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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ハウルの動く城 これは宮崎アニメの集大成かもしれない。場面や構成やキャスト、これまでの宮崎アニメをうまく吸収していると思う。そしてこの映画には、普段見ている映画とは大きく違うところがいくつかある。まず、明確な答えが用意されてないこと。魔法の事や周りで起きている事など、普通の人から見たら世の中はわからない事だらけ。自分の頭で補完していくしかない。見ている自分もソフィーも同じ一般人。だから彼女に感情移入する事ができる。そしてストーリー構成も明らかに違う。大きなどんでん返しや伏線、そんなのを期待してると肩透かしを食らうだろう。私にとってこれは、頭で考える映画ではなかった。感動の仕方も、他の映画のそれとは明らかに違う。見終わった後の衝撃。この映画を見て感じた事を友人と話す―また感動できる。サウンドトラックを聞く―そこでまた感動できる。時々ふとこの映画を思い出す―何度でも、感動できる。自然に。物語が頭に染み込んでいる様だ。9点(2004-11-22 03:32:14) 2. バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌 《ネタバレ》 主要キャラクターが死ぬ間際は敵が攻撃を止めてくれる、そんな戦争。カメラまで他の映画と似通った戦闘描写。メッセージは全て藤原竜也の演説の中に。スタッフの皆さんは、完成した後この映画を見返したんでしょうか?1点(2004-05-03 15:56:27) 3. (ハル)(1996) 《ネタバレ》 二人とも、失恋のダメージを消すのに色んな事をする辺りが切ないと感じた。そして生きがいを求める男の設定もほどよくトッピングされている。最初は違和感あった文字の挿入の演出も、だんだん慣れてしまうから不思議。姿かたちの分からない相手でありながら、メールや通信を重ねていくうちにいつのまにか相手が心の支えになってたり、かつて嘘をついた事を謝ることになったり…メールやパソコンの文字はたんなるデジタル表記で温かみがないように見えても、使い方が良ければ生きてくるものだ。最近の、出会い系サイトのトラブルや、ネットで知り合った者同士で自殺してしまったりするニュースの事を考えると、インターネットが普及するにつれて間違った使い方する人も増えてしまった事が残念だ。7点(2003-11-12 16:52:53) 4. バトル・ロワイアル 原作も設定に助けられてる部分はありましたが、この映画は小説以上に内容が薄い。色んな意味で悲しくなりました。でも最初の首輪が爆発するシーンまでは良かったんだよなあ。あれはヒヤッとしました。あと、キャスト(タケシの真に迫った演技良かったなあ、原作以上の怖さがでてた。山本太郎と安藤政信の25歳以上コンビもカッコイイ)と音楽(オープニングのレクイエム最高。)と主題歌(←名曲)はあんなに良いのに・・なんでこんなに滅茶苦茶にしてしまったんだろう?生徒は20人くらいに減らすべきですよ。原作と同じに40人もいらないんですから。桐山もただの殺人マシーンと化してて登場させる意味がない。ああ、もったいない。2点(2003-06-04 15:56:35)
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