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1. 凪待ち
《ネタバレ》 えーっと、脚本がよくないと思います。
殺人事件を絡ませる意味ってあるんでしょうか、全くないと思います。
西田尚美ということで、何かワケアリでそのうちなんかやらかすという期待も裏切られました。
ギャンブル依存症の中年男の再生を描いているんだと思うんですが、そこに殺人とか反社とかキレて暴れまくり破壊しまくりを絡ませるというのが
お手軽過ぎです。ロケーションやカメラワークもいいし雰囲気は抜群なのに。
極めつきは余命いくばくもなく、寡黙で頑固で最初はそこまでの存在感はなかったじーさんが少々動いたらあっという間に解決しちゃうのよ、
通夜の席に香典もって現れたその筋とわかる人の登場が伏線にはなっていると思うんですが勘弁してほしいです。
俳優たちはそれぞれ個性的ですし演技も申し分ないんですが、やはり映画の良し悪しが決まるのは脚本なんだと改めて感じました。
娘役の人物造形がお粗末ですしキャスティングもよくない、あの中でひとりだけ浮いてたと思う。
香取慎吾がこんな役をやるようになったのかと感慨深いものはあります。[インターネット(邦画)] 4点(2022-03-20 14:53:56)《改行有》
2. ナイト・オン・ザ・プラネット
私にとってジム・ジャームッシュの作品は当たり外れがはげしいです。でもこの作品は好き!オムニバスというのは短編小説みたいで退屈しないのがいいですね。ウィノナとジーナ・ローランズのLA編が好きです。ガムをクチャクチャ、たばこをスパスパしてるウィノナがかわいい。彼女はブスっとした仏頂面がよく似合います。ニヤリとしたのはパリ編。ベアトリス・ダルが盲目役で出てきたとき「ベティ・ブルー」と被ったのは私だけじゃないと思う。8点(2004-05-21 09:03:42)
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