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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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41.  女の勲章 《ネタバレ》 何とも言いようのない。救いようのないドロドロした女と女の戦い、四人の女に絡んでくる男、田宮二郎の嫌らしさ、この欲に埋もれた男と女の欲の塊のようなドラマが展開される。どこまでも嫌らしい田宮二郎、そんな田宮二郎の前に利用して、女としての勲章を得ようとするものの、逆に利用される女達、女の弱みに付け込む男の嫌らしい部分を描き、女のしたたかさも同時に描く。上手い映画作りになっていてどんどん話に引き込まれていくパワーがこの映画にはある。ただあの音楽、あまりにも不気味で何とかならないのか?女四人の中では中村玉緒が一番の好演、彼女だけが田宮二郎の罠にははまらず、救われている。若尾文子目当てに見てしまう私としては、若尾文子の画き方が何とも中途半端で残念でした。ただ、映画的には見応えたっぷりな人間の欲望をこれでもかというぐらいに見せ付けられていて怖く、そして、やはり豪華なキャストによる人間ドラマとしても観ることが出来た。最後に何だかキャストを見て川島雄三監督の「しとやかな獣」を思い出さずにはいられない。しかも脚本も同じ新藤兼人だしね。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-23 20:18:44)

42.   登場人物が水戸光子と小沢栄太郎の二人だけというこれまた二人だけとは珍しい。しかし、この二人きりの話なのにつまらなくないし、なかなか面白い。木下恵介監督としては珍しい感じのちょっとしたサスペンス風な味付け、オールロケという設定もこの作品の見所の一つであり、そして、何と言っても小沢栄太郎、この人の悪人ぶり、嫌な奴ぶりは徹底している。こういう嫌な奴を演じさせてこれだけの迫力を出せる俳優はなかなかいないと思う。[ビデオ(邦画)] 7点(2009-06-03 22:12:07)

43.  鬼の棲む館 勝新と高峰秀子の共演なんてなかなかないのでは?とにかく珍しいこの二人の共演てだけでも昔の日本映画が好きな私にはそれだけで何だかワクワクしてしまします。勝新も高峰秀子も良いんたけど、今作は何と言っても新珠三千代がこの二人以上に良い。何を考えてるのか解らない怪しい女、正しく魔性の女を見事に演じている。時代劇として見てしまうとかなり物足りないけど、そこは役者の演技と宮川一夫の相変わらずの美しい映像、そして、三隅研次監督による男と女の愛憎劇として楽しむことは出来る。それにしても勝新と高峰秀子が同じ作品の中にいるてだけでも凄いことだと改めて思う。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-07 23:00:46)

44.  女が階段を上る時 えっ?団令子って亡くなっていたんだ!知らなかった。川島雄三監督の作品によく出ている女優さんで個性的な女優さんです。それはそうと、これはかなりドロドロしているなあ!まあ、そのドロドロ感こそ成瀬巳喜男監督の得意とする分野なのかもしれない?と何だか見ているうちに思えてきてならない。マダム役の高峰秀子、相変わらず見ている側に対してまるで自分がお客さんになっているように本当に感情移入させるのが上手い。話としてはかなり湿っぽいものの、これはこれでなかなか面白く、特に高峰秀子と一緒になれば幸せになれたはずなのにと思ってしまう加東大介が良い味を出している。それに比べるとやたら冷たい仲代達矢は、う~ん?[DVD(邦画)] 7点(2007-09-24 21:52:40)

45.  おとうと(1960) これが噂に聞いていた銀残してやつですか!相変わらず市川崑監督の描く女性は美しく、また宮川一夫カメラマンの映像も素晴らしい。岸恵子の気の強い姉と川口浩のどうしようもなくだらしのない弟が繰り出すオーラ、ドラマとしての完成度も高いことは認める上で、敢えて言わせてもらうと市川崑監督の素晴らしい作品の中にあって、特別傑作だとは思えず、だからと言って悪くはない。おとうというこのタイトル、何か複雑な気持ちにならなくもないが、姉の立場から見た弟と弟の立場から見た姉、心の揺れ具合を描くことに関してさすが名監督!この二人の心の揺れに比べたらやたら好評の「ゆれる」なんてゴミみたいなものです。まあ、比べるのは間違ってるけど、いずれにしても単なる文芸作品ではない見応えのある作品であることだけは間違いないと思う。それにしてもこの映画の岸恵子の美しさときたら、今の日本映画の女優にはない何か一味も二味も違う美しさを感じます。[ビデオ(邦画)] 7点(2007-07-29 16:34:39)

