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1. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 退廃的描写でけだるい近未来物・・・好きなジャンルである。しかし、近未来を感じさせる映像や工夫は非常に少なく、「なぜ子供がいなくなったか?生まれなくなったか?」もわからず、また「なぜあの黒人女性だけに生命が宿ったか?」も謎であり、近未来ミステリーとしては消化不良である。この作品は、むしろ「生命」にテーマがあったのであろう。赤ちゃんの姿・鳴き声に感動し、戦闘すらやめた兵隊さんの描写に象徴されていたように思う。期待した方向とは違ったが、見応えのある作品であった。[DVD(字幕)] 6点(2007-05-07 01:29:46)
2. ドラゴンヘッド
《ネタバレ》 評判はイマイチであるが、個人的には◎。特異な映像美の中で人間の狂気が描かれており、デフォルメされ大袈裟ではあるかもしれないが、それがまた一種独特な雰囲気を作り上げている。演技の良し悪しは置いといて(むしろ、あの臭さがまた良い)、キャスティングも悪くない。主人公2人に対し、前半は山田孝之、中盤は藤木直人と近藤芳正(この親父が最も良い味を出していた)、後半は根津甚八の3部構成で、それぞれで特有の絶望感が描写されていたと思う。しかし、妻夫木は不死身・・・。[DVD(字幕)] 7点(2006-12-02 00:43:25)
3. トゥームレイダー2
原作との関連は置いといて、冒険物としてはスケールも大きくそれなりに楽しめた。続編が出ればまた見てしまうだろう。それにしても、アンジェリーナ・ジョリーは、自分の肉体をモノというか商品としか思っていないのだろう。恥じらいはまったく感じられず女性的でなくなっている。恋愛モノに出ても違和感を感じるのは私だけか?シャーリーズ・セロンもそんな感じがあったがオスカーとったし、アンジェリーナもオスカー女優であることを忘れないで別のジャンルの大作を期待したい。5点(2004-03-21 13:43:20)
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