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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 白昼の通り魔 《ネタバレ》 白昼の通り魔が誕生して終焉を迎えるまでの物語なのだが、後半からシノと先生と(英助と)の愛憎にシフトチェンジしたのは、ちょっと退屈だったかなぁ。 しかし、何人もの被害者を生み出す「白昼の通り魔」というタイトルですが、英助、シノ、先生、そして源治の愛憎劇のみで構成された脚本は、凄いなぁ。些かタイトル詐欺なんじゃないかなぁ?とも、思えるんですが。 序盤、オープニングタイトルがしつこい目に登場する演出は、怖かった。[DVD(邦画)] 6点(2019-03-30 02:25:49)《改行有》 2. ハーモニー(2015) 《ネタバレ》 クソみたいな物語世界の管理社会のせいか、脚本家の稚拙さなのか、そもそもの原作がクソなのか、は、わからないが、キャラクターの魅力の無さと「意識高い系」っぽい空気が、兎に角ハナにツイてしんどい。青臭いを通り越して、なまぐさい。かなり美麗でハイクオリティなアニメーションだとは思うんですが… 「屍者の帝国」といい今作といい、伊藤計劃とはどうやら相性が悪いみたい。[DVD(邦画)] 2点(2016-12-19 03:34:14)《改行有》 3. バケモノの子 大人と子供の両方の目線で紡がれている、物語のバランス感覚が何しか珠玉である。 誇りのある年の重ね方…が、出来ているか否かを問われると「スンマセン出来てません」としか言えない不甲斐無いオトナだが、その不甲斐無さの襟を正さねば遺憾なぁと、細田監督にやんわり説教されたような気がする。(監督、私より年下なのになぁ…ますます不甲斐無い)[DVD(邦画)] 8点(2016-03-05 01:56:40)《改行有》 4. 吸血鬼ハンターD 《ネタバレ》 なんで芦田豊雄に任せたのかは存じませんが、とにかく菊池秀行っぽくない。 そして、Dが喋り過ぎ。一言二言以上の台詞が似合わないキャラクターなのに、二行以上の台詞は駄目でしょう。 動画や美術のコダワリが悪くないだけに、色々と惜しい。[ビデオ(邦画)] 4点(2014-02-14 00:47:26)《改行有》 5. 白蛇伝 「アニメ作品」というジャンルに芸術性を見出せ難い時代に、よくぞここまでの作品を産んでくれたと感謝したくなるような、アニメの母といって過言でない作品。50年以上前の作品という事で、やはり古さを感じますが…この美術、音楽のポップさは素晴らしいですね。動画も躍動感があり、コミカルで可愛い。 しかし、私的には「声優を二人でまかなう」というのはイカガなものかと思ってしまった訳ですが。や、見事でしたが。 蛇足ですが、日本初のカラーアニメとの事ですが、実は世界初の「アニメキャラクターとしてパンダ登場」だそうです。[DVD(邦画)] 8点(2013-02-21 05:06:04)《改行有》 6. パンダ・コパンダ 雨ふりサーカスの巻 《ネタバレ》 洪水、台風といった天災に対し、必要以上にドキドキしていた頃を思い出す。…って、今でもちょっと興奮してるか。私。[DVD(邦画)] 6点(2013-02-13 22:53:06) 7. パンダ・コパンダ 《ネタバレ》 「パンダが人間みたいに動いてるー!!!!」と、子供の心をつかめさえすれば、この映画は大成功なのだと、「パンダが通勤しとるー!!!!」とウケてしまったオッサンの私は思った。[DVD(邦画)] 7点(2013-02-13 22:49:07) 8. 鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星 《ネタバレ》 気になった点は…今作にエドの「誰が豆粒ちんちくりんチビだゴルァ!」的な台詞が無かったのは、なんでだろうか…という点。なんか、深い意味があるのだろうか。もしかして、主題歌を唄っている「チビだけど男前」なヴォーカリストに対しての配慮だろうか。そんな配慮は要らんから、もちっと「鋼の錬金術師」という原作に対しての配慮、そして観賞者すべてに対しての配慮を要す。 その配慮を欠いたムードに加えて、音楽・脚本の「畑違い」が原因と思われる不協和音が参戦し、非常にバランス感覚を欠いた力のない作品になったような気がします。 [DVD(邦画)] 3点(2012-03-03 01:17:24)《改行有》 9. はだしのゲン2 作画が一作目より二作目のほうが真に迫っていており、動画レベルや脚本、演出も現在のアニメと遜色無く、堅実で普遍的な人間ドラマとしての凄みを感じる。 しかし、私の狭い心の所為だろうか、音楽のマヌケさに一寸「コレ、どぉにかならんかったんかのぉ」と感じた。[DVD(邦画)] 8点(2008-07-17 23:09:47)《改行有》 10. はだしのゲン(1983) 「原爆(核兵器)」がどういうモノなのかを子供から大人まで分け隔てなく伝えることが出来る作品。原爆投下によって起きた悲劇を、短い作品時間で包み隠さずギリギリまで描写しきったといえる。 蛇足ながら、本編のメッセージ性のすばらしさとはウラハラに残念ながら音楽がイマイチだと感じたのと、宮崎一成のデビューって古いんだなぁと思った。