|
1. 騙し絵の牙
《ネタバレ》 出版社の話なので、”作家にいかにいい本を書かせるか”という話が中心と思っていたら、
最終的には出版業界全体の展望も含めたビジネス中心の話になっていて、ちょっと思っていたのと違った。
が、これはこれでなかなかに面白かった。
専門的な知識のない自分でも、十分に理解できる内容・話の作りだったし、
テンポも良く、非常に”観やすい”映画だったように思う。
主演?の大泉洋は、つかみどころのない飄々とした感じで良かったが、
松岡茉優(こちらが真の主演?)も、序中盤は向こう見ずで初々しかったのに、最終的には大泉演じる速水に一泡吹かせていて、
非常に魅力的な役柄だったように思う。
あと「機関車東松」の動画には思わず笑った。[インターネット(邦画)] 6点(2023-08-31 09:50:49)(良:1票) 《改行有》
2. 太平洋ひとりぼっち
《ネタバレ》 実話らしいですね。
それ故に、あまりワクワクするような展開に感じられず、
映画としてはいまひとつの印象。
主人公の性格にあまり共感できなかったのもあるかも。
当時違法行為だったはずなのに、到着後、好待遇を受けていたのも引っかかる。
史実もそうだったらしいので、なんだかなあ。
細かいところだと、「どこから来たのか?」という問いに、西宮を出港したのに、
「兵庫」ではなく「大阪」と答え続けていたのも、最後まで引っ掛かり続けた。[DVD(邦画)] 4点(2021-10-02 10:29:30)《改行有》
3. 大誘拐 RAINBOW KIDS
《ネタバレ》 面白かった。
全体的にコメディ調で、シリアスをほとんど感じないので、
気楽に観られる。
最初に、誘拐犯が誘拐対象を「おばあちゃん」と呼んだ時点で、
もう映画の方向性が分かった。
結末を見た後だと、誘拐犯はおばあちゃんとしては「渡りに船」だったということか。
自分の行く末を考える中で、いろいろ思いを巡らしていたのだろうが、
咄嗟にこんな巧妙な計画を思いつくのはすごい。
年の功ですかね。
緒形拳扮する刑事だけが、最後の最後に真実にたどり着いた(?)のも、良かった。
「犯罪もの」でこれほどまでにスッキリとした結末も
なかなかない。[インターネット(邦画)] 8点(2021-08-08 11:33:53)(良:1票) 《改行有》
|