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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 炎上 《ネタバレ》 初見、原作未読。国の宝を焼失させるまでに至った青年の心模様が描かれています。溝口の劣等感と清くあって欲しいと願うものの濁った姿への思いを代弁している戸苅を演ずる仲代達也が圧巻。爽やかな部分が皆無の市川雷蔵は観るのが辛い重苦しさで救いの無い結末に胃が痛くなりました。多様な人物を演じ分ける役者魂で会社の猛反対をはねのけた市川雷蔵の早逝は、後年の仲代達也のような重厚さが観られたに違いないと思うと実に残念です。[DVD(邦画)] 7点(2018-04-12 13:51:39) 2. 映画 ビリギャル 慶應に合格して何をするのか、卒業して何をするのか。見返してやりたいという理由だけでは合格で燃え尽きてしまうのでは。受験勉強は日々自分との闘い。頑張れと励まされなくとも頑張るもの。誰にも応援されなかった身にとっては、さやかちゃんを応援する沢山の人物が眩しかった。家族の姿を掘り下げて描いている点に作品の奥行きを感じた。[DVD(邦画)] 7点(2016-09-13 14:40:03) 3. 永遠の人 《ネタバレ》 度々流れる歌詞までついているフラメンコ風の音楽が「何じゃこりゃ?」という意味不明なシロモノで呆れると共に不快になる。登場人物全てが「私「だけ」が憐れである」という遣る瀬無さに満ちており嫌になる。隆が一番情けないと思う。ラストの僅かな救いにも気持ちは晴れない。[DVD(邦画)] 4点(2016-08-03 16:03:21) 4. SP 革命篇 《ネタバレ》 野望編に引き続き、山本圭目当てで鑑賞。出番が多かったけれど、もう、おなか一杯。70歳過ぎた身であんなに走らされ、這いずり回らされ、最後見向きもされずで痛々しい。私怨を革命とうそぶくお粗末な物語の上に成り立つアクションは、くどくて、戦隊シリーズ(一人足らないが)を見ているようだった。[DVD(邦画)] 4点(2016-02-16 23:32:05) 5. SP 野望篇 《ネタバレ》 山本圭が出演している事を知り鑑賞。見た瞬間「あぁ、齢をとったなぁ」時の流れを痛感する。出番は少ないものの重要な役どころで存在感はさすがで、革命編に期待が膨らむ。ストーリーは香川照之が何時もの顔芸で怪しげな陰謀の雰囲気を振り撒いているもののあまり盛り上がらず。キレのあるアクションを見せんが為に年寄を連れて3㎞も徒歩移動するのには白けた。[DVD(邦画)] 5点(2016-02-16 23:13:11) 6. 駅 STATION 誇りと信念を持って職責を果たす三上刑事。その職責は、他人の命を絶つ事の苦しみを伴い、男女の情よりも重い。そんなやるせなさを「舟唄」流れる空間がかきたてます。[ビデオ(邦画)] 7点(2004-03-04 18:21:45)
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