46.  女と三悪人 タイトル通り一人の女(山本富士子)を巡る三人の悪人(市川雷蔵、勝新太郎、大木実)とのドラマを美しい映像を交えて描いていてなかなかの出来栄え!山本富士子の美しさときたらそれゃあ、三人共惚れるのも解るし、無理はない。一人、一人の芝居がなかなかで面白く見られる反面、市川雷蔵一人が良い思いしている気がしてちょっと残念!市川雷蔵を見る山本富士子の表情が何とも美しい。そんな山本富士子に対していちいちキザな台詞を言う市川雷蔵とは対照的でニヒルな雰囲気十分の大木実がやたらかっこ良くて渋い。勝新太郎のマヌケなお坊さんもハマリ役!また一つなかなか面白い時代劇を観た気がする。[ビデオ(邦画)] 7点(2007-06-03 18:42:48)

47.  おぼろ駕籠 和尚さん姿の阪妻も悪くない。いや、むしろ決まっていて良い。そんな阪妻のお茶目な和尚が坊さんなのにやたらと女に弱いのも笑える。またこの作品は女優陣、特に山田五十鈴と田中絹代の全く正反対な女としての生き様がどこか溝口健二監督の作品のような雰囲気です。時代劇というよりはどちらかというと、現代劇ぽい感じです。時代劇として観てしまうと、かなり物足りないけど、そうじゃない見方をするとなかなか面白く、いずれにしても俳優の演技と魅力で見せる作品ではないでしょうか![ビデオ(邦画)] 7点(2007-03-18 13:11:26)

48.  男はつらいよ 寅次郎の青春 《ネタバレ》 シリーズ40作以降ではこれはなかなかの出来だった記憶がある。まずはこの作品ではこれが最後の登場となる御前様の姿を観た時は泣きそうになった。男はつらいよシリーズに欠かすことの出来ない御前様の最後の姿はとても貴重であり、そんな御前様がこれを最後に観れなくなるとは当時は思ってもいなかった。また話の中でのマドンナと寅さんとの大人の恋愛ドラマとして見応えもある。他にはレコード屋さんに就職した泉が満男の家に遊びにやってくるというこのシリーズ泉ちゃん(後藤久美子)初登場以降のいつものパターンにも見慣れてきた。しかも、この作品で描かれている満男と泉ちゃんのその後の話についても最後の作品となる「紅の花」へと繋がるわけで、話の流れからしてある意味、とても興味深い作品になっているのではないかと初めて観る方は思うのではないでしょうか![映画館(邦画)] 7点(2006-12-24 18:15:10)

49.  女であること あのオープニングの変てこな歌、若き頃の三輪明宏の歌うあの音楽のインパクトがあまりにも強烈過ぎて、しばらくしたら内容など忘れてしまうぐらいです。それはさておき、原節子の常に怒っているような表情から一瞬だけ、笑みを浮かべるシーンが好きです。それと、そんな原節子と一番最初に出てくる香川京子の可愛さ、言葉使い、久我美子の京都弁も良い印象を残します。原節子と森雅之の夫婦に対して、どんな時でも「おばさま、おじさま」とまるで、華族の令嬢のような言葉使いからふるまい、内容は確かにシリアス、それもかなりシリアスな内容で、川島雄三監督がお得意とする喜劇とは違うものの、これはこれで結構、面白く観ることが出来た気がする。何しろ観たのは随分と前なので忘れかけてることの方が多いが、もう一度、観たい気がする。点数を7点から一旦は6点に落としたけど、やっぱり7点!こんな川島雄三作品も有りかと日が経つに連れて、段々と思えてきた。とにかく川島雄三監督としては才気みたいなものはほとんど感じないが、何しろ出ている女優の魅力は一度しか観てないけど頭に残るものがある。川島雄三監督はやはり女を撮らせても上手い監督さんだ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-09-19 22:07:18)

