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1. 鉄コン筋クリート
原作の連載をリアルタイムで読んでいましたが,作品の世界にイマイチ入り込めませんでした.クロ&シロがなんであんな超人的な身体能力を持っていて,なんでヤクザをぶちのめして街を仕切れるのか,何の説明も無いのが納得できなかったんですよね.今回,アニメで久しぶりに作品の世界を覗きましたが,14年前と同じ印象でした.ピーターパンはネバーランドの住人だから空を飛んでいても違和感が無いのですが,クロ&シロは現実の街に住んでいる人間の子供という設定ですからね.ヤクザを始めとする普通の人たちの「所帯じみた暮らし」が淡々と描かれている分,クロ&シロを始めとする餓鬼達の超人ぶりがなおさら引っ掛かっちゃいました.「そこは流せ」と言われれば,それまでなんですけれど.そこら辺の設定条件を「お約束」として観ることができれば,それなりに面白い作品だと思います.[DVD(邦画)] 7点(2007-07-08 09:02:13)
2. 天と地と
カナダロケということは,エキストラもカナダの人達だったんでしょうな.足軽達が敵味方に分かれて,の~~~んびりと槍を振り回している姿は,琵琶湖の「おいさで漁」を思い起こさせるものがあり,戦国一大スペクタクルを期待して集まった観客の心に戦争の虚しさを植え付け反戦平和に駆り立てる素晴らしい効果が有ったと言えましょう.ある意味貴重.ある意味偉大.ラブ&ピースな映画です.2点(2003-09-01 23:48:01)(笑:1票)
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