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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. バックダンサーズ! 《ネタバレ》 1時間過ぎくらいまでは、なかなかいいなと思ってました。もともとスピードの頃からヒロの声や歌が好きだし、四人のキャストもピッタリでキャラもしっかり描かれてたし(以前から力説してもちっとも共感者が得られないんですけど、自分では可愛いと思い込んでるけど、実は微妙なルックスの女の子させたらサエコは日本一ですw)、陣内さんたちおじさんバンドとの絡みも良かった。 ただ、ライブを開くと決定してからがね、単に脚本に客が一杯来たと書いてるから来ただけでリアリティ全くありません。白けぱなしでした。[DVD(邦画)] 5点(2010-01-01 12:03:04)《改行有》 22. 反逆児(1961) 《ネタバレ》 無茶苦茶退屈するかと思ったら、そうでもありませんでした。 むしろ、いろんな感覚が50年も経つと随分変わって来るんだなと興味深かった。 ぶっちゃけ、今の感覚ではあんなに「母上、母上」っていう主人公じゃ、こいつマザコンかって感じで、その時点でドン引きですよね。 この映画が制作された時代には母と息子の情愛ってのがそんなに深い重さを持ってたかと面白かったです。 あと、よくさも得意げに「今の時代劇は嘘、昔の武士の妻は眉毛おとして鉄漿なんだよ」とか言う人がいますが、実際にやったらどれくらい違和感があるか、ものすごくよくわかりました。 たまには大昔の映画も悪くないですね[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-12-18 18:07:06)《改行有》 23. ハチミツとクローバー 《ネタバレ》 「もしも芸術が全てなら、いとしいお金はどうなるの」 ぶっちゃけ、ADHD気味なんで絵画とか鑑賞する力は全くありません。 (小1から中3まで図工、美術の成績は1以外ついたことはないんです) だから、この映画の登場人物の価値観が主流にならない社会でほんとに幸せかと。 ただ、ずるい甘えた映画だといいたくなりますね。 抽象画とか抽象彫刻とか価値がわかる人は少数派だと思われるのに、 素晴らしい絵だという設定なら、見てる人間は、よくわからないなりに素晴らしい絵と受け入れることを強制されるわけで。 けれども、今までいくつもの作品で見て、「ほんと地味だな、こんな地味で主演女優やってけるのは何故?」と思ってた蒼井優が素晴らしい美少女であることに気がつかせてくれた点と、関めぐみさんのいつもどおりの美貌のみは評価できますが 再見して感じたこと。監督の高田雅博さん、もっぱらCM関係の人で映画はこれ一作みたいだけれど、すごい才能を持った人だと思った。どこがすごいかっていうと女性を綺麗に撮れる能力。上記に蒼井優が素晴らしい美少女と書いたが、実はそうではなく、素晴らしい美少女に映しているのであるし、関めぐみも他の映画に加えたら何割かアップ。そして、今回何よりも凄いと思ったのが、西田尚美。正直、青年のあこがれの年上の美人としては、ミスキャストぎりぎりだと思う。ところが画面を見てる限りは何の不自然さも感じさせなかった。[CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-02 21:23:37)(良:1票) 《改行有》 24. パッチギ! 《ネタバレ》 井筒さんの言動がどうかと思われることが多いんで、ちょっと引き気味に見たんですけど、案外と正統派のラブストーリーに一応は出来上がっていて、それなりに楽しめたし、 後味も悪くなかったです。やっぱり純情なエリカ様の魅力は最高ですw。 敵対する二つの側に属する恋人同士ってテーマは古典的で、なおかつ魅力的ですよね。 ただ、商業映画で露骨な政治的メッセージを詰め込むってのは、ある意味監督として自殺行為だと思うし、なおかつそのメッセージを映像ではなくて登場人物に語らせること自体、映画監督の能力疑います。 