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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  点と線 《ネタバレ》 原作未読。 テレビ版も見たことがなく、今回が完全な初見。 「つまらなくはないが、ただの功名なトリックの汚職絡みの殺人事件だな」と思って見ていたが、いつのまにか女性の嫉妬や愛憎がメインとなっているというカラクリは面白い。 省庁の役人は業者を利用していたつもりでも、逆に業者に利用されている。 省庁の役人を手玉に取るほどの夫は妻を利用していたつもりでも、逆に妻に利用されている。 一番の大物は役人でも業者でも刑事でもなくて、“女”ということか。 よくよく考えると、意外と“深い”作品といえるかもしれない。 ただのサスペンスに終わらない松本清張の上手さが垣間見られる作品だ。 男と女の心中(のような殺人事件)に始まり、男と女の心中(のような殺人と自殺)で終わるという構図も面白い。 前者の心中については警察が疑問に感じたが、(お手伝いさんなどが愛人の来訪の件などの余計な証言をしなければ、)後者の方の心中を警察は追いつめられたことを苦にした単なる心中と処理するかもしれない。 巧妙なトリック殺人事件の影や顛末に、男と女の愛憎が映し出されているという面白さは評価したいところ。 ただ、刑事モノやトリックサスペンスとしてはイマイチなところも感じられる。 上映時間の短さもあるが、ややあっさりとしすぎており(一人で突っ走っているところもあるが)、刑事の苦心や事件を追う情熱を深くは堪能できない。 また、『今の時代ならば「飛行機」を使うけれども、当時はそうではなかったんだろうな』としみじみと思っていたら、普通に「飛行機」を使ったり、功名にみえて簡単に崩される穴だらけのアリバイも拍子抜けするところはある。 青函連絡船など、現代ではあまり見られなくなったものも見られるので、そのような楽しみは感じることはできるが。[DVD(邦画)] 7点(2009-11-21 22:39:05)《改行有》

2.  手紙(2006) 《ネタバレ》 原作未読。邦画も捨てたものではないと感じさせる傑作。映画を見て、ほとんど泣くことのない自分でも泣けた。特に減点すべきところもないので、10点満点と評価してもよい作品だ。ただ泣けるだけではなくて、『犯罪者の弟としての苦痛・苦悩』、『手紙のもつチカラ』がきちんと描かれている点を評価したい。作り物とは思えないほど、心に響いてくる作品だ。 “答え”のない難題にチャレンジしておきながら、一定の“答え”を出しているという非常に“深み”のある映画に仕上がっている。 「犯罪」というものは誰もが本能的に忌み嫌うものであり、「犯罪者」「犯罪者の家族」というレッテルを剥がすことは決してできないだろう。 我々としても、「犯罪者」に対して“差別”をするという意識がなくても、無意識的な“差別”なしに対応することはできないのではないかと思う。 ただ、本作を鑑賞することによって、そのような“差別”に対して、何かを感じ取ることや何かを考えることはできるという思いを強くすることができる。 結婚して子どもができたところで『これでエンドかな』と一瞬でも思ったことが、愚かともいえるほどの展開が待ち受けていたことが驚きだった。 本当のストーリーがここから始まるといっても過言ではない。 手紙を書くことで事件から逃げていた加害者、手紙を代筆させることで事件から逃げていた加害者の弟、手紙を無視(返事を書かない)することで事件から逃げていた被害者の息子、この事件はそれぞれの中では決して終わることはなかった。 自分の手による本音の手紙を書くことで事件に向き合う加害者の弟、手紙を書かないことで事件に向き合う加害者、たとえ読んでいたとしても半ば無視していたであろう手紙と本当に向き合った被害者の息子、事件から逃げずにそれぞれがきちんと事件に向き合うことによって、事件はようやく決着するのかもしれない。 『逃げちゃダメだ』という言葉は簡単に言えるかもしれないが、本当に逃げずに向き合うことはこれほど過酷なものとは思わなかったと感じさせるだけのパワーがあるラストだった。 事件は誰の心からも消えることはないのかもしれないが、繋がりを再認識して支え合うことによって乗り越えることはできるのかもしれない。 血縁者だからこそ苦しみも受けるが、血縁者だからこそ出来ることもある。[DVD(邦画)] 9点(2009-10-24 22:17:19)(良:3票) 《改行有》

