくすぐりも十分笑えたので残念な作品。特に、黒木メイサ、男装だと目つきの悪さが全く気にならずなかなか。[DVD(邦画)] 7点(2009-09-28 16:36:03)《改行有》 8. たみおのしあわせ 6点は全て麻生久美子さんに。ほんとに素敵でした。つか、浴衣姿、両肩を出したウェディングドレス、もうファンなら、何杯でもご飯が……(笑) でも麻生さんのファンを続ける限り、これからも何度もこんな思いを。 自分のお気に入りの女優が出る映画が趣味に全く合わないってたまらない苦痛ですよ。 つまらないを通りこして不愉快な映画でした。人間の醜さを抉り出して、わざわざ見せるとか。 できたら一生見たくない映画でした。 平成24年4月12日再見 (うわぁ、3年ぶり)最後だけ、ほんの少し笑えただけで、あとは……つまらない、本当につまらない。主要な登場人物の行動が、本当にイミフで。うわぁ、なんでこいつ自分に権利がある家なのに、天井に隠れてるの?とかね。 この色ボケ爺、婆ども、さっさと逝ってくれとか、富士真奈美っていう女優は生涯不愉快な人間を演じ続けるんかとか、とにかく出てくる人間が不愉快か、意味不明かどちらかで。自分にはとことん合わない映画。ゴミ箱行き[CS・衛星(邦画)] 2点(2009-08-21 15:43:52)《改行有》
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