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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  破獄(1985)<TVM> 《ネタバレ》 脱獄がテーマなのでもっと殺伐とした映画 なのかと思ったら、刑務所での酷い処遇などは極力抑えた ヒューマンドラマ的な内容で、若かりし頃の(といっても 二人とも当時でも40代後半)緒形拳と津川雅彦の好演技が 光っていました。 TVMといえどもこんなクオリティの高い作品があるのですね。 また当時の世相がさりげなく描かれていましたが、なぜあんな 無謀な戦争を始めたのかと今だから思えるけども、その日の 食事さえ困難な不景気と貧困の中で、大衆が世の中を変えて くれる存在として軍に期待を持つしかなかったというあの時代 が理解できた気がします。 【追記】 網走の監獄博物館で白鳥元受刑者の独房を見てきました。 こんな小さなドアの窓から脱走したのかと思うと、何だか 窮すれば通じるということでしょうか、本人の執念のすごさ を感じずにはいられませんでした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2021-08-23 15:05:10)《改行有》

2.  花束みたいな恋をした 《ネタバレ》 男女二人の出会いから別れまでの日常が2時間 の中に淡々と描かれているだけではありましたが、嫌味のない二人 の若い俳優さんたちの嫌味のない演技により、長い割にはそれほど 飽きはしませんでしたけど、それほど泣けもしませんでした。 この手のお話に感情移入するには我ながら老け込んでしまったようです。 ああ、最近の若い男女はこういう形で付き合うのかあ、随分と健全です けどどこか老成してますねっていう感じでした。 自分の若い頃は若者はもっと危なっかしく、青臭く、背伸びをしていた と思うのですが、イケイケだったバブル時代を経験したことがなく学生 の頃から就活で鍛えられると、こういう堅実で現実的な生活志向になる のでしょうか。 いずれにしても今観るとコロナ禍前の悪い人は一人も登場しない平穏な風景。 こういう時代に再び戻ることができるのだろうか。 二人が口にした文学、映画、音楽の固有名詞で既知なのは村上龍 ぐらいで、あとは全く知らず、映画館の中ではありましたが、いち いちググって調べてしまいました。年とともに若者文化の流行に疎く なってしまった自分を感じたことが一番心に残りました。 ラストで二人とも後ろ向きに手を振るシーンは、お互い見ていないわけ で、ちらっと振り向かせても良かったのではないでしょうか。[映画館(邦画)] 6点(2021-02-25 09:26:30)《改行有》

