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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. NO 選挙、NO LIFE 《ネタバレ》 畠山理仁氏が愛おしい。2時間半かけて、長野まで東京選挙区の参議院議員候補(蓮舫氏、他の候補の応援演説中)を追いかけて、20秒コメントが取れた時の笑顔。こんなに嬉しそうな笑顔。「選挙は自由だ」と訴え、(誰にも振り向かれずとも真剣な)候補者に自分を重ねる畠山氏。基本的には、夏休みにカブトムシ探して虫取り網持って走ってる小学生みたいなんですよ。しかし。小学生の夏休みが終わるように、畠山氏にも「こんな経済的にペイできないこと、いつか辞めなければいけない」という屈託があり。そこがイイんだ。いつも、時間切れ、引退することを意識しつつ、候補者を真摯に追いかける畠山氏。奥さんのみならず、ご子息らも腹が座っているよ。予告編を見た時には、もっと感情を揺さぶられるかと思ったが、これはむしろジワジワといいぞ。[映画館(邦画)] 10点(2023-12-23 19:51:48) 2. のみとり侍 《ネタバレ》 これは…。楽しみ方がわからないというか、誰のために作っているのかわからない。コメディで、そっちの方の需要にも応えようとするものと思いましたが、しかしこの程度のそっちの方では、いまどき中学生でも喜ばないのでは。いきなりの、寺子屋の先生の発熱やら、のみとりの禁止やら、忠精の心変わりやら、おみねの情熱やら。なんか脈絡がなさ過ぎないかと思いましたが、短篇集である小説の数編をまとめたものらしいじゃないですか。そんなことされたら、原作者が気の毒です。[DVD(邦画)] 3点(2019-01-06 21:32:08) 3. 脳内ポイズンベリー 《ネタバレ》 原作未読。だから、あの女王様みたいなのは「本能」と推測するのですが、彼女の一存で「思考(脳内会議)」が寝てしまうというところが好きでした。そんな女王様を押さえて、脳内会議がきわめて辛いが常識的な判断をするところも好き。満足の一作なのです。でも、一人の人格の中にいるのはたった5人ではないでしょ。「悪魔」や「天使」はもちろん、夢見がちな「女の子」がいるなら、含蓄ある「おばあちゃん」とか。会議に参加する人をもっと増やして、無茶苦茶やって欲しかったですね。久しぶりに筒井康隆の「欠陥バスの突撃」を読みたくなりました。[DVD(邦画)] 7点(2015-12-21 08:20:00) 4. のぼうの城 《ネタバレ》 うーん。最後まで石田三成の人物造形がどうなっているのかわかりませんでした。画面映りは二枚目然としているのですが、出してはならない軍師を出し、誰も賛成しない水攻めをし、撃ってはいけない成田長親を撃つ。大谷吉継に諫められつつも、ダメな矢を何度もつがえる石田三成にガルマ・ザビ(@機動戦士ガンダム)を思い出しました。ラスト近く「あっはっは、負けだ、負けだ。」などと、何かを学んだかのごとくさわやかに言われた日には、部下だったらどう身もだえしたらいいのか分かりません。あんたは陰性の「のぼう」だ。[DVD(邦画)] 4点(2014-05-15 18:19:50)
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