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1. 春の夢(1960)
《ネタバレ》 安保騒動の年の正月映画ですが、豪華な邸宅での風景と、邸の外から聞こえる従業員のピケラインからの歌声が背景になっての喜劇映画です。印象に残っているのは最後に息子が外に駆け出すシーンで日の丸を持っていて、「この旗だって真ん中は赤です」。また観てみたい映画ですがDVDとか出回っているのでしょうか。[映画館(邦画)] 8点(2013-11-10 20:08:36)
2. ハウルの動く城
欧米系の原作による宮崎映画ですか。画像はいいけれど何か以前に沢山作られた少年少女向け海外原作アニメを見ているようでした。「政治的正しさ」に従ってこの種の作品を作れば間違いなく海外にも売れるだろうと考えて企画したのでしょうか?今までの宮崎作品全体を肯定するものではありませんが、このような作品を作っていたら今に中国あたりの低コスト作品によって市場を奪われてしまうように思えます。倍賞、木村の声優はさすがに立派です。5点(2005-01-25 00:23:21)
3. 廃市
柳川には数回行ったことがあるし、川下りの船にも乗ったけれど、夏の川(掘割り)の澱んだような雰囲気はこの映画には乏しいです。原作の廃市は静かに廃れていく世界であって腐っていくのとは違うのだけれど、この映画では腐臭みたいなものが感じられる。最後の場面で船頭の少年がその印象に抗議するようにして訴えるところがあるけれど、そうでなければ撮影に協力した地元の立場がなくなったかも知れない。時代は昭和30年代の中ほどあたり(主人公の服装とかから)に設定されているようだけれど、実際の柳川は当時から福岡市の中心からの西鉄の特急が頻繁に通う街です。5点(2004-12-30 23:47:03)
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