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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 人間の條件 第一部 純愛篇 これはロード・オブザ・リングと同じように全巻まとめて1つになる作品なので、長いけれど通しで見るのが望ましい。やはり10時間近くかかるので体力と気力がないと見られない。それでもこれはぜひ見て欲しい日本映画の良心ともいうべき作品。私はまだそいう元気のあったかなり昔、オールナイトで鑑賞し今でも忘れられない感動を受けた。日本が満州に進出した時代、現地中国人に対しての非道な悪行や軍隊という暴力的な集団を描き、その残虐で悲惨な描写に心底恐ろしく背筋の凍る思いがした。人間性を失った軍人たちの中で一人、良心を失わず抵抗する主人公の梶の姿が尊い。涙なしには見られない傑作。10点(2004-01-15 17:35:12)(良:2票) 2. 人情紙風船 なんとも言えないような寂しさ・悲しさを感じるラストシーン。長屋の住人たちは、今まで見たどんな時代劇の人物たちより江戸に生きてる「人間」そのものを見るようだった。浪人の海野も商人もやくざも、みんな人間くさいのに一人、海野の妻だけは武士の魂というか誇りを持って希望のない人生にきりをつけた。明るい話ではないのに、前進座の俳優陣の面々の名演といい素晴らしい時代劇になっている。しかし監督の山中貞雄は「これが遺作ではチトサビシイ・・」と言って出征して帰らぬ人になった。惜しい、、、本当に惜しい、、生きていればこれ以上の素晴らしい作品を見られただろうに・・・10点(2003-11-29 15:53:21)(良:1票) 3. 日本沈没(1973) 公開当時はすごい話題作(宣伝上手)だった。内容が大自然災害だから見たときはとってもインパクトがあった。しかし大げさすぎるような感じと不自然さにちょっとしらけた気がする。 6点(2003-04-11 16:42:57) 4. 二十四の瞳(1954) リメイクもあるけど高峰秀子の大石先生が一番!木下監督作品でも一番好きな作品。小学校でのエピソード、教え子たちの戦争とその後の話などいつ見ても一番泣ける映画です。小さな学校での教師と教え子たちとの暖かいお話は、実は戦争場面のない反戦映画でもあります。 10点(2003-04-05 00:11:07)
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