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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 天国と地獄 《ネタバレ》 その捜査方法、刑事ドラマとしてのプロットは今ではどれも当たり前のもの。しかしそんなものが当たり前であるはずがなかった時代にそれを取り入れ、当たり前としてしまったのは他ならぬこの作品である。原作を独創的に発展させたプロットは今でも古臭く感じない素晴らしいもので、特に引渡しの場面の映像美と「音」は鳥肌モノ。皆さん口を揃えておられるように後半部の冗長な張り込みシーンや追跡がもっと綺麗に纏まっていれば文句なく満点だったであろうが、社会の暗部や日本の風俗を描く事を重視した監督だけに仕方ないところか。今となってはある意味映像資料でもあるのであえて減点はしない。それよりもその群像は役者やエキストラが演技をしているというのを忘れてしまいそうになるくらいに、実際そこに市民が居て、刑事が捜査しているように感じるようなリアリティに溢れている。その意味では60年代にしてモノクロ映画というのも、パートカラーの印象的なシーンという副産物も含め作品の完成度を高めるのに効果的に働いている。非常に強く印象に残るサスペンスドラマの傑作にして日本の全ての刑事ドラマの原点とも言うべき金字塔。[DVD(邦画)] 10点(2012-04-09 08:06:12) 2. DEATH NOTE デスノート the Last name 前作とは出来が違う秀逸な脚色。ミサや高田の役どころなど原作とは全く異なっているがよく世界観を壊さず、逆に原作よりまとまったよいアレンジだと思う。こういう話題先行モノで前編より後編のほうが出来が良いというのは珍しいね[DVD(邦画)] 8点(2007-07-19 12:02:53) 3. DEATH NOTE デスノート(2006) 漫画原作映画は原作に忠実でなければならないとは思わないがこれはアレンジが拙作。元々脚本の完成度が高い漫画なんだから下手なアレンジは作品が陳腐になるだけ。さすがに原作の特異な世界観を破壊する所まではいってないのでそこは頑張ったと思うが平凡な作品。[地上波(邦画)] 5点(2007-01-13 12:37:30) 4. 電車男 試みとしては良かったかもしれないが、2chのノリを理解しきれていない。「変身」してからはただのラブロマンスになってしまった。この手のゴシップこそがウリの話は真剣に作っては駄目。TVドラマ版の出来のよさと比べると一段落ちる。[DVD(邦画)] 5点(2006-01-18 22:07:10)
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