50.  男はつらいよ ぼくの伯父さん 《ネタバレ》 この作品から満男中心の話になった「男はつらいよ」シリーズ、この作品はなかなか面白かったです。そういや、この作品が確か初登場となる後藤久美子(泉)のことで頭の中がいっぱいの為に全く勉強に身が入らない満男を観ていて、あぁ~さすがは寅さんの甥っ子だけのことはあるなあ!と思ったものです。そんなこの作品の中で私が最も印象に残っている。好きなシーンはバイクに乗って、泉に会いに来た満男を厳しい態度で出迎えた尾藤イサオの頑固親父に対して、寅さんが「満男は間違ってはいません。」と言って甥の満男をかばう寅さん、なんて素敵な叔父だろう!かと思ったものです。寅さんと満男との2人の関係が仲の良い友達のような感じで描かれている。それだけで、私はこの作品は結構、好きだったり致します。[映画館(邦画)] 7点(2006-05-05 23:05:04)

51.  お役者文七捕物暦 蜘蛛の巣屋敷 ほっほう!なるど!横溝正史原作の推理小説を「一心太助」シリーズ等の監督である沢島忠監督が撮ると、こういうったちょっと変わった雰囲気のサスペンスものになるのか?本来なら原作が「犬神家の一族」や「女王蜂」その他、金田一シリーズだけあって、ドロドロとしたものになりがちな所だが、そこは沢島忠監督らしいユーモアを交え、なかなか楽しい作品になっていると感じました。主演の中村錦之助をはじめとする東映時代劇の役者達が大勢、いて楽しい。中でもやっぱり中村錦之助が一番で、この作品の中でも「一心太助」シリーズやマキノ雅弘監督の「次郎長」ものなどで見られるお茶目な所と粋の良さ、中村錦之助の変身なども笑える。ただちょっと残念なのは女優陣で、丘さとみ、長谷川裕見子、大川恵子の東映時代劇のお姫様、3人のうち、1人も出ていないのが不満です。それでもなかなか面白かったので、良しとしますか!少なくとも今の時代劇なんかよりはずっと良い。[ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-23 16:28:01)

52.  男はつらいよ 寅次郎真実一路 《ネタバレ》 全体的に山田洋次監督の不調とスランプを感じるシリーズ第30作代の中にあって、このシリーズ第34作は比較的、上出来の部類に入るのではないでしょうか!この作品、マドンナの大原麗子が前回同様、やはり美しい。人妻役もぴったりです。そして、そんなお美しい人妻の大原麗子のことを、寅さんがとらやの面々に話すシーンの台詞「勿体ないねえ!あんな綺麗な奥さんがいながら。俺だったらずっと顔を見ている。」と言った寅さん、解る。解る。解り過ぎるぐらいよく解ります。あんな綺麗な奥さん、自分の奥さんがもしも大原麗子だったら、誰だって寅さんと同じ気持ちになるはずです。マドンナの大原麗子、こうなんつうのかな?こういう役柄が本当によく似合う。作品の出来としてはそれほどではないような気がするもののマドンナの魅力ということで甘いとは思うが7点てことで、大原麗子、この時38歳かあ!本当に良い女だ [DVD(邦画)] 7点(2006-02-28 20:17:47)《改行有》

53.  男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎 このシリーズ、第20作代の中では好きな方です。やはりマドンナ役の松坂慶子の美しさが光ります。作品そのものの出来、話の面白さはそれほどでもありません。けど、この27作目の松坂慶子の美しさは今、観てもうっとりしてしまう程の輝きを放ってます。よってマドンナの魅力だけで大目に見て7点! あっ!そういやこの作品から満男が中村はやとから吉岡秀隆に変わったんだ![ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-29 22:58:32)

