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1. 東京オリンピック
発表当時に河野一郎とかが文句をつけていましたが,興業的には大成功だったようです。当時の技術から仕方なかったにしても「やらせ」や後日の取り直しフィルムが多い「民族の祭典」に比べて実写に拘った姿勢は評価できます。でもそのためか陸上競技史上での歴史に残る棒高跳びの勝負(米国のハンセンとドイツ勢の満月の深夜までの死闘)が簡単に省略されていたのが心残りでした。(当時補助員として現場にいた友人から感動を聞かされていたので)[映画館(邦画)] 7点(2008-07-23 22:51:33)
2. どろろ
《ネタバレ》 手塚の原作が開始されたときに,これは戦後においてタブーとされた因果物を下敷きにしているので流石と感心したのですが,連載を念頭にした多くの勝負場面ばかり多くて最後までは読みませんでした。当然に最後は普通の人間に戻って終わりだったでしょうが。これをアニメでなくCGとワイヤを使っての映画とする企画は興味があったけれどやはりストーリ性に欠けることになるのは映画のほうが説明不足になることで仕方ないとも言えます。子供向きとは言えない(原作自体が)しアクションものとしてでは物足りないものになっています。この路線でならジョージ秋山の「アシュラ」とかのほうが映画にするなら興味が持てます。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-09 21:15:44)
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