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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 涙そうそう 《ネタバレ》 自分にとって初めて麻生久美子さんという女優を知った、それだけで充分意味がある作品なんですが(この作品でもすごく素敵でした)……… 繰り返し見れば見るほど酷い作品です。 というのも、自分には「どんなに善良でも馬鹿は他人に踏みつけにされて、惨めな人生送るんだよ」っていうテーマにしか取れませんでしたから。(あくまで自分個人の受け止め方ですが) ものすごく凶悪な人間が二人出てきますね。 一人は船越さんの詐欺師。(実は自分も彼の口車に乗せられてあやしげな健康食品購入したことがあるんで、決して他人事とは思えませんでしたw) もう一人はカオルの父親。彼のせいで、にいにいと母親の人生がどれだけ狂ったことか。 だのに再会しても一言も謝罪の言葉もない、偉そうに上から説教たれるだけ。何様? 最悪。 この二人がまるで自然災害みたいに扱われて、彼らのためにあまり賢くないにいにいが、苦労して苦労して死んでいく。ほんと酷い話ですね。 ただ、にいにいの愚かさにも不快感はありました。血がつながってるわけじゃないんだから、スパッと割り切って女性として見るか、あるいは、母親の遺言の呪縛、兄妹として育った思いでどうしても踏ん切りがつかないんなら、あくまで妹として見る。賢くない彼には、自分の精神状態さえ充分把握できてなかったんだと思いますけど、あんな中途半端な思いを寄せられたら、寄せられる妹を不幸にするだけだって気がつかないのかな。もし、あくまで妹としてみていくつもりだったら、まともな愛想尽かしをしてやらないと、妹はまともな恋愛すらできない。 で、一番愚かなのが、一生懸命妹のために頑張ってるつもりが、(着物とかレンタルで充分だろ)結局、栄養も満足に取らない、昼夜兼行の重労働で自分の身体をボロボロにして、最愛の妹を一番悲しませたこと。 どんなに善良でも、純真でも、あまりにも愚かな姿には引いてしまいます。 久々に見て、脚本のくだらなさにげんなり。自分の娘を他人に押しつけて消えてしまう男ってそうはいないだろう。酒場で他人の話を聞いてそれをネタに詐欺を行うやつも、それにひっかかる男もそうはいないだろう。中卒の男に引っかかる女子医大生ってそうはいないだろう。義理の妹に着物を買うために過労死するほど働く人間ってそうはいないだろう。台風で窓ガラスが壊れる家ってそうはないだろう。一つ一つ、絶対ありえないことじゃないんだろうけど、あまり起こりそうもないことをいくつもいくつも重ねてストーリーを作るセンスってかなりイラっときますね。7→6[DVD(邦画)] 6点(2010-05-03 11:23:13)(笑:1票) 《改行有》 2. NANA 《ネタバレ》 つくづくキャストって難しいなって感じる映画でした。 例えば、奈々と彼氏。 作り手の意図としては、奈々があまりにも自分中心で、依頼心が強くて、彼氏が疲れて、だから…… というふうに持っていきたかったと思われますが、結果としては失敗です。 なぜなら奈々=宮崎あおいが、あまりに可愛かったから。 普通、あんな可愛い女の子が甘えてきて、うっとうしく感じる、疲れるってあり得るでしょうか?明らかにミスキャストです。もう少し平凡なルックスの女優さんにした方がよかったかも。 あと、中島美嘉さん。歌唱力と存在感が圧倒的過ぎです。 別に伊藤由奈さんの歌唱力をどうこういうほどのセンスも知識もありませんけど、 中島さんの歌のシーンがあったあとで、彼女のシーンがあると、明らかに格落ち感が強くて。 いいキャストを揃えたからといって、それが100%生かされるとは限らないんですね。 ストーリーは、退屈はしなかったけど、感じるものもあまりありませんでした。 宮崎さんの可愛さに4点、中島さんの歌に2点です。[DVD(邦画)] 6点(2009-11-05 10:08:41)《改行有》 3. 南極物語(1983) 《ネタバレ》 犬好きなんでこういう映画はもう駄目です。 再会シーンもそうだけど、むしろ別れのシーン、それから少女に責められるシーンで少しほろっと。 ただ、犬だけのシーンはもっと短くても。 完全なフィクションになってしまってるんで、そこだけちょっと引きぎみでした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-08-14 15:16:40)《改行有》 4. 波の数だけ抱きしめて 《ネタバレ》 中山美穂の相当なファンで、封切当時はお気に入りの映画だったんですけど、 やっぱり月日が経つと駄目ですね。PVとしても及第点はちょっと。 スキーとか宝探しはドキドキ感あったんだけど、ミニFMには、まるで。もともと法律の裏をくぐるためのせこいことをやってるだけで、それに会社の金つぎ込む非常識な男にも全く白けた気持ちしかもてなかったので、FMがつながろうがどうしようが別にって感じでした。 (ホイチョイプロダクションの人達って、もとはサラリーマンだったみたいだけど、 仕事なんか結果が全てということは分かっていても、こういう感覚の人たちとあまり一緒に仕事したくないな。閑話休題) 恋愛モードも今更感が強くて。 ただ、なんのかんの言っても中山美穂がすごく好きだった気持ちは忘れてないし、何と言ってもエンディングの真冬のサーファーがものすごく好きな曲なんで、あっさり切り捨てられない映画ではありますね。[ビデオ(邦画)] 4点(2009-12-27 11:20:57)《改行有》
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