54.  男はつらいよ 柴又慕情 この作品からおいちゃんが森川信さんから松村達雄さんになり、どんな感じになるかと思いつつ観ました。森川信さんとは一味違うおいちゃんぶりとそこに流れる雰囲気も良く、見所十分です。吉永小百合のマドンナはこのあと、第13作「寅次郎・恋やつれ」でも同じ歌子という名前で出てきますが、個人的には今回の作品の方が好きです。宮口精二の父も良い味、出してます。寅さん全48本、中にかなりの傑作もあれば、かなりの外れもありますが、このシリーズ第9作はなかなかの出来だと思いました。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-24 20:41:55)

55.  男はつらいよ 奮闘篇 《ネタバレ》 たった今さっきまでBS2で見ておりました。久しぶりに観て評価アップしました。昔、初めて観た時は、普通の感じだったこのシリーズ第7作「男はらいよ・奮闘編」だけど、自分が歳をとったからかな?帝国ホテルでのさくらに思わず、涙がホロリ!さくら「お母さん、いくらなんでもあんなひどいおっしゃり方ってないと思います。あれじゃお兄ちゃん、怒るのも当たり前です。脳が足りまいとお母さんの息子でしょ。私にとってたった一人のお兄ちゃんなんです。あんな酷い言い方しないでください。」て、さくらの優しさにじーん( ̄涙 ̄)←これじゃ変かな?すいません!どうも顔文字、書きなれてないものでして!そして、さっきまで山本晋也監督が言ってたけど私もあのシーン、ええ?榊原るみさん演じる花子が駅の階段を駆け上って行くところの後姿、みかんを落として拾うところのカット割り、上手いなあ!良いシーンだ!そんなことを色々考えると最初は5点にしましたが、7点にアップ致します。それと、相変わらず森川信さん、絶妙な笑いで楽しませてくれます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-24 22:16:27)(良:1票)

56.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 大好きな寅さんがスクリーンに帰ってくる。お帰り寅さんだけど、なんだかお帰りというよりもさよなら寅さんて気がしてならないのはスマホを扱うさくらやら、満男の仕事の環境を始めとするインターネット社会を見せられると、もう寅さんはこの世に居ない現実と仮に居ても寅さんの居場所が無い様な違和感を感じてしまい寂しくてなりません。冒頭の主題歌にしても渥美清しか考えら無い。誰が何と言おうと男はつらいよは渥美清のものなのだ。満男と泉のストーリーに関しては寅さんは亡くなってるから仕方ないけど、せめて主題歌ぐらいは渥美清が歌うのを見たかったと思ったがラストで渥美清の歌う主題歌が流れて来て涙が出て来て参りました。寅さんの元気な頃の姿とマドンナとのやり取り、そして何よりも寅さんへの愛に満ち溢れた山田洋次監督からのメッセージと取れる満男の乗ってた車のナンバーが1969という拘り、1969が意味するもの、映画男はつらいよの 1作目の公開された年が1969年である。そんな拘りを感じさせる山田洋次監督の演出に感動しました。話的にはある程度予想していた通りの結果、渥美清不在だから、渥美清の居ない男はつらいよは男はつらいよというより編集編、寅さんを一度も見た事の無い今の若い人達に少しでも寅さんに興味を持って貰えたらという山田洋次監督を始めとするこの映画に関わって来た全ての願いを感じることもできた。一人でも沢山の方に渥美清の素晴らしさ、映画男はつらいよの素晴らしさを知って欲しいと思うし、この作品を見て寅さんに興味を持った方は一度で良いから 1作目だけでも見て欲しいと思う。山田洋次監督もきっとそういう願いで撮ったはずです。[映画館(邦画)] 6点(2020-01-09 20:22:24)(良:4票)

57.  王手 将棋映画としての駆け引き、スリリングさはそれほど感じられないのが物足りないけれど、大阪の大阪人の面白さ、そういう意味では面白く観ることは出来た。借金の踏み倒し方においてもこんなんあり?というような映画でもある。出演者が大阪人きりの中で仁藤優子は妙に浮いている。違和感が残るし、主演の赤井英和も悪くはないけど「どついたるねん」の時のようなエネルギーを感じない。色んな意味での不満を残しつつ、それ以外の所に良さを見出すとすればこの映画での若山富三郎を観るとやっぱり凄く似ている。流石は兄弟だ!勝新と同じぐらいの存在感と迫力、迫力という意味では金子信雄も凄い。若山富三郎と金子信雄という日本を代表する大物俳優の共演という贅沢さを見れる映画として考えれば観て損はないと思いました。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-26 20:07:23)

