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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ドラッグストア・ガール ある意味おっさんの妄想映画と言える。 観るまではこんなドタバタ喜劇だとは思わなかったが、とにかくおっさん達がいい味を出していて、ばかばかしくて良い。 題名は1989年の映画「ドラッグストアカウボーイ」のパロディか。 ヒロインであるべき田中麗奈は特徴のある顔立ちではあるが、おっさん達があれほど夢中になるオーラを感じない。 でもミニスカート姿はとてもよかった。 これは彼女が猫娘役で出ている「ゲゲゲの鬼太郎」でも言える。 ミニスカートじゃなかったけどそれに近い姿が実に良かった。 演技に関しては、役を表面的に演じているという感じであまりしっくりこない。 特に冒頭のシーン、用を足した後の顔の表情がまるでなっていなかった。 無防備な顔になっていない(確かにこれは難しい注文だけど)。 映画としては細かいことは考えずにばかばかしさを楽しめばよい。 ちぐはぐではあるが、面白いから良い。 [DVD(邦画)] 7点(2007-12-13 13:53:22)《改行有》 2. どろろ 原作を知らないので比べてどうこうという評価は出来ない。 単純に映画としてみて、良くも悪くも日本のアクション映画という感じ。 だけど、架空の世界、架空の時代設定で化け物のオンパレードだから、ひょいひょい飛び回るふざけたワイヤーアクションも(その不自然さは置いておいて)許せる。 ちょっと時間が長すぎる感じはしたけれど、面白かった。 化け物の一人を演じた土屋アンナが妖艶な感じで良かった。 あの終わり方、続編のにおいがぷんぷんする。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-10-29 04:40:50)《改行有》 3. TRICK トリック 劇場版2 《ネタバレ》 妙なテンションの画だな。 テレビドラマや前作映画もこんな調子だったのだろうか。 昔の芸人の古いネタやギャグをふんだんに取り入れているけど、これはある程度の年齢じゃないとまったく意味不明だろう。 逆に新鮮なギャグとして受け取られるとでも思っているのだろうか、それとも高年齢層にのみアピールしようとしているのだろうか。 その両方を狙ったのだろうか。 年齢的に映画で使われたギャグはわかったけど、でも懐かしいというよりも寒さを感じてしまった。 トリックの種明かしにしろ話の展開にしろ、中途半端な印象をぬぐえない。 さらにはクライマックス、あれはとても後味が悪い。 恐らくは娘なのであろう少女にはあまりにも酷な「母親」の最後であった。 主演の仲間由紀恵の演技は「ごくせん」の延長にしかなっていない。 そういう路線を求められていてそのまま演じたということか。 当たり役が極端に癖があるというのも考え物だ。 そのまま続ければマンネリとなるし、脱却を図るのもリスクが高い。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-10-27 17:08:42)《改行有》 4. 東京タワー これはおとぎ話。 ほとんどありえない設定だけど、おとぎ話だからいいじゃない。 ちょっと美化しすぎなのかも知れないけどおとぎ話だからいいじゃない。 いろいろ考えさせられる台詞があちこちにちりばめられている。 いろいろな立場の人の心情が描かれる。 そんな中で一途に思いを貫く。 なかなか出来ないことだ。 でもおとぎ話だからいいじゃない。 「恋はするものじゃなくて落ちるものだ」 でも「恋に落ちればいいってもんじゃない」。 深い意味を持った言葉だ。 だけどなんで題名が東京タワーなのだろう。 何かの象徴なのか?[DVD(邦画)] 8点(2007-08-20 06:25:05)
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