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プロフィール |
コメント数 |
174 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
好きな映画: 分野によらず、完成度の高い(無駄なシーンが少ない、説明 っぽいセリフがない、話がうますぎない)もの 嫌いな映画: 子供だましなシーンやセリフが多いもの だれかが死ぬから悲しいお話 悪いことをする人を「実はいいやつ」として持ち上げる映画 そんな見方は損だろうと突っ込みたくなるレビュー: 「今観ると古い」 「(後から作られた)○○に似てる」 「期待してたのと違った」 |
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1. 天国と地獄
黒澤作品では、これだけ何故か未見だったので、今更ですが、観てみました。プロットのおもしろさは完璧ですね。特に、捜査会議のシーン、省略なしで描かれていて、すごい緊張感でした。一方で、ほとんどのセリフが物語を進行させるための人工的なものに感じられて、無駄がなさすぎて、特に前半の、人物の感情の動きが中心の場面で、不自然さが目立ってしまいました。部屋の中で、セリフのない人がそれぞれの方向を向いて、顔を下に向けているのも、下手な演劇の舞台を観てるみたいで、作り物っぽすぎたように思います。[DVD(邦画)] 8点(2008-01-02 13:29:38)
2. 天空の城ラピュタ
欠点も色々ありますが、とにかくパワフルな展開と、それを自然な流れに見せてしまう良く練られた演出がピカ一だと思います。最近の作品は、イメージ先行で、細かい人物描写や舞台設定が荒っぽいですが、この作品では、手抜きのない感じです。空から少女が降ってくる場面で、弁当の缶(?)を慌てて置くところや、鉄砲のタマ切れに気づいてポケットから次のタマを出すところなど、いちいち演出の密度の濃いのがうれしいですね。エンディングの別れのシーンも、サラッとしていて、それでいて余韻たっぷりなのが好きです。[ビデオ(邦画)] 8点(2007-06-16 02:01:34)
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