58.  男なら夢をみろ 石原裕次郎と芦川いづみの共演作品お決まりのパターン、今回もまたいつものように石原裕次郎はやくざでありながらもどことなくやくざにはなれていない感じの好青年ぶりと不良ぽさを残したままいつまでも大人になりきれいない感じとの二つの顔が見られる。芦川いづみの視線の中にある石原裕次郎は男から見たらなんであんな男が良いんだろう?と思ったり、しかし、あれが石原裕次郎なら何故か許せてしまいます。この二人の作品を幾つも見ているけど、やっぱり石原裕次郎映画には芦川いづみが出てくると出てないとでは大違いである。芦川いづみが出てない石原裕次郎映画なんて私には考えられない。その逆は別に苦にもならない。それにしてもここでの芦川いづみも毎度ながら本当に可愛い。大して面白味のある作品でもないのに、芦川いづみがいる。それだけで良いのである。はっきり言ってこの映画の芦川いづみの演じている役を他の人が演じていたら、例えば吉永小百合だとどうなることか?まるで違った印象しか残らないであろうし、おそらく見てないだろう!最後にいつも感じることに石原裕次郎主演映画には石原裕次郎の曲をアピールするための策略みたいなものがあるのだが、そこまでしなくても石原裕次郎ほどのスターなんだから良いような気がするのだが?[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-05-03 20:52:12)

59.  おはん そんなに悪い出来ではないと思うけど、市川崑監督でおはんとくれば、おはん役は岸恵子でしょ?と思うのは私だけか?とにもかくにも吉永小百合より岸恵子でこそ見たい作品です。石坂浩二も出ているして事で、他の出演者に眼を向けると大原麗子の美しさが光ります。[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-02-09 19:31:56)

60.  女の座 司葉子、可愛いなあ!良いなあ!司葉子!終わり!て訳にはいかないので書くとしてう~ん?成瀬映画を見ているようであり、何だか小津映画、川島映画にまたまた「社長」シリーズを見ているような気がしてしまうのは私だけでしょうか?娘の結婚問題やらお金の問題、老夫婦の問題やら、小津映画でも見ているような気がする。笠智衆のあの口調などどこをどう見ても小津映画での演技そのままだし、杉村春子も今作では成瀬映画で見せる不満、愚痴をほとんど見せずにどちらかというと小津映画での杉村春子のような感じがするし、ただ杉村春子らしいいやらしさが無く、良い人過ぎて物足りない。また成瀬映画と言えば木下映画と同じぐらいこの人無くして語れない高峰秀子の影の薄さも気になる。他の出演者に眼を向けると小林桂樹と加東大介の二人が同じ空間にいるとどうしても「社長」シリーズを連想してまいます。司葉子にしても同じだし、草笛光子も星由里子に団令子ってみんな「社長」シリーズで共演している。これに森繁久彌と三木のり平に新珠三千代がいたらもう完全に「社長」シリーズです。そんなこの作品、やはり色々とエピソードを詰め込み過ぎている気がしてならない。一人の男(宝田明)に想いを寄せる女達、高峰秀子に対して嫉妬する草笛光子のやりとり、男と女の嫉妬ていうのは成瀬監督がいかにも好みそうな感じの話だが、何か見ててもスッキリしない。そんな中にあって成瀬映画には珍しい三橋達也の憎めないだらしなさなんて川島映画での三橋達也そのもの、草笛光子の役名の梅子て聞いて私は「犬神家の一族」の梅子と同じだと思ってしまった。もしかして?市川崑監督はこの映画、好きなのかな?この映画を見て草笛光子の役名、梅子をそのまま「犬神家の一族」で起用したのかな?なんてことも思ったりして、とにかく色々考えすぎてしまってそういう意味でも何か違う気がする。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-12-14 10:23:12)(良:1票)

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