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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. エリ・エリ・レマ・サバクタニ んー・・・観た時のコンディションが悪かったのか、単に自分に鑑賞眼がないのか、きっと後者だと思うのだけれど、、観終わって思ったのは「良いのか、これで?」ということ。浅野忠信出して宮崎あおい出して、いかにも「前衛でござい」てなノイズミュージック鳴らして、岡田茉莉子出して往年の日本映画へのオマージュをチラ見させて、不条理で殺伐とした死を描いて、それ「だけ」で良いのか?やっぱ自分に見る目がなかったのか、それとも丁度直前に「父親たちの星条旗」観ちゃってたからなのか、、んー、「ユリイカ」は好きだったんだけどなあ・・・。[DVD(邦画)] 5点(2006-11-15 18:24:59) 2. 映画ドラえもん のび太の恐竜2006 映画版ドラえもんは確か中学生くらい、「竜の騎士」辺りまでしか観てなくて、その辺りからテレビ版からもマンガ版からも遠ざかって、もうすぐ二十年。宿題勉強大嫌い、昼寝ぐうたら大好きで、あやとりと射的しか取り得のない、でも心優しいのび太に思い切り感情移入しまくっていたクソガキも、いつの間にやらクソ大人になりましたよなってしまいましたよ。そんなクソ大人が久々に再会した(しかも劇場では初めて)ドラえもんは、やっぱりドラえもんで、もうそれだけで何だか嬉しくて、声優さんが代わったとか演出が変わったとかそういうのは、ま、どうでも良くて、ただ嬉しかったのです。・・・帰り道、「いっそのこと、あの千葉にある南蛮渡来のネズミ王国を接収して“藤子不二雄ランド”にしてしまえば良いのに。いやすべきだ、そもそもネズミはドラえもんの天敵だし」とか思ってしまったワタクシはやっぱりクソ大人です。でも映画は最高。[映画館(邦画)] 8点(2006-04-15 18:30:59)(良:2票) 3. 映画 ふたりはプリキュアMax Heart ・・・えーっと、すんません、僕なんぞが一番で。この作品って今小学生の女の子に大人気なんですよね?原作もTVアニメの方も知らない僕が何故この作品を観たかというと、脚本が羽原大介(「ゲロッパ!」「パッチギ!」)だから。ひょっとするとどこかに「ハバラ印」が刻まれているのかなーと思ったけど、あんましそういうのはなかったな、残念ながら(強いて言えば「スーパーハバラ」という名前が出てくる位か。そう考えるとやっぱ「クレしん」の原恵一は凄いよなー)。ま、だから、楽しかったですそれなりに・・・位しか、感想はないのだけれど。あ、主人公の子達が基本的に徒手空拳(?)で戦ってるのが「頼もしいなー」と思いました。でも一番面白かったのは、三十過ぎたオッサンが夜中にヘッドホンつけてこの作品を観ている、という状況そのものだったりする(笑)。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-26 18:35:53) 4. A2 心地よい混乱と、そして感動が味わえた作品でした。当初オウムに対して反発していた地域住民が次第に信者たちと心を通わせていくところはとても感動的。個人的に横浜の右翼の人が非常に理知的だったので、ちょっとびっくり。それに比べると茨城の右翼は、ちょっと何だかなあってな感じだったけど。8点(2004-10-31 19:07:56) 5. A 心がざわつく作品。当時、オウムという集団が凶悪犯罪を起こしたのはほぼ間違いなく、また新たな犯罪を起こそうとしていると思われたのは当然のことだ。だから公安による微罪逮捕なども、ある程度仕方のない事だとは思うし、そもそも社会の規範や現世での幸福を否定している団体が「人権」とか言うのも矛盾している、と思う。駄菓子菓子。後半に登場していた、オウムを「悪魔教団」と罵り、「オウムに破防法を適用せよ!」とヒステリックにアジってたおばちゃんにも感情移入することはできなかった。その意見の是非ではなく、「相手が絶対悪=自分が絶対善」と無邪気に(?)信じている様が、まるで「デビルマン」に登場する「悪魔討伐隊」を思わせて不気味なのだ(なので、もし映画「デビルマン」を観ようとしてる人にはこっちが断然お勧め)。まるで「フセインは悪だ!だからこの戦争は正しい!」と叫ぶどこかの大統領のようでもある。 そもそもオウム(アレフ)信者は、自分たちの集団が犯罪を犯したことを知りつつ在籍しているのだろうから、社会から白眼視されたとしても、それを甘んじて受ける責任と覚悟は必要だと思う。しかしだからといって社会がオウムに対して何をやっても許される、ということにはならない。大体歴史的に言っても宗教というのは外部からの迫害が大きければ大きいほど結束を強くし、信仰は深まる。彼らに「麻原(松本)が犯罪を犯したのは確かなのだから脱会して社会復帰しろ」というのは、例えばキリスト教徒に「人間はサルから進化した生き物で神が創ったのでないことは明らかなのだから信仰を捨てろ」と言っているようなものだと思う。結局まず彼らに対する「狂信的集団」という見方をひとまずやめて「オウムという信仰を持っている人々」という認識から始めないと問題の解決には至らないのではないだろうか。この作品のスタッフがオウム側に信頼され、ここまでの映像を撮ることができたのは、その認識があったからだと思う。 さて、最後に映画としてのこの作品に対して注文を一つ。この作品は、観る人が事件についてある程度の知識を有していることを前提に作られている。だからこれから若い人たちが予備知識なしにこの作品を観ても、よく分からないと思う。できれば事件に関する資料やコメントを入れた「再編集版」も作ってほしい。この作品は、そうするだけの価値がある、と思う。8点(2004-10-28 19:04:37)(良:2票) 《改行有》 6. 江戸川乱歩の陰獣 すげーもん観ちゃったなあって感じ。乱歩原作ということで猟奇モノだし、出だしはなんかふた昔前の火曜サスペンスみたいだし、あおい輝彦はSMしながら事件の解決やってるし(笑)、質の悪いB級映画になってしまう要素は沢山あるのにそうなっていないのはやはり監督加藤泰の力量ゆえなのでしょうか。話的には納得できないところもあったし、結局事件がどーゆー事だったのかもよく分かっていないのだけれど、ある種演劇的な様式美に圧倒されちゃいました。8点(2004-06-23 22:05:41)
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