みんなのシネマレビュー |
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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 映画 みんな!エスパーだよ! 《ネタバレ》 ドラマ版はめちゃくちゃ楽しませてもらったけどこれは……。やはり二時間映画にするとテンポが悪くて息切れ感が否めない。池田イライザは良かったけど、この役は夏帆の方が良かった。下着姿の女性達がゲシュタルト崩壊してくる。脳みそが溶ける……。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2017-09-02 09:02:00) 2. 映画 聲の形 原作の読みきりからのファンだけど、ホントにうまくまとめてアニメーションにしていて、監督演出上手いなぁと唸りっぱなしでした。原作読んで胸に刺さりはしつつも泣かなかったけど、この映画ではボロボロ泣いてしまった。先日観た君の名は。には全然心が動かなくて、逆に冷めて幻滅してしまったので、ヤバい心が荒んでるのかなと心配したので良かった笑 君の名は。のチケットを買っている人一人一人にこっちの方が良いですよと声をかけたくなるくらい観るべき作品だと思った。 批判意見としてよくいじめ被害者が加害者を許すなんてあり得ない、まして好きになるなんてとか言われてるけど、硝子が当時どういう心境だったか、そして今そのことを振り返りどう思っているのかということは劇中できちんと描写されていると思う。あと根本的なことをいうと、本作が中心に描いているのは聴覚障害やいじめや高校生の恋愛ではなく思春期の人間関係だということ。 この映画を観てモヤモヤする、イライラするという人は、主人公が善良な人間で最適解な行動をし話は最良の結末を迎えなければスッキリしないというタイプではないか?完璧なものはなく、感情が理解できなかったりすれ違ったりするのが人間じゃないか。私はそういう登場人物それぞれに足りないものがあるところに逆にリアリティを感じたのだが。 君の名は。は大ヒットしてるお陰で未だに公開初週並の回数で上映しているのに対し、本作は君の名は。より後に公開されたにも関わらず、ただでさえ劇場数は少ないのに上映回数が減ってきているので悲しくなってくる。[映画館(邦画)] 9点(2016-10-20 23:49:32)(良:1票) 《改行有》 3. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 《ネタバレ》 前作ではそれぞれのキャラクター達が(旧世紀版と比べて)成長した姿を見せ、レイを自らの意志で救い出すようなまさに理想の主人公となったシンジだったが、まさかあの行動にこれほどの代償がつくとは…。 主人公シンジが目を覚ますと舞台は破のラストから14年経っており、観客は劇中のシンジ同様あれから何が起こったのか、今何が起こっているのか分からない状況に放り出される。シンジはまるで観客の気持ちを代弁するかのように問いかける。「説明してよ!」 本作では往年のファンでも想像がつかなかったであろう展開が繰り広げられ、テレビ版や旧劇場版を観ていたときのような「何かすごいことが起きているけど分からない」「聞いたこともない用語が多い、展開が速すぎてついていけない」ため、観ながらあれこれ推測する必要がある(というか強いられる)。 ああ、そういえばエヴァを観るってこういう感覚だったな…と、14年越しに「全く新しいエヴァ」を観ることができて思い出した。そうだ、こうだからエヴァは面白いんだ…。 今回の「Q」は(舞台や展開こそ全く違うが)、テレビ版の「最後のシ者」や「EOE」をなぞっており、理想のキャラクターと展開を見せた「破」をぶち壊しにするような鬱々としたストーリーだが、しかしながら、絶望し放心したシンジ、シンジを叱咤するアスカ、自らの選択で二人について行くレイ(仮)、の三人で赤い砂漠を歩いていくラストシーンは「EOE」の「気持ち悪い」ラストシーンとは対極的で、本作のキャッチコピーであるカヲルのセリフ「希望は残っているよ。どんな時にもね」を信じたくなった。