みんなのシネマレビュー
かわまりさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 296
性別 女性
ホームページ https://kawamari7.hatenadiary.com/entry/2021/09/03/221816
自己紹介 取り締まる法律が必要な(1)XX中毒。生まれた場所のせいで3歳で兆候が現れ、13歳で表彰状物の重症に、今ではより強い刺激を求め(2)X屋の中だけではなくこのサイトに出没、ネットで(3)XXXXXXがないかと探し回るのに誰も助けてくれません。KW = 「かわまり」「はてなブログ」で原子力開発関連の「プロメテウス達よ」と19世紀ヨーロッパを夢と詩で描いた「黄昏のエポック」を公開しています。  (Xの数に文字数が一致する言葉を入れてください。)

空欄の答え:(1)XX=「言語」、「活字」も可、(2)X=「本」、(3)XXXXXX=「読める外国語」、キリスト教国際病院で生まれ、宗教は仏教。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  ハチ公物語(1987) 《ネタバレ》 動画サイトで断片を見て迷わず中古のDVDを購入しました。わたしは断然オリジナル派です。何が良かったかというとストーリーとその演出よりもなにも、江戸情緒が漂う大正から昭和初期の東京の風情がモノクロの当時の写真に色をつけて蘇らせてているように感じられたことです。流れる音楽も秀逸でした。作品の時代は日本にとって激動の時代だったのですが製作者たちは第一次世界大戦や世界恐慌など抜きにこの時代を描きたかったので犬を主人公にした映画を作ったのではないかと思うほど街のたたずまいから立て看板、人々の服装、地方から人々を受け入れて今では落語の中くらいでしか聞けず東京弁としては死滅しているのではないかと思われるべらんめい調東京弁などを楽しみました。そしてこの時代に現存した有名な犬と言えばもちろんハチ公です。こういう観点から作品を評価すればハチが死ぬ前に見た幻想シーンで秋田犬俳優が仲代達也に投げつけられて撮影されたシーンをリチャード・ギアの胸に犬俳優が背伸びして両前脚をのせるよく出来て自然な演技と比較してどうのなんて言えません。リメイクの舞台はアメリカ人の大半が知っているアメリカにはどこにでもある現代の都市郊外のベッドタウンです。よく知られているストーリーにも言及しておきましょう。上野教授が最後となる授業に出かける前に人間は感じない異変を感じて異常を知らせる行動を取ったり教授の通夜で位牌の前で泣き声を立てたりしたことからもハチは上野教授が亡くなったことを知っていたとわかります。人間にでさえ「この家にいると主人がまだ生きているような気がして。。。(妻)」や「ハチを見るとお父さんを思い出す。(娘)」のように自分にとって心地よい幻想を現実だと信じたい願望があります。ただ人間は「ご臨終」の意味を知っているし納棺から通夜、告別式、四十九日などの儀礼を経て好ましかった過去から自分を引き離して好ましくない現実に向き合って適応することを強いられます。犬や狼のように社会的な動物にはきっと同胞の「ご臨終」を意味する仕草か合図があってそれをハチに提示すればハチは未亡人のおじさんの家に収まったはずなのですが、悲しいことにハチには敬愛するボスである上野教授の死を犬語でもって知らされず、近親者の死に際しての犬式通過儀礼も無かったので「上野先生は亡くなったかもしれないけれどそうじゃないといい。」という思いが高じて「先生はきっと生きている。だって先生のご遺体も犬式葬儀も見てないもん。」という感じで上野教授の死の現実を受け入れずに9年間の渋谷駅通いをしたのです。ハチの愚かさではなく人間には許されない幻想を生き抜いた姿が涙を誘うのです。それにしても犬はやはり人間の最良の友人、そして秋田犬俳優とトレーナーの皆様、時代考証と美術担当の皆様、ご苦労様でした。[DVD(邦画)] 9点(2018-05-29 04:35:49)

2.  白痴(1951) 映画会社の都合で大幅にカットされてしまったことが返す返すも残念な作品。特に悲劇のヒロイン那須妙子を演じた原節子の真に迫った演技は「原節子は美貌だけのダイコン」あるいは「いつでも意味不明な薄笑いを浮かべて演技する女優(注:わたしが知る限りでは小津安二郎監督の作品ではそうでも黒沢明監督の作品ではそうではありません。多分、小津の指示で作らされた表情だと思います。)」などの酷評を払拭して余りあるものです。原作未読で鑑賞した後、目下原作を約半分読破したところですが、優れた文学作品というものは優れた映画監督と俳優の手にかかると背景、音楽などが文字による説明の欠如を補って原作と対をなす別種の芸術作品になります。もしも、松竹映画会社が先々ディレクターズカットのDVDなるものが一般家庭で堪能されるようになるとわかっていたら・・・編集前のフィルムが全て残されていたら・・・黒沢に編集のチャンスが再度与えられていたら・・・その作品は10点満点になっていたと思います。嘆いても甲斐のない幻の作品と本作品それのみに対する大方の鑑賞者がつけている点数のちょうど真ん中の点数を進呈します。[DVD(邦画)] 8点(2013-01-12 12:48:37)

3.  半落ち 惜しい!坊ちゃんぽいイメージがある寺尾聡のせっかくの新鮮な演技・・・妻にほだされて嘱託殺人を犯す元警官・・・やアルツハイマー症患者介護や骨髄移植といった重要な事柄に対する問題提起を非現実的な設定やシーンが台無しにしています。刑事同士が自己主張むきだしで同僚に手をかけたりなんて刑事の間どころか実際の社会人の間でもありえないし、副裁判官の幼稚っぽさも非現実的だし、ましてや自分の家庭に老人ボケを抱える裁判官がアルツハイマー症がからんだ事件を審理することはありえないと思います。これから始まる裁判員制度でも各裁判員が担当する事件と同様の問題を抱えたり過去に経験したりしていないかどうかは事前に厳しくチェックされるはずなのです。もっと細かいことを言えば、アルツハイマー症患者は自分の間違いを指摘されると激昂するのが普通で、どうころんでも「あら、私まちがってたわ・・・。だから殺して。」なんては絶対に言わないのです。どんな名優の名演技をもってしても細部の整合性や現実性に気を配られていなければ作品は台無しということです。4点(2004-06-30 01:37:46)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS