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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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21.  はるか、ノスタルジィ 大林宣彦監督の作り出す世界は舞台がどこであろうと、この監督の描く少女への想い、大人が大人に成り切れないもどかしさ、人の心の中には必ず少年だったり、少女だったりと、いつまでも子供の気持ちというものが観てとれる。自分の過去と現在、人が人として生まれてきた以上、絶対に切って捨てることの出来ない過去と現実、それを大林宣彦監督らしい美しい映像で見せてくれる。この映画もそんな大林映画らしい美しさを感じる。映像の美しさ、久石譲の美しいメロディ、尾道がセピア色ならばこの映画の舞台となっている小樽は透明感のある色合い、空気というものを感じる。大林宣彦監督に小樽てだけで少なくとも半分以上の点数を与えたくなる。この映画を単なる中年親父の妄想と言い捨てるのは簡単かもしれない。大林映画に出てくる少女は少女のまま歳を取らないのが大林映画の基本である。「転校生」の小林聡美、「時をかける少女」他の原田知世、「さびしんぼう」の富田靖子、そして「ふたり」にこの作品の石田ひかり、大林宣彦監督の映画に出てくる少女はどこか一貫性というものを感じるし、また大林映画独自のミステリアスな感じも悪くない。これはけして、笑いや涙、感動を誘うような映画ではないと思う。文学的な香りを味わう映画だと思う。こんな大林映画も私はあっても良いと思うし、好きです。[DVD(邦画)] 8点(2008-06-13 21:47:46)(良:1票)

22.  華岡青洲の妻 《ネタバレ》 もう直ぐ10月2日、世界で最初に全身麻酔の薬を作り、乳がんの手術を成功させた一人の男、華岡青洲の命日てことらしいけど、そんな訳で借りてきた。これは本当に物凄い女と女の戦いだのし!我が息子を愛するためにと息子の実験台になろうとする母、そんな母に対して自分こそ実験台にと訴える嫁、この二人の戦いが壮絶!の一言ではとても済まされないのし!とにかく主演の二人の女優、高峰秀子と若尾文子の演技が凄いでのし!大石先生とはまるで別人の如く、どこまでも嫁に対して厳しく接する姿には人間として、母親としてのプライド、嫁の加恵(若尾文子)への嫉妬、これは間違いなく女同士のバトル!しかし、そこにあるのは単なる嫉妬を超えた愛情の裏返しとでも言うべきか?二人の演技の凄さも当然のことながら市川雷蔵もこれまた素晴らしでのし!すいません!のしって言葉が頭から離れなくなりそうです。ひたすら医者としての使命を全うし、目的のためなら容赦なしに二人に薬を飲ませて実験を行なうというその凄まじさ、冷酷さ、こういう冷酷な人間こそまるで男の身勝手さを表しているようで、女の愛情だけでなく男の身勝手な部分まで同時に描ききるという恐るべき演出、それにしてもあの薬の実験によって、酔っ払ってしまった猫、あんな映像を容赦なしに描く。それこそ増村保造っていうこの監督の凄まじさを感じる。好き嫌いはともかく人間の持っている悲しさ、身勝手さというものを何だか見せつけられてしまったみたいで、とにかく色々と考えさせらる凄い映画だ!一度は見て損のないそんな作品だと思います。[DVD(邦画)] 8点(2007-09-28 21:53:55)(良:3票)

23.  張込み(1958) 同じ野村芳太郎監督の「砂の器」の影に隠れがちな作品ではあるが、これもまた見応えのある作品に仕上がっています。まずはこの作品、宮口精二と大木実といった2人の刑事が素晴らしい!そしてまた犯人を追い詰めるまでの展開もなかなか良く出来ていてサスペンス映画としての完成度もなかなかのものです。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-12 22:00:59)

24.  パンダ・コパンダ 《ネタバレ》 ミミ子の声がハイジ、ミミ子のポジティブさ、泥棒に会ったら大変だと警官に言われても、私、泥棒に会った事ないから楽しみみたいな事を言う。自分よりも大きなパンダを全く怖がらず、蒸しろ、パパって呼んで良いと、全く警戒せずに付き合うミミ子の健気さ、ミミ子がまるでハイジの様だ。高畑勲監督と宮崎駿監督の共同作品として、全く説教臭さが無くて、安心して見れるのか良い。トトロを思わせる作品であるが、それと同時にやっぱりアルプスの少女ハイジをも思わせる作品として、高畑勲監督、宮崎駿監督の二人にとっての原点と言っても良い映画です。[DVD(邦画)] 7点(2020-11-23 16:03:46)(良:1票)

