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1. 日本以外全部沈没
不条理映画になりきれていないところがちょっと残念。アメリカに虐げられている現状を払拭するかのようなブラック性は痛快だし、中国韓国が神社におまいりに行ったというセリフも本当に面白い。自分としてはそこを映画にして欲しかった。日本沈没と同じ時期ゆえに見る人も多いかもしれないが、見る人の対象を絞りきれていないがためにギャグでもなし、不条理でもない、さらに情緒的でも道徳的でもない中途半端なものになってしまっている。唐突なエンディングは、これをもって長くなる話は打ち切りといわんばかりで、時間が来たから帰るよと酒屋での馬鹿話に似ているがそれはそれでよかった。 政治経済に興味のあるテレビを見ない人がこれを見ると、子供のころの漫画を思い出して好きだろうとおもった。 草薙のリメイクよりは良かった。 シュールだなぁ。[DVD(邦画)] 7点(2008-03-30 08:45:13)
2. 日本沈没(2006)
リメイクということで前作品を周到しているのかと思いきや、なぜだか恋愛ものになっていた。設定があまりにも陳腐で突っ込みどころ満載。ばたばたと死んでいく他人と絶対に死なない身内はリアリティを喪失させてしまう。とってつけた恋愛はいつの間に?とも思えるほどの関係で薄っぺら、それでいて悲しみは最高潮。 日本沈没に結び付けないと客を呼べないと踏んだのか、これらのキャストなら別作品でもよかったのではないだろうか? 日本沈没の冠を背負うにはあまりにも残念。 前作品、もしくは原作が日本沈没であって、これはパロディってことにして欲しい。[DVD(邦画)] 3点(2008-02-24 09:00:16)
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