3.  デトロイト・メタル・シティ 《ネタバレ》 原作未読。1ページも読んだことはない。 デスメタルの知識もないので、ジャック役の人がもともと何者かもよく分からなかった。 しかし、鑑賞前から気分が悪くて、テンションが低かった自分でも、体調の悪さなど吹き飛ぶほどに楽しむことができた。 最後は加藤ローサのように「ゴー・トゥー・DMC!!」と叫びたくもなった。 変な前知識もなく、比較材料もないからこそ、かえって楽しめたのかもしれない。 やはり、なんといっても根岸と社長のキャラクターに、松山と松雪をキャスティングできたのが成功といえる。 松山よりも松雪に驚かされたが、ダウンタウンとコントをやっていただけのことはあり、思い切りの良さが目立った。 ストーリーは恐ろしく基本に忠実のもの。 “夢”というキーワードを基に、青春映画の教科書通りの「成功」→「挫折」→「克服」という流れを踏んでいる。 基本に忠実なストーリーに対して、異世界のデスメタルという素材を掛け合わせた効果が意外と高い気がする。 もし王道素材に対して王道路線で描いたらつまらないものとなり、逆にアブノーマルな世界を描く映画に対してアブノーマルな方向で描いたら、恐らく誰もついていけなくなるだろう。 珍しい素材を王道ストーリーで攻めたおかげで、誰もが楽しめる映画に仕上がった。 また、デフォルメされているが、根岸というキャラクターが我々自身の姿と被らせることもできる。 幼い頃に思い描いた“夢”と現在の状況とは異なるかもしれないけれども、“夢”を追い続けていれば“道”は開けるのかもしれない。 その“道”も思い描いたものではないかもしれないけれども、何が正解で何が間違いかなどは誰も分からない。 一生懸命にやっていれば、誰かが共感してくれたり、誰かが応援してくれたりもして、その“道”が自分の“夢”へと気づかないうちに変わることがあるのかもしれないというようなメッセージとして受け取った。 完璧ともいえず、天才とも思えないが、笑いのセンスも悪くない。 笑いについてはよく分かっているなという演出家だ。 直球の笑いもあったが、変化球の笑いが多く、それがなかなかツボだった。 映画のレベル自体は高くないもの、点数については甘めの7点を付ける。 6点にするか悩みどころだが、それなりに楽しむことができたのでおまけしたい。[映画館(邦画)] 7点(2008-09-25 23:46:57)《改行有》