3.  PARKS パークス 《ネタバレ》 前半では取りとめの無い何気ない会話シーンを演じるのが如何に難しいかを、 嫌というほど感じさせられてしまうようなシーンが延々と続くので、これを2時間も見続けさせられ るのかと正直途中で不安になりました。 主人公3人は頑張ってはいるのですが、やっぱり会話の白々しさ、わざとらしさが耳に障りました。 ハルが現在と過去を行ったり来たりする辺りからそんな雰囲気が変わり始め、にわかにハルは一体何者?というミステリ アスな雰囲気が漂い始め、彼女と晋平さんとの不思議な交わり、そして抽象的なイメージ映像など、ようやく私的には 映画らしくなったと感じました。そのままエンディングまでは一気に引き込まれ後味も悪くなかったです。 それゆえに、前半部分をもう少し何とか整理してほしかったですね。 2時間はやっぱり長すぎました。 それとこの映画制作のきっかけが吉祥寺や井の頭公園への思い入れからだったそうですので致し方ないとは 思いますが、あそこまで無理やり街のプロモーションビデオ化しなくても良かったのではないでしょうか。 60年代の吉祥寺の駅舎とかのモノクロ写真が何枚も映されていましたが、いくら吉祥寺が住みたいまちラン キング第一位だとしても、あれを見て懐かしがる人はごく限られると思います。これではなんか60歳以上、 吉祥寺周辺に住んだことある人限定映画となってしまっているのでは。 井の頭公園とは直接関係なくても、東京オリンピックとか、学生運動とか、フォーク集会とか、50年前の世相を 映す映像をいれた方が、一般の人にも佐知子と晋平のいた頃と今との時代背景の対比が理解しやすくなったのではない でしょうか。 いずれにしても舞台となった井の頭公園、映画の余韻に浸りながら久しぶりにじっくり歩いてみたくなりました。 追記(めちゃくちゃネタバレしてますのでご注意ください) 良く考えたら、トキオは佐知子さんの孫なのに、高校生のハルは晋平さんの娘っていうのはどうも年代が合わない気がします。 昨今では高齢で子供を作るのは珍しくはありませんし、男性の場合はいくつになっても可能だとは言われます。でも、ハル が晋平さんと時を超えて一緒にいるシーンなんかで、父娘であればお父さんとか呼んでもよさそうなのに、全然親子の雰囲気 が感じられませんでした。そこで考えたのですが・・・ 脳梗塞で先月急死してしまった佐知子さんは晋平さんとの思い出の曲をぜひ50年後の世界で完成させてもらいたくて、あの 世から佐知子さんの分身としてハルを送りこんだということでは。 純が最初に完成させた曲が気に入らないとハルがいうのは、佐知子さんの気持でもあったのでは。 ハルという名前も桜の季節の春を連想させますし、最初に純の前に突然現れたのも風の吹く中でした。ハルは春のそよ風に 乗って純の前に現れたのではないのでしょうか。 最後の方で白いブラウスを着たハルが満足げに去って行くのは、佐知子さんの満足とダブっていたのでは。 こう考えると純が「本当は誰なの」というセリフもつじつまが合うような。 病院の待合室でハルの毛布を掛けてあげる健太は、寺田さんだったのでしょうか(寺田さんの下の名前が伏せられている のは敢えてそこいら辺をぼやかすため?)、寺田さんの家でハルに毛布を掛けてあげるのは、このシーンの伏線だった のでしょうか・・・ などと次々に考えさせられて引きもまれて行ってしまう随所に意味深なシーンが埋め込まれているこの映画、意外と奥が 深くて練りに練られたストーリーなのかもしれないと感じます。 たしかに多くの地元にゆかりのミュージシャンが出演していて(どのシーンだか分かりませんでしたがエンディングロール を見ると、あさみちゆきまで出演していたようです)、この映画を音楽映画として期待するとちょっと期待はずれな部分 はあったのかもしれません。 一度見ただけでは完全に理解するのは無理のようです。ビデオが出たら再観賞してみたいと思います。 ぜひ他の方の意見もきかせてほしいです。[映画館(邦画)] 6点(2020-05-18 15:11:41)《改行有》

4.  バトル・ロワイアル 《ネタバレ》 色々噂を聞いていたので相当な残虐場面を覚悟していたけど、島での最初のシーン以降は、なんかNHKの中学生日記っぽくなってきて、見終えた後の余韻も悪くなかった。ボートのシーンで終りにすれば良かったのに、「走れ」っていうエンディングだけは拍子抜けしたけれど。 ビートたけしはミスキャスト。どうも彼の演技には馴染めない。 この映画で描かれているのは勿論非現実的な世界なのだけれど、半世紀前には神の国を守る為に、神風特攻や人間魚雷、万歳突撃などの狂気が当然のことのように行われていたのであり、全くの架空の話と割りきれない怖さがある(原作ではその延長戦上の時代の設定らしい)。ところで、そもそもBR法ってなんで実施されたのか。大人に反抗的なガキに見せしめをするため?それともダメ教師の復讐(なぜキタノ先生が司令官みたいにあんなに威張ってられるんだ)?しかし昨今の少子化の中、将来の労働者予備軍、納税者予備軍を殺してしまったら、困るのは結局大人たちということになるのでは。映画の舞台を原作とは変えて現代の設定にしたのだけど、原作の設定と混同している部分(兵隊さんがものものしすぎるよ)もあって、かなり無理がある。 最後にこのお話、全くの荒唐無稽なありえないものではありますが、設定を中学生から老人に変えてみたら・・・高齢者の負担に耐え切れなくなった現役世代は、70歳になった老人たちを強制的にある島に送り、そこで生き残った老人たちだけがその後の人生を年金や介護をもらって生きて行ける権利を与えられる・・・とかなんとか、数十年後のお話として現実味を帯びてくるような。まあ今はこれはタブーなのですけど、将来どうなるかわかりません・・・[ビデオ(邦画)] 6点(2018-03-04 17:35:15)《改行有》