あと、誰でもどんな中立的な立場から見てもはっきり嘘だとわかる嘘をついちゃまずいって。 「日本が植民地化したせいで、朝鮮は二つの国に分かれた」って、どこからそんな言いがかりが出てくるやら。 日本が降伏した時点で韓国は分裂してませんでした。分裂したのは、ソ連が一方的に中立条約をやぶり韓国まで攻めてきて北半分を占領し、そこに傀儡政権を立てたから。 これが、単純なる歴史的事実。もし、ソ連と金日成一派が攻めてこなければ、韓国全土はアメリカに占領され、そのまま平和裏に統一した独立国家になっていたはずです。 悪くない題材なんだけど、作った監督がわるかったんかな。 モンタギュー家だけを悪者に描いたら、ロミオとジュリエットは名作にならなかったと思われ。 平成22年8月23日追記 廉価版でDVDを購入したので、監督達のオーディオコメンタリーを聞きながら鑑賞しました。 邦画でありながら、日本でない、あるアジアの一国の人々の視点や受けのみを重視する監督って、どうなんでしょう。この人がこれからも邦画の映画監督として生きていくつもりなら、もう少し、自分は何者であり、どういう人たちを対象に映画を作ってるか意識したほうがいいんじゃないかな [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-11-23 10:54:06)《改行有》 25. 八甲田山 《ネタバレ》 大変不親切な映画だと思います。よく商業映画としてヒットしたなと。 まず、何にも予備知識の無い人間がこの映画を見て、二つの隊の状況、ルート、違いを理解できるでしょうか?無理だと思いますが。 そしてただでさえ暗くて見づらい画面に加えて、頻繁に説明無しに切り替わる二つの隊の映像、これは福島隊、これは神田隊と瞬時に見分けるには、かなり集中力がいるのでは? まるでわざとわかりにくくしてるような演出だと自分には感じられました。 ただし、もし手元に何かこの事件を記した本(できたら地図付)があれば、話は全然違います。 そういうものを参照しながら見れば、どれほど一つ一つのエピソードが丁寧に描かれてるか良くわかるんです。 だからこそ、最初に言った不親切さが残念な映画ですね。 しかし、こんなわかりづらい映画が商業映画として大ヒットするって昔の映画観客は随分ゆるかったと感じます。 参照する本さえあれば7点、しかし普通はそんなもの頼れないのでー3点です。[DVD(邦画)] 4点(2009-11-21 14:46:12)《改行有》 26. 博士の愛した数式 《ネタバレ》 見てる間、ずっと疑問符が頭の中につきまっとって結局解決できないまま終わりました。 他の人を真似するようで何ですが、 博士の事故直前の記憶をα、事故の後の記憶をβとします。 事故の後、意識を取り戻した博士は、一日を過ごした後、眠る直前の80分分の記憶は新たに付け加わった状態、すなわちα+β(眠る前80分の記憶)で眠ります。 しかし、その次の日はどうでしょうか? βは全く消え去り、αの記憶だけ持って目覚めるわけです。 ということは、博士の主観で考えれば、毎朝、毎朝、事故で意識を失った、その直後という認識を持って目覚めなければ、つじつまがあいません。 そんな認識を持った人間が「私の記憶は80分しかもたない」といメモ書きで全てを納得できるでしょうか? 最愛の同乗者に対する心配、事故の結果、いろいろ心配することが多いのでは。 どうも、博士の記憶はαだけではなくてθ(自分は異常であり、メモを絶えず見なければならない)っていう記憶は残ってる状態、つまり最低限の新しい記憶が付け加わってるように見えてしょうがありませんでした。 つまり毎朝起きた時の博士の記憶はα(事故直前の記憶)だけではなく、 α+θ(なにかが起こって自分は記憶を失っているという記憶)であるようにしか考えられません。 そこのところが、どうもくりかえし強調される80分しか記憶が持たないという設定と矛盾してるのでは。 腑に落ちないという気持ちが強すぎて、あまり楽しむことができませんでした。 (実際のああいう症状は、短期間の記憶はどんどん欠落するけども、長期の記憶は繰り返すうちに少しは定着するそうですね。