25.  博奕打ち外伝 《ネタバレ》 博奕打ちシリーズ最後の作品はシリーズ最高傑作、いや、博奕打ちシリーズだけさなく全ての任侠映画の最高傑作「総長賭博」のリメイク、二番煎じみたいな内容にこれはこれで面白い反面、寂しさ、虚しさを感じてならない。それは何故か?任侠映画の悪役、安倍徹が居ない。安倍徹も居なければ天津敏も居ない。他にも河津清三郎・名和宏も居ない。主役級の二人、高倉健、菅原文太も呆気なく殺されてしまう。金子信雄の扱いも不満が残る。何だあの変な髪型、エジソンか?女優陣に眼を向けると藤純子も居ない。この作品が制作された前に「関東緋桜一家」を最後に引退している。浜木錦子に関しては悪くは無いけど藤純子で見たかったし、総長賭博の時の桜町弘子の様な感情移入も出来ずという様に不満も有りながら、結局は最後まで観ることができるのは単なる任侠映画ではないドラマとしての面白さを見せる山下耕作監督の手腕による力が大きい。跡目問題で悩む男と男の苦しみ、苦しみという意味では高倉健の鶴田浩二、若山富三郎の二人に対する恩義から来る苦悩、松方弘樹の描き方に対してもきちんと描いてるのが素晴らしい。映画のラストの悲劇、此れでいよいよ任侠映画も終焉を迎える感じになって、寂しさを覚えてならない。[DVD(邦画)] 7点(2019-03-06 19:29:02)

26.  反逆のメロディー 《ネタバレ》 日活の任侠モノ、ヤクザ映画は東映のヤクザ映画とは何処か違う。義理と人情の世界とは違う日活映画らしい作品とでも言うか?主演の原田芳雄の原田芳雄らしさが全快。元、ヤクザの男としての誇り、プライドが原田芳雄の演技から伝わります。葬式に一人だけ、いつもどうりのかっこ、グラサンにジャージ姿で現れたり、殴り込みの時も同じくジャージ姿と拘りを感じる事が出来る。原田芳雄の原田芳雄としての魅力此所に有り!そして、もう一人魅力溢れると言えば、原田芳雄演じる主人公を兄貴と慕う、チンピラ風な男を演じている佐藤餓次郎も良い味出している。寅さん映画の源ちゃんとはまた別の餓次郎さんが見る事が出来る。作品そのものとしての後味の悪さ、スッキリしないラスト等や不満もあるけど、東映モノとはまた違う魅力のある作品[DVD(邦画)] 7点(2016-10-09 11:29:41)

27.  八甲田山 《ネタバレ》 まず始めによく撮ったな!て思うほどの凄さを感じずにはいられない。この時代だからこそ撮れた映画だ。何と言っても俳優の力量が今とはまるで違う程の凄い本物の映画俳優と言える顔ぶれが沢山です。高倉健と北大路欣也との対比の描き方、北大路欣也の神田大尉のリーダーとしての資質の弱さがよく現れる「天は我々を見放した」に応える様に次々と雪の中倒れて行く人達、一方で高倉健の徳島大尉のリーダーとしての資質の強さがもたらす人間としての強さが自分と自分に着いてくる人達を助けることになる。そしてもう一人忘れてはならない三国連太郎の山田少佐の自らの過ちを認める場面は今の日本人、特に政治家に大きく欠けているように思えてならない。これはそんな偉そうな大人達に自分さえ良ければ他人はどうなっても構わないという考え方しか持てない人間に見せるべき映画だ。全体的に長く感じる上に画面全体暗過ぎる難点があるが人間とは何か?命とは何か?を大いに考えさせられ映画として、面白いつまらないは別として一度は見て損のない映画だ。[DVD(邦画)] 7点(2013-12-23 14:04:38)(良:2票)

28.  はだしのゲン(1976) 《ネタバレ》 犬飼多吉と杉戸八重が夫婦って凄い。何だかまるで本当に飢餓に苦しむ人間の姿が見ていて痛たまれなくなる。屁をしたぐらいで非国民扱いされ、だったら人間皆、非国民だ。三国連太郎演じる父親が天皇陛下の為に、国の為に死ななくてはならんのかていう叫びこそが戦争そのものに対する強烈なメッセージになっているのがよく解る。そんな父親を支える左幸子の母と子供達、どんなに非国民扱いされ、辛かろうが前を向いて生きようとするこの家族の絆、家族愛がきちんと描かれていて心に残る。それにしても三国連太郎と左幸子はやはり名優の中の名優だ。 天皇陛下に捧げる手紙のシーンを見て、渥美清の拝啓天皇陛下様を思い出した。そういやあの映画にも左幸子出てたなあ。 [DVD(邦画)] 7点(2013-10-20 10:28:55)《改行有》