4.  DEATH NOTE デスノート the Last name 《ネタバレ》 原作は未読。 あまり深く考えずに、ストーリーを単純に追えばなかなか面白い作品になっていると思う。 しかし、よくよく考えると、本作のラストの展開は少々強引ではないだろうか(原作は1ページも読んだことがないので的外れな意見かもしれないが)。 特に、エルが自分の名前をノートに書くという動機や必然性が乏しいのではないかと思われる。西山冴子のノートをエルたちは手にいれ、海砂のノートもエルはすり替えたわけだから、あとは海砂に偽のノートを本部に持って来させて、それをこっそりとライトに渡させ、偽のノートにエルの名前を書かせた後に、死んだふりをすれば、本作と同様の効果は得られるはずだ(本部でのライトの行動は一挙手一投足監視カメラを使用すれば、なんら問題ないはず)。 偽のノートに記された名前は殺人未遂の証拠になり得る。 実際、ライトはすり替えたノートに自分の父の名前を書いていることからも、ライトは海砂のノートを疑ってはいない。 それにも関わらず、ワタリにあえて海砂を連れて来させているのは、理解に苦しむところだ。海砂を自由に泳がせないとエルの名前をライトに伝えることは困難さが増す。ライトがレムを使うというアイディア自体は面白いが、単にレムのストーリーを作りために、わざわざ逆算して色々なストーリーを構成するから、少々綻びが生じてしまう気がした。 ルールをよく理解していないのかもしれないが、リュークはすり替えられても海砂に何も言わないのだな(すり替えられてもリュークは所有者の海砂に張り付くのだろうか)。リュークは単なる暇つぶしのために人間界で遊んでいると思われるから余計なことは言わないだろうが、エルは海砂のノートをすり替える際のリュークのリスクをあまり計算していないようにもみえる。 また、原作を知らないのでよく分からないが、ライトという男はもっと慎重な人間ではないのか。映画なのでやむを得ないところがあると思うが、単に自滅していったに過ぎないライトの姿には、あまり同情や哀れみなどを感じられなかったな。 前後作合わせて制作費20億円と伝えられているが、いったいどこに費用が掛かるのかという内容であった。これほどローリスクハイリターンな商売もないので、この内容ならば費用はもっと抑えるべきだろう。[映画館(邦画)] 7点(2006-12-31 00:17:59)(良:1票) 《改行有》

5.  DEATH NOTE デスノート(2006) 《ネタバレ》 原作は全く未読。未読のため比較対象がなく、それなりに楽しめたというのが第一印象。 犯罪のない理想の世界を作るという目的から徐々に逸脱して、罪のない者や愛する者でさえもゲーム感覚で犠牲にしていく姿が描かれており、彼の精神が転落していく様がエモーショナルに分かりやすく描かれている。 演出としては、原作を知らない大人や子どもにも分かるようにしたためか、だいぶ精度は欠いている(人前でノートに名前を書いたり)が、ストーリーはまとまりよく、なかなかスムーズに流れており好感をもてた。説明不足であったり、キャラクターの感情面の描写が圧倒的に足りないが、本作の内容ならば、この程度で十分だ。 あまり細かいことは気にせず観たが、それでも気になった点としては、ポテトチップスの件(くだり)だ。映画では、その日たまたま遅くまで勉強したいためにポテチを手に取ったかのように描いているが、その日に新たな凶悪事件が発生したり、凶悪犯の氏名がニュースで明らかになるということは、確率的に低いと思われる。したがって、妹のセリフを「またポテチ食べるの。太るよぉ」と、毎晩食しているかのように描いたほうがより自然になる。なお、監視カメラに気づいた際に、室内でリュークと会話できないため、コンビニに行ってリンゴを手にしていたと思うが、その際にライトにポテチを買わせた方が演出としては良かった。 ただ、ここまで手を込んだことをしなくても、警視庁のデータベースから適当に名前と顔が分かる者(場合によれば無実の者でもよい)に「心臓マヒ。○月○日○時に○○銀行に立て篭もって、2時間後に投降し、その1時間後に死亡する。」とでも記しておけば、新たな事件が起きた後、当該者を心臓マヒで殺すことができ、自己の潔白を明らかにできたかもしれない。こんなことを言い出せば、そもそも映画にならないので、深く突っ込むべきではないが。 評価したいのはテレビ放送に踏み切ったことだ。劇場公開から4ヶ月後にDVD化もされていない時点で、テレビ放送するというのは、なかなかお目にかかることがない斬新な手法だ。最高の宣伝が期待できるだけでなく、高視聴率によってスポンサーに対しても評価されるだろうし、後編への期待値をさらに高めることができる。ジブリ以外に大した切り札のない日本テレビが一石三鳥ともいえる作戦を企てるとはおもえなかった。[地上波(邦画)] 7点(2006-12-31 00:15:28)《改行有》

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