それをきちんと説明して欲しかった) [DVD(邦画)] 5点(2009-11-12 11:22:42)《改行有》 27. BALLAD 名もなき恋のうた 《ネタバレ》 大河ドラマで来週の関が原の予告編を見ました。いままでの個人同士のチャンバラとは違って槍を使ってるのはなかなかと思ったけど、その実態はあいも変わらない個人戦の延長のつつきあいでした。 この映画は違いましたよね。集団同士の槍を使っての叩きあいでした。違和感を感じた方も見られると思いますが、あれが実際です。 あるいは、高いやぐらを作っての攻城戦、大勢の軍勢に包囲され圧殺されかけるわずか50名の決死隊。 ここまでは、すごくリアルでした。いままでのどんな時代劇にも負けないくらい。 でもそこからが…… 戦場をとろとろと人が走るくらいの速さでゆっくりと走る自動車。あれでどうやって脅かすんでしょ。どう考えても猛スピードで突進して人馬を跳ね飛ばさなければ脅しになりません。 あるいは、自動車出現とともに止まる敵方の鉄砲、開いたままの自動車の窓、敵陣のど真ん中でうろうろする現代人の親子。 すべては原作に対する敬意だというのは、よくわかります。 だけれどもそこまで積み重ねてきたリアルさをぶち壊しにしたシーンでした。 塚、ここまでぶち壊しにするんならそこまでリアルにする必要もなかったんじゃないかと。 非常に残念な映画でした。でもその残念さはそもそもがこの映画の成り立ちに関係するんでどうしようもないですね。 [映画館(邦画)] 5点(2009-09-15 21:20:15)《改行有》 28. ハンサム★スーツ 《ネタバレ》 実は途中まで女性に関して真逆のことを予想してたんで、どういうつまらない、ありきたりな脚本だと思って、ガールズコレクションの演説ではドン引きしたんですが…… (以降重大なネタバレあり) まさかハンサム(美女スーツ)じゃなくてブススーツだとは思わなかった。で、印象が大逆転。 塚、しっかりした職業・技術を持ち、あれだけ多くの友達に囲まれて、内面的にも素晴らしい北川景子のルックスの嫁さんがいたら、決して「小さな」幸せじゃなくて、「大きな」幸せでしょう。 北川景子さんが素敵だったし、あと久々の佐田さんもさすが本職、綺麗でしたね。 さて、青山まで行ってくるか(笑) 2013年11月末久々に見て。 なんか外見のよさって、少なくとも建て前的には軽視しなければ幼稚なような雰囲気ってありますよね。でも、性格の良さが一つの美点であるならば、外見の良さもまた同様美点であると公言しても、なんら恥じる必要はないと思われるのですが。 最後の寛子の正体、真面目に自分の人生考えて選択した主人公への何よりのご褒美! ファンタジーならではの、にんまりできるハッピーエンドっていいですね。つくづく 久々に見て、勢い込んで書こうとしたことが、実は何年も前に書いてて拍子抜け。 でも、本当にこのエンディングで良かった。ブススーツがなくて、ブサイクがブサイクのままだったら、実にストーリーとして凡百、おそらく映画にすらなかったと思う。 内面的なものを、華やかな人生まで捨てて選んだ主人公に、美女というご褒美が与えられるのが何が悪いか全く理解できない。 ていうか、上記にも書いたが、近年ますます激しくなってきた、人間のいくつかの長所のうちの一つである、ルックスの良さを評価することが、なにかものすごく悪い、間違ったものであるかのような主張、理解できない。 ルックスの良さが称賛されると、ルックスが悪い人間が傷つき抑圧されるから良くないそうだが。 そういう論理が何らかの正当性をもつとしたら、物心ついてから運動神経の悪さ、運動能力の悪さで、数多く傷ついてきた自分的には、オリンピック、プロスポーツ、一切の競技会、運動能力の高さのみで称賛される催しを一切やめてほしいと主張する権利が生まれそうだが、いかがなものだろうか。 ところで、北川景子って垢ぬける前の方が魅力って思うのは、自分だけですか?[CS・衛星(邦画)] 9点(2009-08-30 16:10:54)《改行有》
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