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1. 長い散歩 50歳を超えてから涙腺が弱くなったのですが、それ以前に映画で泣いたのは2作のみで共に緒形拳さん。敬愛する俳優さんの中で永遠に絶対一位の存在であります。15、6年ぶりのお姿はやはり沁み入るもので、正座して慟哭する姿は「鬼畜」が重なりやはりすすり泣きが止まらない堪らないシーンでした。虐待されて育った母親がわが子を虐待する連鎖、妻子を蔑ろにして仕事を勤め上げた男の懺悔。最小限の台詞と最小限の回想シーンは出来事の本質を考えさせられるもので、監督の手腕が冴える秀作です。 人生は長い散歩・・・ですね。[インターネット(邦画)] 9点(2021-03-16 15:25:44)《改行有》 2. ナイト・オン・ザ・プラネット ジム・ジャームッシュ監督作と言うことで鑑賞。敬愛するジーナ・ローランズ出演というのにガッツポーズ。アクの無い役柄であっても存在感は格別で見惚れてしまう。期待が膨れ上がったところでおしまい。「何で?」オムニバスだったのか。ストーリーではパリ編がベスト。台詞では「お金は必要だが重要ではない」が心に残る。[DVD(字幕)] 6点(2020-05-27 01:30:06) 3. 浪華悲歌 《ネタバレ》 我が身を犠牲にして尽くした相手に裏切られる。恋人はともかく家族の冷たさが堪えます。誰のおかげですき焼きを食べていられるのか! それでも一滴の涙も流さぬアヤ子。犬と朝寝をしている社長夫人共々女性陣の逞しさに魅入ります。それに引き替え男性陣ときたら・・・心斎橋そごうのエレベーター、地下鉄淀屋橋駅(?)当時の最先端の街並みが興味深かったです。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-13 20:53:23) 4. 波の塔 原作は清張作品で三番目に好きであり期待が大きかったのですが、感情を表せないロボットのような津川雅彦がぶち壊しています。結城夫妻の方から男女の機微を感じるようではいけません。[DVD(邦画)] 6点(2009-08-20 01:37:53)
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