[映画館(邦画)] 9点(2012-11-21 17:23:52)《改行有》 4. SR サイタマノラッパー 《ネタバレ》 雑誌BRUTUSの特集で、錚々たる名監督と名作の中に入江悠監督とこの作品の名が。以前からこの監督のことはこの作品と共にあらゆる雑誌やネットでその名を見かけており、気になってはいた。 確かに訴えてかけてくるものがあったし、インディーズでしかできないような内容であることから多くのファンに支持されるのも頷ける。特筆すべきは、公民館のライブシーンとラストの飲み屋のシーンだ。ワンシーンワンカットがうまく効果を上げており、その痛々しさも相まって最高の名シーンとなっている。また、グループ内派閥の雰囲気というのがすごくリアルで、最初のSHO-GUNG内のやりとりからグループの人間関係というのが見えてきて、後の衝突がなんとなく予想ができるところに演出の上手さを感じた。 しかしその反面、映像と音響がとてつもなく安っぽい、ワンシーンワンカットを多用しているためテンポが抜群に悪い(ワンシーンワンカットは前述の2シーンのみ必要性を感じた)、みひろ演じる千夏という登場人物を持て余している、など重大な欠点がいくつかあるのが残念。 [DVD(邦画)] 7点(2012-01-21 00:24:59)(良:1票) 《改行有》 5. A 《ネタバレ》 このドキュメンタリーは、サリン事件当時のオウム内の状況と信者たち、それを取り巻くマスコミや警察、地域住民が映像に収められている。この映像に映っている信者たちは誠実な若者であり、きちんとした信念の下信仰に励んでいる、意外とまともな人たちだ。対して警察は、因縁をつけ茶番を演じ、無実のオウム信者を公務執行妨害として逮捕する悪人、マスコミは、取材の件で口汚く言い争うチンピラのように映っている。 そして、重要な点として、この作品はマスコミによるオウムの偏向報道というものの上に成り立っている。 当時幼少だった僕はそのマスコミの偏向報道をよく知らないし、オウムについて知っていることといえば、サリン事件を起こした麻原彰晃率いるカルト教団ということだけだ。その程度の知識でもあったから、まだあまり問題ないかもしれない。 問題は今後現れるであろう当時の状況を全く知らない人間が、オウムを知る術としてこのドキュメンタリーを観たときだ。 人間には良い面と悪い面の両面がある。オウム信者も、警察も、マスコミも、人間だからその両面がある。 しかし、このドキュメンタリーはその片面を編集という手段で削り、それぞれを善人と悪人に仕立て上げてしまっている。当時の状況を全く知らない人間がこの作品を観たら、誤解するのではと危惧してしまう。そこにこの作品の「ドキュメンタリーとしての未完成さ」を感じる。 映像に映る誠実なオウム信者も事実である。しかし、 あの サリン事件を起こしたオウムだ。このドキュメンタリーに登場するオウム信者は不自然なほどまともなのだ。 監督である森達也は、当時はオウムに関することでないと金にならなかった、と語っている。 実際はオウムのことはどうでもよく、オウムを通してマスコミや警察の批判を行いたかっただけではないだろうか。 [DVD(邦画)] 5点(2011-12-11 17:51:55)(良:1票) 《改行有》 6. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 《ネタバレ》 今回はテレビ版とはほぼ別物。展開や挿入歌などの演出が予想の斜め上を行っていたにもかかわらず、完成度の高いエンターテイメント作品になっていた。 最初から最後まで興奮しっぱなしの映画なんて久しぶり。映画が終わった後、劇場に拍手が鳴り響きました。[映画館(邦画)] 9点(2009-07-02 00:50:32)《改行有》 7. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 うまくテレビ版をまとめ、ちょっと違った展開を交えた感じ。映像もすばらしく、続編が楽しみになった。 でも、このくらいの尺だったらもっと上映時間長くして、二部作にまとめてほしかった。[映画館(邦画)] 8点(2008-02-14 17:34:31)《改行有》
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