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プロフィール |
コメント数 |
304 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
つたない文章力で自分なりのレビューを心がけます。映画館で観た作品は自然と評価が高くなりがちです。 |
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1. 何者
《ネタバレ》 閉塞された空間に捉われ続ける若者たち。それはアパート、面接会場、大学の喫煙室、電車(さらには窓に映った拓人と瑞月は窓枠にも捉えられる)、タクシー、直接的描写はないが履歴書の証明写真など。
そんなあらゆる閉塞性の中で、ツイッターという特権的な立場から、他者を批評し俯瞰した視点を保つ事で、何者でもない自分のアイデンティティを何とか維持する拓人。
物語の終盤。他者を見ていた、批評していた者(拓人、映画の観客)が、見られる、批評される者になる瞬間。客観性が崩れる瞬間。抽象的なものが視覚化されていく。
それは劇場(演劇)となり、面接となり、ツイートを受け取る側のダイレクトな反応(理香)となる。
拓人のアイデンティティは崩壊し、面接の中で彼の本音が溢れ出す。
その時、それまで正面から客観的に拓人を捉えていたカメラは、彼の背中を押すような主観的なものとなり、拓人自身は閉塞されたビルから、光輝く解放的な外へと踏み出していく。[DVD(邦画)] 7点(2017-08-15 18:55:55)(良:1票) 《改行有》
2. ナイト・オン・ザ・プラネット
《ネタバレ》 人種も年齢も性別も違う。見かけによらない人もいれば、見かけ通りの人、懺悔をすると言いながらタバコをポイ捨てする人、目にしたものが自分にとって全ての人、目が見えなくても色々なものが見えてる人、人の不幸を相対的に比べて優劣をつける人。などなどホントに色んな人がいてそれぞれの人生を生きている。共通点は、地球で生活している事と、同じような時間にタクシーに乗った事と、タバコが大好きな事(吸ってない人もいますがすごく印象に残ったので..)ぐらい。そんなの当たり前で今更な事なのですが改めて実感し直しました。見終わった後に誰かとそれぞれのお気に入りのパートについて語り合いたくなりました。自分のお気に入りはニューヨークの話でした。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-13 23:10:17)
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