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1. おくりびと
《ネタバレ》 よい映画だと思うけれど、アカデミー賞で話題になった割にはあっさりしていて少し拍子抜けした。心境の変化をくどくど説明せずに表現していくところはうまいけれど、きれいにまとめすぎて空々しくすら感じてしまい、心を打つものがない。伏線もあからさまで、きっとそうなるだろうという方向に進む。ただ、それでも魅せるのは、本木雅弘のすばらしいところ。彼は若いころからよい役者。あと、納棺師に対する職業差別的な意識は、都会にいるとわからないのかもしれない。それにしても広末涼子がダイコンなのは皆、気になるんだね。[DVD(邦画)] 7点(2010-06-03 11:30:11)
2. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
《ネタバレ》 佳作。アニメ(映像)としてはよくできていると思うけれど、「興行的には失敗した」と言われたら、そうだろうなあと思う程度に地味な作品。【ネタバレ注意】一番の問題は、ストーリーにあまり深みが感じられないこと。宗教女に感化されて、そんなに急にモチベーションが上がるような性格だったのか? あの性格なら、もう少し“打算”を匂わせてもよかった気がする。そもそも宗教女はどうやって暮らしているのか。ビラ配りだけでは毎日の糧にならない。勧誘した人から相談料でもとるのかと思ったよ。ばあさんにばけた男が襲ってきたのは、それでおしまいになってしまっていいのか。最後は「奪わせて貸しを作る」はずだったのに、空軍が命がけで戦っているのはなぜか。最後はそうなるだろうという展開ではあるのだけど、なんだか展開が弱い。
[映画館(邦画)] 6点(2011-05-27 23:48:38)《改行有》
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