29.  ハナ肇の一発大冒険 《ネタバレ》 山田洋次監督と言えば「男はつらいよ」から入った。私自身が初めて観た山田洋次作品が「男はつらいよ」であるからして、ハナ肇のことを「社長さん」「社長さん」と呼びつづける倍賞千恵子を観たり、聞いてるとどうしったて「男はつらいよ」シリーズが観たくなってしまって仕方がない上にタコ社長(太宰久雄)とさくらで会話をしている錯覚を覚えてしまう。正直、ハナ肇を「社長さん」て呼ぶ倍賞千恵子に最初のうちはかなりの違和感を覚える。それでも観ているうちに段々とその違和感が無くなっていき、まるで「寅さん」でも観ているような不思議な面白さやら、またまた車での旅の途中で警察官が検問していたりするのを観るとこれまた同じ山田洋次監督作品である「幸福の黄色いハンカチ」を思わせるし、車の中でハナ肇と倍賞千恵子が「次郎長三国志」の歌を口ずさむのを見てるとこれまた「次郎長」ファンである者としては、そんな場面を見せてくれてたりと、色んな意味でまた別の楽しみ方が出来たりと、後半やや湿っぽくなってしまうのは勿体無いものの、作品全体のこの雰囲気は山田洋次作品だなあ!て気がして、とにかくこれもまた私には楽しむことが出来たので良しとしたい。最後に出てくる倍賞美津子を見て、私もイニシャルKさんと同じく倍賞美津子の寅さんでのマドンナ見たかった。[DVD(邦画)] 7点(2010-07-19 11:19:29)(良:1票)

30.  花のれん 豊田四郎監督、森繁久彌と淡島千景のコンビによるこれまた情けない男、森繁久彌とどごまでも気が強くて、金の猛者の如く金に対する執着心を見せる女、淡島千景の演技がここでもまた素晴らしい。話的には人情ものにしてはドロドロしすぎな感じがするものの、そんな中にあって司葉子の存在が何とも良い感じで作品を支えている。話としての面白さ、素晴らしさは同じ監督、同じ主演コンビでは「夫婦善哉」に比べると劣るものの、これはこれでなかなかの作品になっている。それにしても森繁久彌のあの死に方は笑っちゃう。笑ってはいけないと思いつつもついつい笑ってしまいました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-10-24 18:41:51)

31.  廃市 大林宣彦監督作品の中では比較的、地味でいまひとつ知名度も少ない作品だと思うけど、大林宣彦監督らしく品の良さと落ち着きのある作品になっている。大林宣彦監督独自の映像美、柳川の雰囲気が上手く描かれている。いかにも日本て感じの雰囲気が作品全体を包み込む辺りは大林宣彦監督ならではです。尾道シリーズに比べると笑いが無い分、退屈に感じる部分もあるけど、けして、つまらない作品ではないし、観て損のない作品になっている。それと大林宣彦監督の優しい言葉でのナレーションも印象に残る。[DVD(邦画)] 7点(2007-07-07 18:14:21)

32.  果しなき欲望 恐い映画だ!男の欲望と女の欲望とがぶつかりあうことで生まれるただならぬ不気味さと緊張の間でどことなく悲しくて哀れな結末に今村昌平監督の持っている人間観察とでも言うのか?男も女も同じ生きもの、同じ人間であると言わんばかりの何とも痛々しい話である。渡辺実佐子に迫られおどおどする長門裕之の強張った顔つきがとても悲しく思える。今村昌平監督の女性像とは何だろう?ある意味、これは世の男ども全員に対する警告なのか?それとも女とはいかに恐ろしい生きものなのか?と、とにかくドロドロした雰囲気と不気味な音楽がより恐ろしく強烈な印象を与える。[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-06-09 22:08:35)

33.  白昼堂々 うん?面白いことは面白いんだが、渥美清と藤岡琢也の二人とその他、脇を固める人達、田中邦衛に佐藤蛾次郎に倍賞千恵子も、その他みんな、とにかく面白い。けど、同じ喜劇で同じ監督の作品なら断然「拝啓、天皇陛下様」の方が上だと思うし、好きだなあ!何だか作品の雰囲気は野村芳太郎監督作品というよりも山田洋次監督の描く寅さんとは違う雰囲気の喜劇といった感じの世界に近いものを感じる。面白いんだけど、ちょっと不満も残る。何だか観終わった瞬間、「拝啓、天皇陛下様」がまた見たくなりました。[DVD(邦画)] 7点(2006-04-19 21:53:15)

