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1. TRICK トリック 劇場版 ラストステージ
《ネタバレ》 トリックファンとしてはもう何でもアリの待機状態。あの最後のシーンを観るために、上田の涙をたたえた目を観るために映画を観ていた。14年の間に阿部寛、仲間由紀恵ともにブレイクし、おふたりとも結婚されましたね(おめでとうございます)。初めて夜中にあのドラマを観て、ワクワクしたときのことを思い出すと泣けて仕方がないです。ファンにとっては感無量としかいいようがない。続編は、観たいけど、このまま封印されれば伝説のシリーズになるでしょうね。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-10-02 12:53:05)《改行有》
2. トニー滝谷
《ネタバレ》 すごく実験的な映画だと思う。淡々と続く朗読、主人公二人の二役、不思議な透明感のある映像、全編を流れる坂本龍一の音楽。抑制された演技も素晴らしい。しかし、、映画としてひとつの成り立ちを考えると???となってしまうのは、つくり手の及び腰が画面にでてしまっている感があるからだと思う。原作者に気を使い、俳優陣に気を使い、教授にも気を使い…という監督の姿勢がほのみえて、せっかくの試みをつぶしてしまっているような気がする。唯一輝いて見えたのは宮沢りえ。わたしはこの映画で彼女の才能の底知れなさを感じた。トニー滝谷がジョギングをしていたり、どんぶり一杯のサラダを食べているシーンでは、どうしても村上春樹を彷彿とさせてしまって、それがいいんだか悪いんだかよくわからない。それから坂本龍一の音楽はこの映画にかぎってはわたしにはうるさかったです。[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-06-15 07:36:47)
3. 東京タワー
《ネタバレ》 若く美しい男と年のわりに綺麗な人妻の恋愛。でもなぜに透にとって詩史でなくてはならなかったか、なぜ詩史にとって透でなくてはならなかったかという理由がわからない。「空気で惹かれあう」なんて安易な説明でごまかさないでほしいものです。俳優陣は皆一定の水準を保っていたと思う。特に余貴美子さんはいい味だしてたし。映像もいい。岡田准一は10代のころはおっさんくさかったけどすごくいい感じに発酵しはじめてます。にもかかわらず…「葉山の別荘」ってとこでもうひいちゃいました。なんか発想が古いというか。これだけ皆ががんばっていいなと思えないのは、やはり原作か(未読)脚本が悪いとしか思えない。これは40代の女性たちへのおとぎ話なんでしょうか?だとしたらちょっと見くびりすぎ。だいたい40にもなっておとぎ話が必要な人間てどうなんだ?深窓の令嬢がそのままおおきくなったらこんな妄想しかないのか。うーん、とにかくもったいないっていうのが本音です。しかしこれが男女逆転していたらふつうの話ですよね。若いときに不倫していて、年をとったら今度は自分が男の役をやってみたいってことでしょうかね。[地上波(邦画)] 2点(2006-06-03 22:44:45)
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