[DVD(邦画)] 7点(2008-07-14 00:29:33)《改行有》 11. ハリヨの夏 十代の焦燥と苛立ち。そして夏。 使い古されているテーマだと見くびっていたが、凄くドラマティックに仕立て上げられていて驚いた。何しか丁寧。雑味がほとんどない。誠実な作品だなぁと、鑑賞後に溜息。 舞台が京都というのも巧く、於保佐代子を始めとするキャスティングセンスも見事。とりわけ素晴らしいのはPE’Zの音楽。チリチリと切なく、そして深いメロディと映像のマッチングが何とも言えない素晴らしさ。 今後の中村作品は、注目しておきたい。[DVD(邦画)] 8点(2008-06-05 22:51:12)《改行有》 12. 犯人に告ぐ 前作「樹の海」で感じたのは「堅実な物語を撮るのが巧い」という印象の瀧本智行作品。この作品もまさしく「堅実」そのもので、何ともケチのつけようがない。人気の高い原作付きミステリの映像化というやや高めのハードルを、難なくクリアした感じ。豊川悦司の好演や他キャストの存在感、安定感がバツグンにイイ。いやぁ、こういう良作がコンスタンスに発表されなきゃ、邦画も盛り上がんないよなぁ、と、感じました。 個人的には「凌&蓮司」のW石橋のキャストが、嬉しかった。[DVD(邦画)] 7点(2008-04-26 22:16:38)《改行有》 13. 遥かなる山の呼び声 山田洋二作品の安定度の高さには驚かされる。 寅さんシリーズ等を観た後にタビタビ感じることなんだが、山田監督はもしかしたら和風ハードボイルド作品の名手なんじゃないかな?と、思う。しかし、あのベタなラストシーンはイイですね。野暮なのに、何故か文句のつけようがない。渥美清演ずる「95%人工受精士」も、文句のつけようがない。[DVD(邦画)] 7点(2008-02-09 22:57:12)(良:1票) 14. バルトの楽園 生暖かい説教を訥々とされたようなヌルい感じと、主題はハッキリしているもののイマイチ展開の散漫さに無粋さを感じた。が、第九がずいぶん効果的に使われていて、ラストはそれなりに感動できた。といっても、めちゃくちゃ男臭い第九でしたけど。わかりやすい人間愛と第九の勝利といった感じでしょうか。[DVD(邦画)] 7点(2008-01-24 16:39:30) 15. パッチギ! LOVE&PEACE 前作を超えるという難問に、あっけなく白旗といった感じか。前作と比べて散漫ともベタとも言える展開が、残念ではあるが・・・ソコソコ面白かったとは思うが、どうしても前作とのクオリティを比べてしまい低評価になってしまう。とはいえ、及第以下という訳では、ない。配役も相変わらずの巧さ。[DVD(邦画)] 6点(2007-10-15 21:52:25) 16. 破線のマリス 黒木香と陣内孝則の演技力と脚本の緊張感の巧みさはイイ感じだったが、カメラワークのスケール感の無さと火曜サスペンスっぽい音楽の陳腐さが残念。しかしこの手の作品の映画化って、結構難しかったんじゃないでしょうか。テレビ屋は嫌がるだろうし、タイアップ的なものも見込めなさげ、だし。しかしブレる事も無くトツトツと作品が語る「報道の傲慢さ」は、フィクションじゃない。邦画にしては珍しい社会派サスペンスのイイ拾い物。 しかし、オチは気に食わなかった。[ビデオ(邦画)] 6点(2007-08-23 00:42:53) 17. PARASITE DOLLS 《ネタバレ》 う~ん。こんなに悪趣味な近未来なんてありえる?説得力に欠けるDOLLと人間の関係模様に引っ掛かりが。ついつい余計なことを考えて観てしまった。余計なことを感じた私が短慮なのか、余計なことを感じさせた製作者の間抜けな隙なのか。音楽は好みなんですけど。動きも気合入っててAICっぽくないというか。垢抜けたカンジもするんですけど。やけにこのシリーズにこだわる理由は何だ?AIC!みたいな。[DVD(邦画)] 5点(2007-06-07 08:18:53) 18. パプリカ(2006) 「千年女優」と「うる星やつら2・オンリーユー」を足して筒井スパイスを効かせたような作品。ちょっとエンタメでないのが難点か?しかし脚本の珍妙さ・映像の悪趣味さ・音楽のセンスのよさ・キャスティングの嫌味の無さなどが、好印象で楽しめた。しかし、エロは要らんと思いました。[DVD(邦画)] 7点(2007-06-02 22:51:22) 19. 拝啓天皇陛下様 昭和天皇陛下様はこの作品を御覧になりましたか?私は少し泣けもしましたし大いに笑いもしました。[映画館(邦画)] 8点(2007-04-06 23:14:27) 20. 張込み(1958) 《ネタバレ》 犯人は贖罪という救いがあるが、さだ子には残酷な日常しか残っていない。しかし、その残された繰り返すだけかもしれない日常こそが、得難い値打ちなのですよ。と、考えつつも、やっぱり、さだ子は不憫だな。笑。張り込みの一週間は「ちょっとダレるかも?」と思いきや、物語の時間軸の使い方が巧い。「鬼畜」「砂の器」も、そうですが、野村芳太郎作品は「行ってみたくなるロケ地」が多くて、やっぱ面白い。行ってみてぇよ(蟻がでかい)佐賀県![ビデオ(邦画)] 7点(2006-07-28 10:06:42)
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