34.  旗本退屈男 謎の暗殺隊 《ネタバレ》 えっ?まさか、まさか?丘さとみが鉄砲を振り回し、暴れるなんて、いやあ、びっくりしました。おっと、丘さとみのことはこの際、置いといて、初めて観たこのシリーズ、退屈男っていうぐらいだから退屈な男なのかと思うと、とんでもない。それどころかなかなか面白いではないか!退屈男演じる市川右太衛門の鋭い眼光と素早い動き、そして同じく素早い殺陣裁きも見所の一つで、更にこの作品、私が最も面白かったのが進藤英太郎のおどおどした演技で、笑わせてもらいました。作品全体の出来に関しては、かなり荒っぽく感じたのと少々強引すぎる展開に不満ありも、なかなか楽しかったので7点といことで、それにしても、やっぱり丘さとみはこういう役よりも「弥太郎笠」をはじめとするお姫様役の方が良い。あっ!この作品、もう一人、私のお気に入りの大川恵子も出ていて、この作品の中では丘さとみよりも大川恵子に軍配![ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-04 17:29:50)

35.  HANA-BI 前作で素晴らしい青春映画の傑作を撮った後の北野武監督作品ということで注目し、観に行きました。また最初の頃の暴力的な映画であって、流石にこれだけ暴力的な映画が続くと駄目かなあ!と思ったものの悪くなく、それどころか思っていたよりも良かったです。この映画、一番良かったのは岸本加代子です。[映画館(字幕)] 7点(2005-06-02 22:35:59)

36.  配達されない三通の手紙 キャステングが豪華な上に監督が「砂の器」をはじめとする多くの傑作を生み出している野村芳太郎監督に脚本が監督でもあるけど脚本家としても素晴らしい作品を多く生み出した新藤兼人ということで期待しすぎたか?凄いサスペンスを期待しすきだせいかもしれないけど何だか普通のサスペンス映画的な感じの印象しか残らない。そして、犯人が誰かは予想できるけど、その犯人についても同情出来るだけのものがさほど感じられないのも「砂の器」との大きな違いである。つまらなくはないけど、だからと言ってそう何度も繰り返して見たいと思わせるだけのものも感じられない。それなりに楽しめたから一応は6点付けてみるけどこの監督とこの脚本のコンビならもっと面白い作品に出来たはず。[DVD(邦画)] 6点(2012-06-28 21:54:06)

37.  はたらく一家 貧乏にも負けない心を持とう!というのがこの映画、いや、それは何もこの作品だけでなく、いつの時代でも通用する話である。そんな作品を成瀬巳喜男監督は常に撮り続けている。今作に限ったことではない負けない心の大切さ、家族の絆がいかにも成瀬映画らしく描かれている。ただ、全体的な雰囲気の上手さは感じられるものの、成瀬映画としてはそんなにも良いとは思えない。悪くはないんです。それでも成瀬作品としては平凡な感じにしか思えないのは、何故だろう?父親の苦悩も母親の苦悩もそして、息子たちの苦悩も全て受け入れた上でのドラマ的な盛り上がりに欠ける。それでもそれなりに見せてしまう辺りは流石ではある。[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-10-25 11:32:13)

38.  氾濫 増村保造監督で若尾文子とくれば、どうしても期待せずにはいられない。出で来る奴、特に男ども皆、欲望の塊、欲望丸出しである。そんな欲に埋もれた人間ドラマという意味では増村監督の演出はここでも凄まじさを感じる事が出来る。只、好きか?と言われると好きだとは答えられない。その、最大の理由は同じ監督の幾つもの作品で見せる若尾文子の美しくも怪しい魅力が今作品ではあまり、見る事が出来ない。今作品は若尾文子の作品ではあるけど、若尾文子というよりは佐分利信だったり、川崎敬三であったり、船越英二であり、個性的な男達が若尾文子よりも目立っていて、そういう意味で若尾文子ファンとしては物足りない。けして、つまらない作品ではないし、それなりに面白い作品ではあるものの、増村保造監督と若尾文子の黄金コンビ作品としては普通の出来です。[DVD(邦画)] 6点(2007-11-11 14:01:02)

39.  拝啓総理大臣様 売れない漫才師を渥美清が演じているが、下町に生きる男、江戸っ子の魅力あふれるこの名優が関西弁で話しているのが、どうにも、違和感が残る為に何度も観たいと思わせる物がこの作品からは感じる事が出来ず、残念です。所々で見せる渥美清にしか表現できない、他の人では表現できない演技を見る事が出来るという意味では見て損のない作品にはなってます。そういう意味での6点だけど、寅さんでしか渥美清を知らない人には強く薦める事はできません。寅さんでの渥美清しか知らない人には、同じ監督の拝啓天皇陛下様の方を強くお薦めします。[DVD(邦画)] 6点(2006-08-22 19:11:56)

40.  箱根山 箱根山という名の通り、箱根の山を舞台に繰り広げられる作品!長い間、いがみあってきた二つの旅館の番頭とその娘の恋の話だけど、川島雄三監督にしては、真面目な感じの内容で驚いた。特別、凄い作品ではないけど、それなりに楽しめる内容にはなってると思う。[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-08-18 22:32:05)

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