5.  阪急電車 片道15分の奇跡 ほのぼのとしてそれなりに面白かったし、10月の往路と半年後の復路という設定でその間の関係者の変化をうまく織り込んだ考えられたストーリーに仕上がっていました。でもこの映画の最大の問題は、私が全く関西に土地勘がなくて、阪急電車の路線とか関西学院とか言われても全く親近感が湧いてこなかった点ですね。この路線の沿線に住んでいる人や住んだことのある人たちならずっと思い入れは強かったと思います。個人的には舞台を井の頭線とかでやってほしかったです。また現在の私の周囲が意外とこんな感じなので、もっと殺伐とした世界にいて、自分の心がすさんでいたのなら、もっとこの映画に癒されたかもしれません。ちなみに、最後翔子とミサが駅で出会ってお互いに意気投合するシーンで終わっていますが、この二人ってストーリーの中でそれほど深い接点ってあったのでしょうか。途中で直接話す機会はなかったような・・・。勝地涼さんは相変わらず爽やかな好青年を演じていますね。[映画館(邦画)] 6点(2011-05-01 17:40:19)

6.  パーフェクト・カップル 《ネタバレ》 私の場合事前に、どうせクリントンを徹底的にこき下ろした、大統領選の裏側暴露のブラックコメディー作品だろう、という先入観があって、ほとんど期待せずに観たので、予想外のシリアスな内容で意外に面白かったです。「ワッグザドッグ」などから比べると派手さや刺激が少ないし、娯楽性はないのかもしれませんが、大統領に絡んだこれ見よがしの露悪的な作品にはもう食傷気味なので、こういった作品の方が反って新鮮味を感じます。少なくともまだアメリカにも良心が残っているのかもしれないという淡い期待を感じさせてくれます(もしこれがクリントンの実話に基づいているのなら、こんなことがあってようやく大統領になったのに、性懲りも無く彼はモニカ・ルインスキーなどと事を起こしてしまったわけで、なんともはやという感じです)。新奇の無い政治物ということで点数を低くしてますけど、後味は悪くなく楽しめました。トラボルタもがんばっていたと思います。6点(2004-11-03 22:35:44)

7.  バタアシ金魚 《ネタバレ》 公開された当時、新聞の小さなコラムで取り上げられていて、「女のくさったやつのケツふく紙」なる主人公が無性に気になって衝動的に場末の映画館で見てしまった。登場した若い役者さんたちが後にそれぞれトレンディドラマの主役になっていったという意味で今では伝説的な映画と言える。表面的には、主人公の兄ちゃんがいきなりオリンピックに出ると宣言したり、女の子が太ったり痩せたりと、はちゃめちゃな内容なのだけど、モノレールや雲などの何気ないシーンが非常に丁寧に撮られていて、なんとも言えないメルヘンチックで切ない味が出ている。見る側の感性によって評価には大きな差が出てくると思う。私は非常に気に入ってビデオまで買ってしまったけど、友達で納得してくれる人はいなかった。ちなみにパンフの中で、あるシナリオライターと称するおっさんが、この映画は要するに童貞と処女の映画なんでしょ。いっそのこと「処女と童貞」っていうタイトルにすれば良かったのに、などとおちゃらけた事を書いていて、こういうやつにはこの映画の良さは永遠に理解できないと腹がたった。 8点(2003-11-24 11:40:18)

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