|
1. ちょっと今から仕事やめてくる
《ネタバレ》 見ていて内臓がキューッと絞られるような感じ、こめかみがキリキリする感じが蘇ってきて辛かったです。PTSDってやつでしょうか。五十嵐(黒木華)のように自分の点数稼ぎのために人を陥れる奴も実際いるんですよね。パワハラ上司よりもずっと悪質かも。
私には「ヤマモト」はいませんでしたが、彼が主人公を救っていく様をみていると涙がにじみました。
しかし、会社を辞めた後の展開は不要だったのではないでしょうか。ファンタジックな要素を残したまま終わった方が良かった。だって、現実には「ヤマモト」はいませんから。[インターネット(邦画)] 7点(2020-05-12 19:49:16)《改行有》
2. 沈黙 ーサイレンスー(2016)
《ネタバレ》 私は歴史には素人だが、たしか切支丹たちは寺社仏閣を破壊し、人々にキリスト教を強要し、信じない者を殺したり奴隷としてヨーロッパ商人に売り払っていたのではなかったか。宣教師たちは信徒たちが殉教すると大いに喜び、本国に報告していたとも聞く。
史実はそうであっても、どうせキリスト教を美化するだけの映画だろうと思って、見る気はなかったのだが、世間の高評価につられて、ついつい見てしまった。見て大いに後悔した。
キリスト教徒でない私にも共感できるような、人生の苦悩や救いが描かれているのではないかと期待したのだが、村人たちへの責め苦と主人公の喚き声が延々と繰り返されるだけで、とにかく退屈なのだ。日本人は何を考えているか分からない薄気味の悪い奴、或いは陰険で残忍な奴として描かれ、しまいには、日本は何物も根付くことのない沼だと決めつける。これはもう、新手の人種差別ではないだろうか。
ただ、日本人俳優たちの演技は素晴らしかったと思うし、リーアムニーソンもさすがだ。しかし、ガーフィールドはいただけない。ただ喚きまわるだけで、雄鶏よりやかましかった。[映画館(字幕)] 0点(2017-02-18 22:06:39)《改行有》
3. 地球交響曲 ガイアシンフォニー
コリン・ウィルソンの「オカルト」や「ミステリーズ」に読みふけり、「ナウシカ」で言う大地と人間とのつながりに共感を覚える私としては、大いに期待してこの「映画」を見た。見たんだが、出来は平凡だったかな。その後、ジャックマイヨールが自殺し、宜保愛子が死んじまってから、この手の話には、何となく、のれなくなってしまった。7点(2004-08-01 12:42:27)
|